SSP01b 『太陽の法』実践講座(&報告)⑮ 第1章 補足

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

 🙂 『太陽の法』第1章の要点

・⇒SSP01「『太陽の法』実践講座①」で、以下の①,②の『太陽の法』の第1章の要点を紹介しました。
・今回は、③の要点を加筆します。

 普遍の真理と変転する世界

要点

① 生々流転の法則

『太陽の法』では、次のように説かれています。

人間は、この地上に生まれて以来、あの燦燦と光を投げかける太陽のもとに、さまざまの存在を見たり、生きとし生けるもの、ありとしあらゆるものを見てきました。そこに、ひとつの真理であるところの、普遍の法則があることを私たちは見抜かねばなりません。
そして、その法則こそ、生々流転の法則なのです。
(生々流転の法則とは、)この地上のものには誕生のときがあり、生長のときがあり、衰退のときがあり、そして、消滅のときがあるということです。(p23)

② 不変の実在

・生々流転の奥にあるのが普遍の真理です。

『太陽の法』では、次のように説かれています。

時間の流れの中で流転する存在の背後には、永遠に変化しないなにかがあるのです。(p26)

変化のなかにあって変化しないなにか、流転のなかにあって流転しないなにかがあるのです。そして、このなにかこそが、あるときは実在といわれ、ある時は理念といわれ、また、あるときはイデアといわれるものなのです。
人間の本質は、時間の流れのなかで流転してゆくはかない存在ではなくて、永遠に不変の実在なのです。この不変の実在こそ、生命であり、魂であり、霊であります。(p27)

③ 多次元宇宙の存在

・『太陽の法』では、pp34~44で、「多次元宇宙について」説かれています。
・この多次元宇宙は、心のなかにある宇宙でもあります。

・『太陽の法』の第2章で、「一念三千論」が説かれています。
・この一念三千論は、心のなかの多次元宇宙(と多様性)から出てくる教えです。

🙂 『太陽の法』第1章で説かれている多次元宇宙の実践

・多次元宇宙の教えを実践的にとらえるには、次の二つの面があります。

① 長期的な修行の指針
・多次元宇宙は、心の発展段階です。

・私たちは、永遠の転生のなかで、五次元から六次元、六次元から七次元へと霊格があがるように修行をしています。
・今の自分の心境を確認して、一つ上の段階を目指すのが、正しい修行論です。

② 日々の指針
・修行者にとっての日々の指針である「八正道」は、一念三千論をもとにつくられています。

・わかりやすく説明しますと、私たちの心は、(その出自が菩薩であろうと、むかし地獄にいた人間であろうと、)日々に揺れています。
・だから、毎日、八正道で心の修正をする必要があるのです。

実践的な考え方

・しかし、現実に、毎日反省をきっちりとできている人間は少ないと思います。

・その理由は、自分の心の汚れに気がつかないからです。
・汚れに慣れているので、汚れていても平気です。
(他の仕事の方が重要に見えるので、反省の必要性を感じません。)

・反省をしないので小さな汚れが徐々にたまっていき、大きな汚れとなっています。
・心の汚れが大きいので、毎日つく小さな汚れに気がつかなくなっています。
(でも、心はなんだか苦しみや不安を抱えていて、心の揺れを感じています。)

・そこで、自分の心の汚れに気づき、毎日反省できるようにするための方法を紹介します。

① 光を入れる

・時間をとって反省をしたり、精舎にいったり、ご法話を聞いたりして光を入れます。

② 光の実感、心の汚れを実感する
・光を入れると、光を実感できたり、心の汚れを実感できたりします。
(実感できるまで、光を入れる必要があります。)

③ いろいろな心を発見する
・光を実感したときでも、心の汚れを発見したときでも、どちらでも構わないのですが、自分の心のなかに、いろいろな心(=マインド・セット)があることを発見します。
(わかりやすく、“ほんとうの自分”と“にせものの自分”の発見とか、“天使の心”と“悪魔の心”の発見でもいいです。)

④ にせものの自分の発見
・現実に直面する勇気がある方でしたら、ふだんの自分は“にせものの自分” であることに気づくと思います。
(ここで、ふだんの生活で曇りをつくっていることを実感できないようであるならば、「心の見つめ方が足りない」という点が、「にせものの自分」です。)

⑤ にせものの自分を反省する
・にせものの自分に気づいたら、毎日反省をします。

⑥ 多次元宇宙の発見
・慣れてきたら(十年以上かかるかもしれませんが)、自分の心のなかに多次元宇宙(別々の心)があることに気がつくようになります。
(五次元 - 平和が好きな自分)
(六次元 - 成功したい自分)
(七次元 - 純粋に人の役に立ちたい自分)

