SSP07 『太陽の法』実践講座(&報告)⑦ 第4章④

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします
(『太陽の法』の教えの要点は、シリーズSSで紹介したものと同じです。)

・8月末から4回に分けて、第4章の「悟りの極致」を学んでいます。

 🙂 『太陽の法』第4章の要点

・『太陽の法』の第4章の要点は、以下の通りです。
(前々回、紹介したものを再掲します。)

① 悟りとは何か

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りとは、仏のつくられたこの世界の原理を究明しながらも、自ら自身が仏に近づいてゆくということです。(p185)

② 悟りの功徳

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りの功徳とは、人生のやりなおしがきくというところにあるのです。(p193)

③ 悟りの方法

『太陽の法』では、次のように説かれています。

・悟りの方法とは、結局のところ、仏の境地と、自己の境地とが、融合されていくための手だてなのです。仏の心を心として生きるには、どうしたらよいのかという方法なのです。真理にそった生き方とはなにかを探ることなのです。
 そのために、ひとつには真説・八正道の道があり、いまひとつには、愛の発展段階があるのです。(p195)

・今回は、前回に引き続き、三番目の「仏説・八正道」の実践についてです。

 🙂 私の八正道の実践

「八正道」全体と「正見」

・私は、八正道を実践するにあたり、次の三つの視点が大切であると考えています。

① 「苦」を見つめる

・まず、「心の苦しみ」をしっかりと見つめることです。
・人生のイライラや不安の80%は得体のしれないものに対するイライラや不安感です。
・「四苦八苦が、『苦』のすべてである」とあると理解している人は意外に少ないような気がします。

・四苦八苦が理解できていれば、執着をとるのは容易になると思います。

② 反省の前提を決める

・「苦」の原因も、理想の姿も、理想実現の方法もいろいろあります。
・何を考えるのかをはっきりさせないと、何も考えることができませんが、固定観念にとらわれていても反省はできません。

人生の目的を明確にし、自分の現在のレベル魂修行の課題を明確にして反省をすることが必要です。
・反省の前提を決めるのが「正見」です。

・反省が苦手な方は、この「正見」のところができていないと思われます。

③ 具体的実践法

・私は、基本的には、朝の祈りの時間の前に、自分の心を見つめ、その日その日の中心概念を確認し、「祈りの時間」で、「教えの実践を考えつつ」、「仏の七色の光」概念を吸収・発散のイメージを持っています。
(この「中心概念の確認」のところが「正見」になります。)
(自分の正しさの判断基準を確立するのです。)

心が揺れたときは、すぐに禅定、反省をします。
・そのときに、必要な真理が心に浮かんできます。
・そこで、その真理に該当する経典を読み、再び反省に入ります。

・「仏説・八正道」を読誦しながらの毎日の反省は、最近はしていません。
・心が揺れたとき、光を入れたいときに、『正心法語』一冊の読誦をすることはよくあります。

八正道の実践

「正見」「正念」

・朝の祈りの前に、「真理中心」の自分を取り返し、祈りの時に「光」を入れ、「この宇宙が光でできていること」、「すべては縁起の理法のもとに動いていること」などを確認します。
(「正見」「正念」です。)
・前日に、心揺れることがあって、反省がすんでいない場合は、このときに反省をします。
(「正思」です。)

「正思」

・心が揺れたときは、すぐに「正思」の反省をします。

・「心が揺れる原因」は、「人の評価」「経済的な不安」がほとんどです。
(今は、経済的な不安は、ほとんどありません。)
(でも、株価が下がると心が揺れます。)

「正語」「正業」「正精進」

・私の生活の基本は、真理の勉強「奇跡へのチャレンジ」「出家時代の反省」、その結果としての「このサイトの執筆」です。
・これは、習慣的に行っています。
(勉強、仕事、反省は一体になっています。)

