SSP11 『太陽の法』実践講座(&報告)⑪ 第5章④ 慢心と劣等感の修行

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・前々回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・SSP08「『太陽の法』実践講座⑧」で、ラムディア文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ラムディア文明】
「特徴」 ⇒ 芸術の発達した感性文明

私の得意なこと ⇒ 自然の美、調和を感じる力は発達していると思います。
私の不得意なこと ⇒ 芸術的センスはないように思えます。

 🙂 慢心と劣等感の魂修行

・私の緑色的な性質は、荘子様が大好きなことに象徴されています。

・したがって、私にとって、今回の宏洋氏の事件は、まるごと魂修行の材料として考えることができます。

芸術的人間の独善性と慢心・劣等感

・芸術的センスに恵まれている人間は、独特の感覚があるので、どうしても独善的になりやすいところがあります。

・私は、芸術的センスには恵まれていませんが、自分独自の感覚はあります。
(小さいころ、私は、みんなと考えることが違うので、自分を宇宙人と思っていました。あながち、間違えでもなかったようです。)

・独自の感覚は、独善的なところ、慢心につながるところは否めないような気がします。

・慢心している人間は、自分が成功しているときは、「自分がすべて正しい」「自分中心に世の中が回っている」と感じます。

・しかし、そんな慢心は長続きしません。
・すぐに、失敗をして、今度は劣等感で落ち込みます。

慢心と劣等感の魂修行

・慢心と劣等感の魂修行は、芸術的人間に限らず、すべての人間に共通している魂修行の課題であるかもしれませんが、調和的な人間の場合は、それが100%心の問題になります。

・ここでは、心の問題としての慢心と劣等感の修行について考えます。

・私が考える「慢心と劣等感の魂修行のポイント」は、次の三つです。

① マイナスの心に気づくことが大切

・慢心と劣等感の問題は、六次元以降の人間ならすべての人が通過しなければいけない魂修行の課題だと思います。

成功をしているときに、大切なことは、「自分はどこかで慢心をしている」と気づくことだと思います。

・また、劣等感で苦しんでいるときには、「それが、人生のふつうの姿である」と知ることが大切です。
・劣等感で苦しんでいるときに、そこでもがけばもがくほど深みにはまることがよくあります。
(劣等感で苦しんでいるときに、「客観的になれ」といっても無理なのですが、それでも、この方向で努力をすることです。)

・つまり、大切なのは、「マイナスの心をなくそう」とするのではなく、マイナスの心に気づくことだと思います。

・なぜなら、この地上修行の課題は、「弱い心との戦い」であり、「弱い心をなくすこと」ではないからです。)
(この弱い心がないと魂修行にならないのです。)

② 弱い心に支配されてはいけない

・心の執着を100%なくすことはできませんが、執着に心を支配されてもいけません。

・私たちにとって大切なのは、執着しすぎないことです。

・具体的には、順境にあるときには、あまりいい気持になって浮かれすぎないことです。
・逆境にあるときには、自分のみじめな姿にとらわれすぎないことです。

・つまり、どんな環境にあっても淡々と努力することです。

・どんな環境でも努力する心は、信仰心から出てきます。
・信仰心があるということは、「感謝と精進の心がある」ということです。

・淡々と努力する心さえあれば、あとは時間の問題です。

③ 祝福の心と許す心

・また、慢心と劣等感を克服する修行として説かれているのが、「祝福の心」です。

・これは、慢心と劣等感を克服した指標としても使えます。

・マイナスの心にとらわれなくなってくると、成功している人に対しては祝福の心、失敗した人に対しては許す心が出てきます。

・なぜかというと、成功している人に対しては、努力をしている姿が見えてくるからです。
失敗した人に対しては、自分と同じ「心の弱さ」が見えてくるからです。

・菩薩への道として、「祝福の心」と「許す心」も、心に刻みつけたいものです。

(「慢心と劣等感は、『太陽の法』実践講座のメインテーマの一つである」と思っています。)
(今後も取り上げていきます。)

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