・自分の心の中にある多次元宇宙が、「別のものであり」、かつ「一つのものである」ことがあることがわかると、その分かった程度に応じて、心のコントロールができるようになると思います。 

SSP14 『太陽の法』実践講座(&報告)⑭ 第6章エル・カンターレへの道

 🙂 第6章「エル・カンターレへの道」のポイント

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・今回は、第6章の「エル・カンターレへの道」の教えを実践的に考えています。

・SS007「第6章『エル・カンターレへの道』」で紹介した、第6章のポイントを再掲します。

① にせものの自分を捨てる
・私たちは、人生修行のためにこの地上に生まれてきます。
・人生修行の目的は、ほんとうの自分の発見です。

・しかし、ほんとうの自分を発見しようとしてもなかなか発見できません。
・ほんとうの自分を発見するためには、「ほんとうの自分を発見しようとする」よりも「にせものの自分を捨てる」ほうがかんたんです。

② 主の使命の実現
・今は、至高神であるエル・カンターレが御降臨されている奇跡の時代です。
・主の御降臨の奇跡の時代に生まれ合わせるということは、永遠の転生で唯一のチャンスです。

主の使命実現のお手伝いをすることは、すべてのことに優先する最優先事項です。

・「にせものの自分を捨てること」も、「主の使命実現のお手伝いをする」ことも、私たちの人生の目的そのものと言えると思います。

・今回は、「にせものの自分を捨てて、主の使命実現のお手伝いをする」ために、私が実践していることを紹介します。

 🙂 使命実現のための私の真理の実践

・「にせものの自分を捨てて、主の使命実現のお手伝いをするために、私が実践していることをまとめると、次のようになります。

ほんとうの自分をかいま見る

・まず、今の自分が「にせものの自分」であることを気づくために、「光輝くほんとうの自分」がどういうものであるかを知る必要があります。

・「ほんとうの自分」をかいま見る方法には、次の二つの方法があると思います。

① 幸福の科学の行事での光体験
・幸福の科学の秘法や、研修を受けて、「光体験」をすることです。

・私の場合は至福体験や小恍惚感の体験で、本来の自分は「愛ある自分」であることや、「無我の幸福」を実感しています。

② 体験からくる仏性の発見
・永続的に無我夢中になれることを発見すれば、自分の仏性が見えてくると思います。

・私の場合は、真理の学習や、考えること(禅定すること)が大好きです。

にせものの自分に気づく

・次に、ふだんの自分の姿が「にせものの自分」であることに気づくことが必要です。
・にせもの自分の状態には、次の二つの状態があります。

① 心の揺れを意識する時
・嫌なことがあり、心が揺れている時です。

② 現状維持を願う怠惰な時
・特別に嫌なことがなく、時間を潰している時です。

・ほとんどの人は、上の二つの状態のどちらか、つまり、「にせものの自分」の生活をしていると思います。

・私の場合は、毎朝の禅定をして光を感じながら反省をして、「にせものの自分」を確認しています。

真理の実践をして「にせものの自分を捨てる」

・信仰生活を続けていると、
「光を感じる」⇒「反省ができる」⇒「気づきがある」⇒「学習する」⇒「真理の理解を深める」⇒「光を供給できる」
という循環をつくれるようになります。

・しかし、気を抜くと、
「欲が出てくる」⇒「欲を満たすための行動をする」⇒「光がなくなる」⇒「欲望や怠惰の心が強くなる」⇒「信仰生活が面倒くさくなる」
という悪循環にはまります。

・悪循環に入らず、善の循環をつくるための方法は、信仰生活の習慣化です。
(「凡事徹底」を学ぶとよいと思います。)

今回の結論

信仰生活の習慣化で、エル・カンターレへの道を目指す

SSP13 『太陽の法』実践講座(&報告)⑬ 第5章⑥ 科学と宗教の統合

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・⑧から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

 🙂 科学と宗教の統合

・SSP08「『太陽の法』実践講座⑧」で、ムー文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

アトランティス文明】
「特徴」 ⇒ 科学の発達した知性文明

私の得意なこと ⇒ 科学的な知性は発達していると思います。
私の不得意なこと ⇒ 機械は苦手です。

・アトランティス文明は、科学偏重になり、文明が崩壊しました。
・現代は、アトランティス文明に似た科学偏重の時代です。
・アトランティス文明の教訓をしっかりと学んでいきたいと思います。