「正命」

・現時点で、いちばん仏弟子失格の生活をしているのは、夕食から夜寝るまでの時間です。
・ここは、完全にリラックスタイムになっています。
・読書はしていますが、あまり生産的な時間をすごしていません。
(テレビを見ていることも多いです。)

・この時間に「反省」をするのが理想的なようにも思えますが、かなりハッピーに過ごせているので、毎日流されています。テレビを見ていると、世の中の人々の考えを知ったり、自分の心が揺れたりして、反省のテーマが出てくることも多いので、「これもそれほど悪くないか」という言い訳をしています。

・私が、現状で、かなり幸福を感じているのは確かですが、「これが最善でない」ということも薄々感づいています。
・自分の実力を知って、自分の中道を探すのが本サイトの目的です。
・この現状をどう自分の発展、愛の発展に結びつけられるかを考えています。

SEB11 『永遠の仏陀』第4章① 奇跡の時〇

[奇跡の時]

第4章の三つの要点

・第4章「跳躍の時」で学びたい要点は、以下の三つです。

① 奇跡の時
・奇跡を感じることができればできるほど、エネルギーがでてきます。

② 歓喜の時
・私たちには、無限の可能性があり、永遠の時間があり、努力をする自由が与えられています。

③ 心を浄化する
無限の可能性を開花させる秘密は、心を浄化することです。

・今回は、一つ目の「奇跡の時」について学びます。

〇 奇跡の時

・私たちは、今、「永遠の転生」のなかで二度とこない大変貴重な時間を過ごしています。

『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

おまえたちにとって、とても大切な話をするこよう。
おまえたちの魂が飛躍するために、
どうしても必要な事柄を述べたいと思うのだ。(P160 )

よくよく心を落ち着けて、
私の話を聴いてほしいのだ。
少なくとも、おまえたちは、
この、私の書いた書物を、
いま、手に取って読んでいるはずなのだ。
私が書いた、この書物を、
手に取って読むということ自体が、
大変なことであるのだ。
それは、まさしく、おまえたちにとって、
過去と未来を分ける、
一つの事件であると言ってもよいであろう。(p162)

人類の永い歴史のなかでも、
いまという時ほど重要な時はない。(p163)

仏の教えに振れて、
みずからの人生がまったく違ったものになるということは、
それはまさしく、奇蹟の時であるということなのだ。(p164)

・今は、人類史のなかでも、二度とこない奇跡の時なのです。

〇 奇跡の時をいかにすごすか

・それでは、この「奇跡の時」をいかに過ごせばよいでしょうか。その要点は、以下の通りです。

① 奇跡を感じる
・一番大切なのは、「奇跡の時」を頭で理解するだけではなく、心で感じとることです。
・心で感じとった分だけ、エネルギ―が出てきます。
② 時間をとる
・奇跡を感じるには、時間をとる必要があります。まず、毎日「お祈り」をして、奇跡を感じとろうとすることです。(「感謝の祈り」がおすすめです。)バイブレーションの高い主のご法話の拝聴もよいと思います。その他、瞑想や支部精舎への参拝が有効です。
③ 体力をつける
・ある程度の瞑想をするには体力が必要です。特に、若いころは軽視しがちですが、心して、体力をつける習慣をつけておいた方がよいと思います。

人生の矛盾の解決法について

・人生には、様々な選択がありますが、その選択が矛盾を生みます。

・「発展」をとると、忙しくなって、信仰生活の時間や、睡眠時間が十分にとれなくなります。
・時間に余裕のある生活を選択すれば、経済的問題か、体力の問題が出てくると思います。

・そうした矛盾に対する、当サイトの提唱は、「リズムのある習慣化による弁証法的発展」です。

・真理を、春夏秋冬のリズム光の「充電」と「放電」のリズム「進歩」と「調和」のリズムをつくる方法として学ぶことです。
(参考 一般ページ「『黄金の法』深読講座 春夏秋冬のリズムをつくる)

 

SIS1001 緊急特別記事 日経平均株価暴騰の意味 ピンチ??チャンスか?

