SSP01b 『太陽の法』実践講座(&報告)⑮ 第1章 補足

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

 🙂 『太陽の法』第1章の要点

・⇒SSP01「『太陽の法』実践講座①」で、以下の①,②の『太陽の法』の第1章の要点を紹介しました。
・今回は、③の要点を加筆します。

 普遍の真理と変転する世界

要点

① 生々流転の法則

『太陽の法』では、次のように説かれています。

人間は、この地上に生まれて以来、あの燦燦と光を投げかける太陽のもとに、さまざまの存在を見たり、生きとし生けるもの、ありとしあらゆるものを見てきました。そこに、ひとつの真理であるところの、普遍の法則があることを私たちは見抜かねばなりません。
そして、その法則こそ、生々流転の法則なのです。
(生々流転の法則とは、)この地上のものには誕生のときがあり、生長のときがあり、衰退のときがあり、そして、消滅のときがあるということです。(p23)

② 不変の実在

・生々流転の奥にあるのが普遍の真理です。

『太陽の法』では、次のように説かれています。

時間の流れの中で流転する存在の背後には、永遠に変化しないなにかがあるのです。(p26)

変化のなかにあって変化しないなにか、流転のなかにあって流転しないなにかがあるのです。そして、このなにかこそが、あるときは実在といわれ、ある時は理念といわれ、また、あるときはイデアといわれるものなのです。
人間の本質は、時間の流れのなかで流転してゆくはかない存在ではなくて、永遠に不変の実在なのです。この不変の実在こそ、生命であり、魂であり、霊であります。(p27)

③ 多次元宇宙の存在

・『太陽の法』では、pp34~44で、「多次元宇宙について」説かれています。
・この多次元宇宙は、心のなかにある宇宙でもあります。

・『太陽の法』の第2章で、「一念三千論」が説かれています。
・この一念三千論は、心のなかの多次元宇宙(と多様性)から出てくる教えです。

🙂 『太陽の法』第1章で説かれている多次元宇宙の実践

・多次元宇宙の教えを実践的にとらえるには、次の二つの面があります。

① 長期的な修行の指針
・多次元宇宙は、心の発展段階です。

・私たちは、永遠の転生のなかで、五次元から六次元、六次元から七次元へと霊格があがるように修行をしています。
・今の自分の心境を確認して、一つ上の段階を目指すのが、正しい修行論です。

② 日々の指針
・修行者にとっての日々の指針である「八正道」は、一念三千論をもとにつくられています。

・わかりやすく説明しますと、私たちの心は、(その出自が菩薩であろうと、むかし地獄にいた人間であろうと、)日々に揺れています。
・だから、毎日、八正道で心の修正をする必要があるのです。

実践的な考え方

・しかし、現実に、毎日反省をきっちりとできている人間は少ないと思います。

・その理由は、自分の心の汚れに気がつかないからです。
・汚れに慣れているので、汚れていても平気です。
(他の仕事の方が重要に見えるので、反省の必要性を感じません。)

・反省をしないので小さな汚れが徐々にたまっていき、大きな汚れとなっています。
・心の汚れが大きいので、毎日つく小さな汚れに気がつかなくなっています。
(でも、心はなんだか苦しみや不安を抱えていて、心の揺れを感じています。)

・そこで、自分の心の汚れに気づき、毎日反省できるようにするための方法を紹介します。

① 光を入れる

・時間をとって反省をしたり、精舎にいったり、ご法話を聞いたりして光を入れます。

② 光の実感、心の汚れを実感する
・光を入れると、光を実感できたり、心の汚れを実感できたりします。
(実感できるまで、光を入れる必要があります。)

③ いろいろな心を発見する
・光を実感したときでも、心の汚れを発見したときでも、どちらでも構わないのですが、自分の心のなかに、いろいろな心(=マインド・セット)があることを発見します。
(わかりやすく、“ほんとうの自分”と“にせものの自分”の発見とか、“天使の心”と“悪魔の心”の発見でもいいです。)

④ にせものの自分の発見
・現実に直面する勇気がある方でしたら、ふだんの自分は“にせものの自分” であることに気づくと思います。
(ここで、ふだんの生活で曇りをつくっていることを実感できないようであるならば、「心の見つめ方が足りない」という点が、「にせものの自分」です。)

⑤ にせものの自分を反省する
・にせものの自分に気づいたら、毎日反省をします。

⑥ 多次元宇宙の発見
・慣れてきたら(十年以上かかるかもしれませんが)、自分の心のなかに多次元宇宙(別々の心)があることに気がつくようになります。
(五次元 - 平和が好きな自分)
(六次元 - 成功したい自分)
(七次元 - 純粋に人の役に立ちたい自分)

・自分の心の中にある多次元宇宙が、「別のものであり」、かつ「一つのものである」ことがあることがわかると、その分かった程度に応じて、心のコントロールができるようになると思います。 

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