目的と手段

・神様の創られた宇宙の運動法則は、弁証法的発展です。
・弁証法的発展とは、一見矛盾するものの対立と統合の運動です。

「この世とあの世」も、「心の世界と物質世界」も、「科学と宗教」も弁証法的に発展します。

・「この世とあの世」も、「心の世界と物質世界」も、「科学と宗教」も対立するものが弁証法的に発展しますが、この時、考えなくていけないことは、「対立する両者の関係は平等の関係ではない」ということです。

・結論を先に言えば、「この世とあの世」では、「あの世」が主(目的)で、「この世」が従(手段)です。
・「心の世界と物資世界」では、「心の世界」が主(目的)で、「物質世界」が従(手段)です。
・「科学と宗教」では、「宗教」が主(目的)で、「科学」が従(手段)です。

現在起きていること

・現在起きていることは、この主と従の逆転です。

・「科学と宗教」の関係で言えば、科学の方が主になって、宗教は従というより陰になっています。

現代の市場

・その弊害は、いろいろなところで起きています。
・当サイトで紹介をしている投資の世界を例に説明します。

・現在の市場ではAI投資(人工知能による投資)が主流になっています。
・AI投資は、短期のお金目的のための投資で、企業の発展という投資本来の目的を失っています。

・神は、永続的に発展を願ってこの宇宙を創られました。
・したがって、神様中心の考え方は永続的に発展する考え方です。
・逆に、神様中心という本来の目的を失った考え方をすると、長期的には破綻する危険性があります。
(現代の市場は、ゼロサムのばくちになっていて、循環による発展が望めない世界です。)

・つまり、AI投資主流の市場は、どこかで破綻する危機がある市場なのです。
(短期的には半分の人は破綻しますし、長期的には全員どこかで破綻するシステムです。)
・実際に、今、破綻しかけている中国は、仮想通貨やサイバー攻撃を使って市場を混乱させようとしています。

何をしていくか

・神の御心にかなった世界をつくるには、ここで、神の御心と反するものと戦っていかなければいけません。
・あるいは、神の御心に反するものがどこかで破綻することを見届け、新たな再出発をはからなければいけないのかもしれません。

・いずれにせよ、現代の市場は、今、転換期を迎えようとしています。

SEG投資法

・SEG投資法では、何が神の御心に添い、何が神の御心に反するかを明確にし、神の御心に反するものが衰退することを見極め、、神の御心にかなった企業を応援することにより、成功することを証明したいと思います。

SSP12 『太陽の法』実践講座(&報告)⑫ 第5章⑤ 宗教的な素養を伸ばす

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・⑧から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

 🙂 宗教的素養を伸ばす

・SSP08「『太陽の法』実践講座⑧」で、ムー文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ムー文明】
「特徴」 ⇒ 光文明

私の個性 ⇒ 光を感じる力はある程度あるけれど、それほど発達していない感じもしています。

私の得意なこと ⇒ 宗教的素養のなかで、上求菩提の心は強いと思います。
私の不得意なこと ⇒ 宗教的素養のなかで、下化衆生の心は弱いと思います。

宗教的素養の伸ばし方

・世界は弁証法的に発展します。
・弁証法的発展とは、一見矛盾する二つの性質が「正」⇒「反」⇒「合」の形で統合していくことです。

・宗教的素養には、「上求菩提」と「下化衆生」の矛盾する二つの面があります。

・多くの人間は、この二つの性質のどちらかが得意で、どちらかが不得意であると思います。
(私の場合は、「上求菩提」の方が得意です。)

・しかし、宗教的人格をつくりあげるには、この二つの性質をバランスをとって統合させていく必要があります。

・統合の方法には、次の二つの方法があります。

① 時間的発展
・自分の得意な方を伸ばし、ある程度のレベルに達したら、不得意な部分の修正に専念する。

② 空間的な発展
・自分の不得意な部分を補ってくれる仲間を探し、連携をして成功を目指す。

私の場合

・私は、現在、次の三つの方法で弁証法的発展を目指しています。

① 仲間との統合
・私は、「真理を学ぶ力」がありますので、「仕事能力」のある仲間と仕事をして成功を目指したいと考えています。

② 後世への遺産
・このサイトの記事は、「自分が学んだことを後世に伝えて、主のお役に立ちたい」という思いで書いています。

③ 来世の自分への言葉
・今、考えているのは「来世の自分向けに言葉を遺したい」ということです。

・私の魂の兄弟に成功系の魂がいれば、「今世の私の学びを来世の成功に役立てたい」ということです。

SSP11 『太陽の法』実践講座(&報告)⑪ 第5章④ 慢心と劣等感の修行

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・前々回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・SSP08「『太陽の法』実践講座⑧」で、ラムディア文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ラムディア文明】
「特徴」 ⇒ 芸術の発達した感性文明