・この記事は、投資に関する記事です。
・「一般ページ」と「会員ページ」で同じものを公開します。

 😥 SEG投資法・失敗と常勝思考の報告

日経平均株価の暴騰

・今月に入ってから、日経平均株価が、20500円近辺から22000円まで1500円、約7.5%ぐらい上昇しました。

・私が実践しているSEG投資法では、10%近くの損失が生じ、この2年間の利益の半分がとんでしまいました。
(私が、現在所有している株は、日経平均株価が上がると、株価が下がるリスクヘッジ用の株です。今年の4月にも似たような状況がありました。)

・この記事では、株価の暴騰が起きた理由、今後の見通し、戦術について考えていきます。
・あわせて、(結果論としては、これが一番の成果でしたが、)株価の下落に伴う私の心の修行についても紹介します。

なぜ、日経平均株価が暴騰したか

・日経平均株価が暴騰の主な理由として考えられるのは以下の三点です。

① 米中交渉の進展期待
・現在の株価の不透明要因の最大の者は、米中の貿易戦争です。

・中国は、アメリカに対する関税を一部を免除し、アメリカも中国に対する関税の実施の先送りを決めました。
・その後も、米中の交渉が進んでいるとの報道から、株価は上昇をしています。

② 踏み上げ
・現在の日経平均株価を左右する取引の主体は、先物取引です。
・先物取引には、「売り」でもうける「売り方」と、「買い」でもうける「買い方」がいます。

・このところ、先行きの不透明感から、先物では「売り」が多い状態でした。
・先物取引には決済の期限があります。
・9月13日はMSQ日と言って、先物取引の決済値がでる日です。
・このMSQ日をめがけて、「買い方」が猛然と買いはじめ、売り方は、今まで売っていた分を買い戻す必要が生じて、株価が暴騰しました。
(株の世界では、これを「ふみ上げ」と言います。暴騰するときは、必ずといっていいほど、踏み上げがおきます。ちなみに、暴落するときは、「売り方」の「売り崩し」ということが起きます。)

③ 金融緩和によるバブル
・現在の株価の暴騰は、企業業績を伴わないもので、ヘッジファンドの人為的な操作による株価の暴騰です。
・要するにバブルです。

・バブルのおおもとの理由は、中国の不動産バブルと各国の中央銀行による金融緩和です。
(ECBは、9月12日に金融緩和を発表しました。FRBも金融緩和に舵を切っています。)

・なお、現在の世界経済は、いくつものバブルが重なっています。
(一つのバブルが大きくなりすぎると、別のバブルに移行し、破裂しそうで破裂しない状態が続いています。)
(一番厄介なのが中国の不動産バブルです。)

今後の見通し

・現在の株価がバブルであるのは確かです。
・いろいろなバブルが重なっていますので、話はややこしくなっています。
・シナリオとして、次の三つぐらいを考えておきます。

① 米の大統領選後のバブル崩壊
最長のシナリオは、後1年バブルが続くというものです。

・中国のバブル崩壊はすでに起き始めていると考えられます。
・中国のバブル崩壊が明らかになれば、世界経済は混迷に入ります。

・しかし、中国は国家をあげて不良債権隠しをしていますので、すぐに大崩壊にはならない可能性も高いと思います。
・少なくとも、中国政府は、米の次期大統領選までは、我慢をして持たせようとしているのだと思います。

・トランプ大統領も、大統領選前に、景気後退がくるのは避けたいと思っているはずです。
・FRBが、すぐに本格的な金融緩和に入ると、NY株のバブルは本格化する可能性もあります。

・この場合、日本株がどうなるかは、ヘッジファンド次第です。
(常識的には、円高と、景気後退でバブルにはならないと思いますが。)