私の得意なこと ⇒ 自然の美、調和を感じる力は発達していると思います。
私の不得意なこと ⇒ 芸術的センスはないように思えます。

 🙂 慢心と劣等感の魂修行

・私の緑色的な性質は、荘子様が大好きなことに象徴されています。

・したがって、私にとって、今回の宏洋氏の事件は、まるごと魂修行の材料として考えることができます。

芸術的人間の独善性と慢心・劣等感

・芸術的センスに恵まれている人間は、独特の感覚があるので、どうしても独善的になりやすいところがあります。

・私は、芸術的センスには恵まれていませんが、自分独自の感覚はあります。
(小さいころ、私は、みんなと考えることが違うので、自分を宇宙人と思っていました。あながち、間違えでもなかったようです。)

・独自の感覚は、独善的なところ、慢心につながるところは否めないような気がします。

・慢心している人間は、自分が成功しているときは、「自分がすべて正しい」「自分中心に世の中が回っている」と感じます。

・しかし、そんな慢心は長続きしません。
・すぐに、失敗をして、今度は劣等感で落ち込みます。

慢心と劣等感の魂修行

・慢心と劣等感の魂修行は、芸術的人間に限らず、すべての人間に共通している魂修行の課題であるかもしれませんが、調和的な人間の場合は、それが100%心の問題になります。

・ここでは、心の問題としての慢心と劣等感の修行について考えます。

・私が考える「慢心と劣等感の魂修行のポイント」は、次の三つです。

① マイナスの心に気づくことが大切

・慢心と劣等感の問題は、六次元以降の人間ならすべての人が通過しなければいけない魂修行の課題だと思います。

成功をしているときに、大切なことは、「自分はどこかで慢心をしている」と気づくことだと思います。

・また、劣等感で苦しんでいるときには、「それが、人生のふつうの姿である」と知ることが大切です。
・劣等感で苦しんでいるときに、そこでもがけばもがくほど深みにはまることがよくあります。
(劣等感で苦しんでいるときに、「客観的になれ」といっても無理なのですが、それでも、この方向で努力をすることです。)

・つまり、大切なのは、「マイナスの心をなくそう」とするのではなく、マイナスの心に気づくことだと思います。

・なぜなら、この地上修行の課題は、「弱い心との戦い」であり、「弱い心をなくすこと」ではないからです。)
(この弱い心がないと魂修行にならないのです。)

② 弱い心に支配されてはいけない

・心の執着を100%なくすことはできませんが、執着に心を支配されてもいけません。

・私たちにとって大切なのは、執着しすぎないことです。

・具体的には、順境にあるときには、あまりいい気持になって浮かれすぎないことです。
・逆境にあるときには、自分のみじめな姿にとらわれすぎないことです。

・つまり、どんな環境にあっても淡々と努力することです。

・どんな環境でも努力する心は、信仰心から出てきます。
・信仰心があるということは、「感謝と精進の心がある」ということです。

・淡々と努力する心さえあれば、あとは時間の問題です。

③ 祝福の心と許す心

・また、慢心と劣等感を克服する修行として説かれているのが、「祝福の心」です。

・これは、慢心と劣等感を克服した指標としても使えます。

・マイナスの心にとらわれなくなってくると、成功している人に対しては祝福の心、失敗した人に対しては許す心が出てきます。

・なぜかというと、成功している人に対しては、努力をしている姿が見えてくるからです。
失敗した人に対しては、自分と同じ「心の弱さ」が見えてくるからです。

・菩薩への道として、「祝福の心」と「許す心」も、心に刻みつけたいものです。

(「慢心と劣等感は、『太陽の法』実践講座のメインテーマの一つである」と思っています。)
(今後も取り上げていきます。)

SSP10 『太陽の法』実践講座(&報告)⑩ 第5章③ 文転の秘法

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・前々回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・SSP07「『太陽の法』実践講座⑦」で、ミュートラム文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ミュートラム文明】
「特徴」 ⇒ 研究力のある唯物的文明

私の得意なこと ⇒ 物事の分析能力はあると思います。
私の不得意なこと ⇒ 肉体的な感性が発達していません。
(五感の感覚は悪いと思います。)

・今回は、ここからでてきた具体的な今世の魂修行の内容を考えていきます。

 🙂 理系人間と魂修行

理系人間の問題点

・今回のテーマは、「理系人間と魂修行」です。

・ミュートラム文明では、分析的な唯物論的な文明が発達しました。

感性的な能力と理系的な能力の両方を持ち合わせた人間が活躍した時代だと思います。

・唯物論的な文明の最大の欠点は、心の存在がわからないことです。

・心の存在がわからないと、人間を論理や規則で動かそうとして失敗します。

・1990年代の幸福の科学では、職員に理系人間が多く、支部長と婦人部の意見がかみあわず大きな問題になりました。
(職員にはパソコン相手に仕事をすることが得意な人間が多く、そうしたタイプの人間は、頭で考えた真理で信者さんを動かそうとします。)
(婦人部は、自分たちの気持ちを理解しない支部長にいら立ちを覚えます。)

*私の結論を先に言っておきますと、分析的な理系人間も、心重視の文系人間も、結果重視のレプタリアン系人間*も、共通の弱点は、本質論がわからないことです。
(本質論を理解するには、おそらく、深い洞察力か、心の深いところに響くような体験が必要だと思います。)

「文転の秘法」のポイント

・主からは、「理系人間が人間相手の仕事ができるように」と、「文転の秘法」を授かりました。

・私も、本部からは理系人間の代表のように見られていて、特別に、修行をする機会を与えられました。
(後に、志願をして、「文転の秘法」の研修講師をするようにもなりました。)

・研修ですので、「文転の秘法」の内容を開示することはできませんので、ここでは、私がつかんだ「文転の秘法」のポイントを紹介したいと思います。

① 人間は、心で動く
・上に述べたように、理系人間は、「人間は論理や規則で動く」と勘違いをしています。
(頭で理解できたことを「わかっていること」と思っています。)
(たとえば、「与える愛が大切です」と頭で考えれば、「与える愛の実践ができる」と思っています。自分は「『与える愛』がわかっている」と思っています。)

(実は、心中心の人間でも、人に説教をするときや、人を批判するときは、頭で理解した真理を使って人を批判していることが多くあります。)

・しかし、現実には、人は論理では動きません。
(身もふたもない言い方をしますと、ほとんどの人は、「自分の利益*」でしか動きません。)
*自分の利益:この場合の「自分の利益」という言葉は非常に大きな意味での「自分の利益」です。

② ものごとの前提は変化する
・理系人間はルールがしっかりしているところ、前提が明確であるところで、物事を考えるのが得意です。

・一方で、場外乱闘をしたり、人間心のように移り変わるものを相手にしたりすることは苦手です。

・しかし、現実の世界は、ルールのなかで戦うことよりも、場外乱闘の方が多く見えますので、文系人間の方が出世しやすいのです。

・しかし、しかしです。
・仏の法を理解し、宇宙の次元構造や弁証法的発展を理解すると、宇宙は縁起の理法のもとに動いていることがわかります。
(つまり、文系と理系の考え方を統合できないとほんとうの悟りには至らないと思います。)

③ ものごとの結論には多様性がある
・私たちは、「正しさ」という言葉を〇×のような形で捉えたがりますが、世の中には客観的な「正しさ」というものは存在しません。

・世の中には、さまざまな人がいて、それぞれの価値観を持っています。
・「誰が正しい」ということは言えません。

・「正しさ」があるとすると、人・時・所での「正しさ」しかありません。
・言いかえれば、「正しさ」には多様性と無限のレベルがあります。
(真理的には、「正しさ」は「仏の御心」にありますが、「仏の御心」に至る階梯は無限です。)

④ 矛盾の統合
・矛盾する「正しさ」が対立した時の解決法が弁証法的発展です。

真理は、一見矛盾したものを統合します。

現実と理想のギャップは、「努力」により統合できます。
人と人との対立は、「愛」によって統合できます。
「許す愛」によって、善導できます。

今回の結論

発展には、心の本質を理解する文系的能力と、世の中のできごとを分析する理系的能力の両方が必要である。

SSP09 『太陽の法』実践講座(&報告)⑨ 第5章② 霊能力と魂修行

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・前回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・前回、ガーナ文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ガーナ文明】
「特徴」 ⇒ 好戦的な超能力文明

私の得意なこと ⇒ 仙人的な意味での霊的な能力を発達させることはできたと思います。
(勘はよいと思います。)
私の不得意なこと ⇒ 天狗的な意味での霊的な能力に欠けています。
(念力が弱く、戦いに弱いです。)