② 今年の10月から、中国、日本の景気後退が始まる
最短のシナリオは、あと1か月のバブルです。

・現在の米中貿易戦争の緩和は、「中国の10月1日の国慶節のための休戦」か、「中国経済が完全に行き詰まっているか」のどちらかが理由です。

・どちらでも、10月以降、世界経済の後退が明らかになる可能性は「低くはない」と考えられます。
(中国、日本は後退、EUはおそらく後退、米は減速という可能性が高いような気がします。)
・日経平均株価は、乱高下しながら下落です。

 

③ いったん株価が暴落したあとに、上昇
・これは、この前まで、私が思い描いたシナリオです。
・「年内は、株価が下落をし、下落をしたあとに、FRBが本格的な金融緩和に入り、NY株価は、大統領選までは上昇ムードになる」というものです。

・FRBの金融緩和の場合、円高になるので、日本の株価はそれほど上昇しません。

・この場合は、日経平均株価は、秋以降に下落トレンドに入ります。

上のシナリオの前提

・上のシナリオの前提は、「中国経済の後退」とそれに伴う「日本経済の後退」です。
・縁起の理法から言って、この読みがはずれることはないと思っていますが、はずれたら「ごめんなさい」です。

今後の戦術

SEG投資法においては、予想がはずれたので、少し静かにして時を待ちます。
(日経平均株価が下落するまで、静かに少しづつ株価を買い増ししていきます。)

私の心の修行の報告

・株価が下落したおかげで、大いに心が揺れました。
・改めて、ふだん、仕事をされている方の気持ちを思い出すことができました。

「心が揺れるのは、執着があるからだ」と、改めて認識しました。

・真理を勉強しなおし、「すべてのことは、ささいなこと」「プロセスの幸福」「奇跡の時代に生まれ合わせた幸福」などを心に刻むことができて、少し「悟り」が進んだような気がします。
(いずれ、どこかで報告します。)

 

🙂 現在の投資実績

・ここまでの、今年の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円  822株  27,524円    1,000,000円
株価最低値(9月 )    995円  851株   53,473円   900,467円
2019年はじめ    1398円  244株  882,080円  1,222,843円
新モデル開始時(8月9日) 1210円  240株  924,871円  1,215,271円
9月14日      1057円  1006株  34,873円  1,098,479円
(現在の成果約10%)
(この一週間の成果、⇒ 予想が外れて、大失敗)

SSP06 『太陽の法』実践講座(&報告)⑥ 第4章③

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします
(『太陽の法』の教えの要点は、シリーズSSで紹介したものと同じです。)

・前回から3回に分けて、第4章の「悟りの極致」を学んでいます。

 🙂 『太陽の法』第4章の要点

・『太陽の法』の第4章の要点は、以下の通りです。
(前々回、紹介したものを再掲します。)

① 悟りとは何か

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りとは、仏のつくられたこの世界の原理を究明しながらも、自ら自身が仏に近づいてゆくということです。(p185)

② 悟りの功徳

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りの功徳とは、人生のやりなおしがきくというところにあるのです。(p193)

③ 悟りの方法

『太陽の法』では、次のように説かれています。

・悟りの方法とは、結局のところ、仏の境地と、自己の境地とが、融合されていくための手だてなのです。仏の心を心として生きるには、どうしたらよいのかという方法なのです。真理にそった生き方とはなにかを探ることなのです。
 そのために、ひとつには真説・八正道の道があり、いまひとつには、愛の発展段階があるのです。(p195)

・今回は、三番目の「仏説・八正道」の実践についてです。

 🙂 「正見」とは

・仏弟子の生き方の中心は、「八正道」と「愛の発展段階」に添った修行をすることです。

・現実には、なかなか実践できませんが、これは「永遠」についてまわるものだと思います。

心の構造と「正しさ」

・「八正道」が実践できるかどうかの第一のポイントは、「『正見』ができるかどうか」ということです。
(参考 『仏陀の証明』)

・ここで、「正見」のお話をする前に、「心の構造と『正しさ』」についてのお話をします。
・要点は、次の三つです。

① 人間の心には多様性と次元構造である
・『太陽の法』や『永遠の法』で学んでいるとおり、人間の心には、多様性と次元構造があります。
・つまり、いろいろな心を持てる可能性があります。
(参考 『太陽の法』一念三千論)

② 人によっても、各次元によっても、「正しさ」の判断基準(ものの見方・マインドセット)が違ってくる

・人間は、自分の判断基準にしたがってものごとをの是非を判断しますが、その判断基準は、その人の性格やすむ次元によって違ってきます。
・各次元のおおよその判断基準は以下の通りです。

三次元的(肉体中心)⇒ 肉体中心の欲望
五次元的な人    ⇒ 人の評価(調和・争いが起きるか起きないか)
六次元的な人    ⇒ 人の評価(発展・偉いか偉くないか)
天使的な人     ⇒ 愛(みんなの幸福)

・つまり、人間は、自分の「正しさ基準」でものごとを見て、その結果、いろいろな幸不幸が出てくるのです。

・したがって、「正見」とは、「自分の基準」と「仏の正しさ」があっているかどうかを反省することです。

③ 正しさは、人・時・所で決まる

・ここで、問題となるのは、「仏の心というのは〇×式の正しさではなく、人・時・所で決まってくる」ということです。

・具体的にお話をします。
・当サイトでは、よく「無理をしすぎる人」と「あきらめる人」の話をしますが、「無理をするタイプ」は、発展するときには、正しい判断ができますが、撤退の判断ができません。
「あきらめるタイプ」は、逆です。

・また、その人のすむ次元によっても、判断基準が違ってきます。
・調和を大事にする五次元の人は、地域のコミュニティーではよい人ですが、成果を求める職場ではマイナス要因になることがあります。

・逆に、進歩を求める六次元的な仕事人間は、組織の調和にはマイナス要因なることがあります。

・また、すべての人間は、魂修行の過程にありますので、いきなり、すべての人が菩薩の心を出すこともできません。
その人に合ったレベルの「正しさ」というものがあるのです。

今回の結論

・したがって、「八正道」を実践するには、その人の性格とレベルにあった、「正しさの判断基準」を設定する必要があります。
(ただし、「八正道」は、菩薩になるための反省法でもありますので、おおよその判断基準は「菩薩の心」で問題はありません。)

悟りとは

・『釈迦の本心』で、「悟りとは、心の焦点距離を合わせるための方法」と説かれています。
・つまり、「一見矛盾するように見える世の中、多様性のある世の中において、いろいろなレベルの人がいる世の中において、柔軟な見方ができる」ということであると思います。
(「対機説法ができる」ということにもなると思います。)

・これが、私たちの目指す境地です。

・次回は、「私の八正道の実践について」のお話をします。

 

SEB10 『永遠の仏陀』第3章 精進の力④〇

 

[精進の力④]

〇 心の弱さと徹底的に戦う

・「精進の力」の話の続きです。「命をかける」のが、厳しく感じられるのは、己の心の弱さのせいです。心の弱さと戦うのが、仏弟子の使命です。『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

おまえたちは、
相手と闘っているような気持ちでいるかもしれない。
しかし、ほんとうは、そうではない。
自分自身と闘っているのだ。
自分自身の恥ずかしさと闘っているのだ。
自分自身の羞恥心と闘っているのだ。
己の怠け心と闘っているのだ。
己の世間体と闘っているのだ。
つまらぬプライドと闘っているのだ。
このような、自分の弱さと象徴するものと、
徹底的に戦うことだ。(p136)