・今回は、ここからでてきた具体的な今世の魂修行の内容を考えていきます。

 🙂 霊的能力と魂修行

天狗系、仙人系の特徴

・今回のテーマは、「霊的能力と魂修行」です。

・天狗系、仙人系の人間の魂修行を考えます。
・天狗系、仙人系の人間は、若いころから特別な能力を発揮して、優秀だと認められることがあると思います。
(お坊さん系の場合は、どちらかというとできないで劣等感を感じることが多いと思います。)

・私の場合は、お坊さん系と仙人系の両方の特徴を持っていたと思います。
妙な自信と、劣等感です。)

・したがって、魂修行の課題は慢心です。

(もっとも、魂修行の課題としての慢心は、天狗系・仙人系だけではなく、今世の仏弟子全員の共通の課題だと思っています。)

慢心の問題点

・慢心(の問題点)を整理すると、以下のようになります。

① 特別な体験をする
・霊的な能力(特別な能力)を持つ人間は、成功体験を得たり、人が体験できないような特別な経験をすることができます。

② 自分の考えが正しいと思う
・人間は、だれしも、「自分の考えていることが正しい」と思っているものです。

・特殊な能力を使って成功したり、他の人ができないことができるようになると、その確信は、さらに強くなっていくと思います。
(成功体験がなくても、霊的能力があるだけで「自分が偉い」と感じる人は多いと思います。)

③ どこかで、仕事能力が自分(守護霊)のキャパを超えて失敗する
・しかし、人間は成長するにつれて、どこかで、仕事能力の限界が来ます。

・そこで、失敗をします。

④ 失敗を環境のせい、人のせいにする

人間の差はここで出ます。

・失敗をしたときに、天狗系・仙人系は人のせい、環境のせいにします。
(お坊さん系は、劣等感で沈みます。

⑤ 悪霊・悪魔の憑依

・そこで悪霊、悪魔の憑依を受けます。

・ここで、苦しくなったときに、「ちゃんとした反省できるかどうかが人生を分けます。
(死ぬまで反省できない人間も多い気がします。)

私の場合

・私の場合は、お坊さん系と仙人系の両方の魂の兄弟がいる感じがしています。

・この両者が、悪い方にからみ合うと悲惨になります。
(結果を求めて欲を出すが、戦いに勝てずに、劣等感で沈みます。)

・この両者が、弁証法的発展をさせることができたときに浮上できます。
(心の平静と成果を出す能力と相乗効果です。)

 

SSP08 『太陽の法』実践講座(&報告)⑧ 第5章① カルマを考える

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・今回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えていきます。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。

・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。

・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・今回は、過去の文明の特徴と、そこで、どんな得意、不得意をつくってきたのかを、私の個人の例で紹介します。
・そして、次回以降に、そこからでてくる具体的な今世の魂修行の内容を考えていきます。

 🙂 各文明の特徴と私の個性

・第5章にでてくる各文明の特徴と、そこから生まれてきたと予想される私の個性は以下の通りです。

① ガーナ文明
「特徴」 ⇒ 好戦的な超能力文明

私の得意なこと ⇒ 仙人的な意味での霊的な能力を発達させることはできたと思います。
(勘はよいと思います。)
私の不得意なこと ⇒ 天狗的な意味での霊的な能力に欠けています。
(念力が弱く、戦いに弱いです。)

② ミュートラム文明
「特徴」 ⇒ 研究力のある唯物的文明

私の得意なこと ⇒ 物事の分析能力はあると思います。
私の不得意なこと ⇒ 肉体的な感性が発達していません。
(五感の感覚は悪いと思います。)

③ ラムディア文明
「特徴」 ⇒ 芸術の発達した感性文明

私の得意なこと ⇒ 自然の美、調和を感じる力は発達していると思います。
私の不得意なこと ⇒ 芸術的センスはないように思えます。

④ ムー文明
「特徴」 ⇒ 光文明

私の個性 ⇒ 光を感じる力はある程度あるけれど、それほど発達していない感じもしています。

私の得意なこと ⇒ 宗教的素養のなかで、上求菩提の心は強いと思います。
私の不得意なこと ⇒ 宗教的素養のなかで、下化衆生の心は弱いと思います。

⑤ アトランティス文明
「特徴」 ⇒ 科学の発達した知性文明

私の得意なこと ⇒ 科学的な知性は発達していると思います。
私の不得意なこと ⇒ 機械は苦手です。

SSP07 『太陽の法』実践講座(&報告)⑦ 第4章④

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします
(『太陽の法』の教えの要点は、シリーズSSで紹介したものと同じです。)

・8月末から4回に分けて、第4章の「悟りの極致」を学んでいます。

 🙂 『太陽の法』第4章の要点

・『太陽の法』の第4章の要点は、以下の通りです。
(前々回、紹介したものを再掲します。)

① 悟りとは何か

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りとは、仏のつくられたこの世界の原理を究明しながらも、自ら自身が仏に近づいてゆくということです。(p185)

② 悟りの功徳

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りの功徳とは、人生のやりなおしがきくというところにあるのです。(p193)

③ 悟りの方法

『太陽の法』では、次のように説かれています。

・悟りの方法とは、結局のところ、仏の境地と、自己の境地とが、融合されていくための手だてなのです。仏の心を心として生きるには、どうしたらよいのかという方法なのです。真理にそった生き方とはなにかを探ることなのです。
 そのために、ひとつには真説・八正道の道があり、いまひとつには、愛の発展段階があるのです。(p195)

・今回は、前回に引き続き、三番目の「仏説・八正道」の実践についてです。

 🙂 私の八正道の実践

「八正道」全体と「正見」

・私は、八正道を実践するにあたり、次の三つの視点が大切であると考えています。

① 「苦」を見つめる

・まず、「心の苦しみ」をしっかりと見つめることです。
・人生のイライラや不安の80%は得体のしれないものに対するイライラや不安感です。
・「四苦八苦が、『苦』のすべてである」とあると理解している人は意外に少ないような気がします。

・四苦八苦が理解できていれば、執着をとるのは容易になると思います。

② 反省の前提を決める

・「苦」の原因も、理想の姿も、理想実現の方法もいろいろあります。
・何を考えるのかをはっきりさせないと、何も考えることができませんが、固定観念にとらわれていても反省はできません。

人生の目的を明確にし、自分の現在のレベル魂修行の課題を明確にして反省をすることが必要です。
・反省の前提を決めるのが「正見」です。

・反省が苦手な方は、この「正見」のところができていないと思われます。

③ 具体的実践法

・私は、基本的には、朝の祈りの時間の前に、自分の心を見つめ、その日その日の中心概念を確認し、「祈りの時間」で、「教えの実践を考えつつ」、「仏の七色の光」概念を吸収・発散のイメージを持っています。
(この「中心概念の確認」のところが「正見」になります。)
(自分の正しさの判断基準を確立するのです。)

心が揺れたときは、すぐに禅定、反省をします。
・そのときに、必要な真理が心に浮かんできます。
・そこで、その真理に該当する経典を読み、再び反省に入ります。

・「仏説・八正道」を読誦しながらの毎日の反省は、最近はしていません。
・心が揺れたとき、光を入れたいときに、『正心法語』一冊の読誦をすることはよくあります。

八正道の実践

「正見」「正念」

・朝の祈りの前に、「真理中心」の自分を取り返し、祈りの時に「光」を入れ、「この宇宙が光でできていること」、「すべては縁起の理法のもとに動いていること」などを確認します。
(「正見」「正念」です。)
・前日に、心揺れることがあって、反省がすんでいない場合は、このときに反省をします。
(「正思」です。)

「正思」

・心が揺れたときは、すぐに「正思」の反省をします。

・「心が揺れる原因」は、「人の評価」「経済的な不安」がほとんどです。
(今は、経済的な不安は、ほとんどありません。)
(でも、株価が下がると心が揺れます。)

「正語」「正業」「正精進」

・私の生活の基本は、真理の勉強「奇跡へのチャレンジ」「出家時代の反省」、その結果としての「このサイトの執筆」です。
・これは、習慣的に行っています。
(勉強、仕事、反省は一体になっています。)

「正命」

・現時点で、いちばん仏弟子失格の生活をしているのは、夕食から夜寝るまでの時間です。
・ここは、完全にリラックスタイムになっています。
・読書はしていますが、あまり生産的な時間をすごしていません。
(テレビを見ていることも多いです。)

・この時間に「反省」をするのが理想的なようにも思えますが、かなりハッピーに過ごせているので、毎日流されています。テレビを見ていると、世の中の人々の考えを知ったり、自分の心が揺れたりして、反省のテーマが出てくることも多いので、「これもそれほど悪くないか」という言い訳をしています。

・私が、現状で、かなり幸福を感じているのは確かですが、「これが最善でない」ということも薄々感づいています。
・自分の実力を知って、自分の中道を探すのが本サイトの目的です。
・この現状をどう自分の発展、愛の発展に結びつけられるかを考えています。

SSP06 『太陽の法』実践講座(&報告)⑥ 第4章③

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします
(『太陽の法』の教えの要点は、シリーズSSで紹介したものと同じです。)

・前回から3回に分けて、第4章の「悟りの極致」を学んでいます。

 🙂 『太陽の法』第4章の要点

・『太陽の法』の第4章の要点は、以下の通りです。
(前々回、紹介したものを再掲します。)

① 悟りとは何か

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りとは、仏のつくられたこの世界の原理を究明しながらも、自ら自身が仏に近づいてゆくということです。(p185)

② 悟りの功徳

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りの功徳とは、人生のやりなおしがきくというところにあるのです。(p193)

③ 悟りの方法

『太陽の法』では、次のように説かれています。

・悟りの方法とは、結局のところ、仏の境地と、自己の境地とが、融合されていくための手だてなのです。仏の心を心として生きるには、どうしたらよいのかという方法なのです。真理にそった生き方とはなにかを探ることなのです。
 そのために、ひとつには真説・八正道の道があり、いまひとつには、愛の発展段階があるのです。(p195)

・今回は、三番目の「仏説・八正道」の実践についてです。

 🙂 「正見」とは

・仏弟子の生き方の中心は、「八正道」と「愛の発展段階」に添った修行をすることです。

・現実には、なかなか実践できませんが、これは「永遠」についてまわるものだと思います。

心の構造と「正しさ」

・「八正道」が実践できるかどうかの第一のポイントは、「『正見』ができるかどうか」ということです。
(参考 『仏陀の証明』)

・ここで、「正見」のお話をする前に、「心の構造と『正しさ』」についてのお話をします。
・要点は、次の三つです。

① 人間の心には多様性と次元構造である
・『太陽の法』や『永遠の法』で学んでいるとおり、人間の心には、多様性と次元構造があります。
・つまり、いろいろな心を持てる可能性があります。
(参考 『太陽の法』一念三千論)

② 人によっても、各次元によっても、「正しさ」の判断基準(ものの見方・マインドセット)が違ってくる

・人間は、自分の判断基準にしたがってものごとをの是非を判断しますが、その判断基準は、その人の性格やすむ次元によって違ってきます。
・各次元のおおよその判断基準は以下の通りです。

三次元的(肉体中心)⇒ 肉体中心の欲望
五次元的な人    ⇒ 人の評価(調和・争いが起きるか起きないか)
六次元的な人    ⇒ 人の評価(発展・偉いか偉くないか)
天使的な人     ⇒ 愛(みんなの幸福)

・つまり、人間は、自分の「正しさ基準」でものごとを見て、その結果、いろいろな幸不幸が出てくるのです。

・したがって、「正見」とは、「自分の基準」と「仏の正しさ」があっているかどうかを反省することです。

③ 正しさは、人・時・所で決まる

・ここで、問題となるのは、「仏の心というのは〇×式の正しさではなく、人・時・所で決まってくる」ということです。

・具体的にお話をします。
・当サイトでは、よく「無理をしすぎる人」と「あきらめる人」の話をしますが、「無理をするタイプ」は、発展するときには、正しい判断ができますが、撤退の判断ができません。
「あきらめるタイプ」は、逆です。

・また、その人のすむ次元によっても、判断基準が違ってきます。
・調和を大事にする五次元の人は、地域のコミュニティーではよい人ですが、成果を求める職場ではマイナス要因になることがあります。

・逆に、進歩を求める六次元的な仕事人間は、組織の調和にはマイナス要因なることがあります。

・また、すべての人間は、魂修行の過程にありますので、いきなり、すべての人が菩薩の心を出すこともできません。
その人に合ったレベルの「正しさ」というものがあるのです。

今回の結論

・したがって、「八正道」を実践するには、その人の性格とレベルにあった、「正しさの判断基準」を設定する必要があります。
(ただし、「八正道」は、菩薩になるための反省法でもありますので、おおよその判断基準は「菩薩の心」で問題はありません。)

悟りとは

・『釈迦の本心』で、「悟りとは、心の焦点距離を合わせるための方法」と説かれています。
・つまり、「一見矛盾するように見える世の中、多様性のある世の中において、いろいろなレベルの人がいる世の中において、柔軟な見方ができる」ということであると思います。
(「対機説法ができる」ということにもなると思います。)

・これが、私たちの目指す境地です。

・次回は、「私の八正道の実践について」のお話をします。