・人間は弱い存在です。自分に甘くできています。特に、今世は、私たちは、とてもとても恵まれた生活をしています。飢え死にするようなことはめったにありません。命がけで戦わなくても、生活していけます。特別の修行をしなくても、主の教えを聴けます。これだけ、恵まれた状況で己に厳しくすることは、逆に、非常に難しいと言えます。
・しかし、自分さえその気になればどんな修行もすることができます。「自らの運命を自分で切り開く」のか、「世の中に流されて生きる」のかを決めるのは自分自身の心一つです。

今回の結論

意志の力がすべてである。
自分の心をコントロールして、自分なりの修行をすること。

SIS201 『太陽の法』と今の経済・PartⅡ① 経済サイクルと株価のトレンド

 🙂 経済サイクルと株価のトレンド

・この記事は、シリーズSIS「『太陽の法』と今の経済・PartⅡ』の記事です。
・このシリーズでは、SEG投資法の実績報告をしながら、SEG投資法で実際に成果を上げるために使っている現在の経済情報、投資戦術のお話を、『太陽の法』の各章のテーマと関連させて紹介します。

今回のテーマ 

今回のテーマは、「経済サイクルと株価のトレンド」です。

・『太陽の法』の第1章の重要論点の一つは、「生々流転の法則」です。
・「生々流転の法則」とは、「すべてのものには春夏秋冬のサイクルがある」ということです。

・株価においては、長期の好不況のサイクルの他にも、中期の需給のサイクル短期のヘッジファンドの仕掛けなどがあります。

SEG投資法では、短・中・長期のトレンドを見極めて株価の売買を行います。

 🙂 移動平均線と株価のトレンド

・株式の売買において、一般的には、株価の移動平均線を見て、株価のトレンドを判定します。
・その内容は、以下の通りです。

① 長期トレンド - 200日線
・景気サイクルの関わるような長期トレンドは、200日の移動平均線で判定します。

・200日の移動平均線が上向きで、かつ株価が200日線を越えていれば、好景気です。
・200日の移動平均線が下向きで、かつ株価が200日線の下にあれば、景気減速(あるいは景気後退)です。

② 中期トレンド - 50日線
・株価に大きく影響を与えるのは、経済指標と需給です。
・需給とは、かんたんに言えば、株を「買いたいと思っている人が多いか、売りたいと思っている人が多いか」ということです。

・結論だけ言うと、株価50日の移動平均より上にあるときは、株を買いたい人が多く、下にあるときは、株を売りたい人が多いことを示しています。

③ ヘッジファンドの売り崩し、踏み上げ
・ヘッジファンドは、株価が上がるときは、買いでもうけ、株価が下がるときは、売りでもうけます。
・「買い」で、もうけるときは、「踏み上げ」と言って、かさにかかって買います。
・逆に「売り」で、もうけるときは、「売り崩し」と言って、かさにかかって売ります。

・大損をしたくなければ、大きな暴騰、暴落があったときは、現金化して相手にしないことです。
・しかし、しっかり対処をすれば、大きく値が動くときに利益を上げることもできます。
(真理的には、このような儲け方はあまり感心されないかもしれませんが、この世で勝つためには、こういった研究も大切なような気がします。)
(自分の人生観にしたがって、決めればよいと思います。)

現在の株価のトレンド

9月7日現在

長期トレンド ⇒ 昨年10月より下落トレンドです

中期トレンド ⇒ 8月に入って下落トレンドになったと思いましが、9月に入って上昇トレンドに転換しました。
(「この反転がほんものかどうか」で意見がわかれるところです。)
(個人的には、「反転は一時的で10月から下落と見ています。)

 

🙂 現在の投資実績

・ここまでの、今年の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円  822株  27,524円    1,000,000円
株価最低値(9月 )    995円  851株   53,473円   900,467円
2019年はじめ    1398円  244株  882,080円  1,222,843円
新モデル開始時(8月9日) 1210円  240株  924,871円  1,215,271円
9月7日      1144円  821株  232,436円  1,171,946円
(現在の成果17.1%)
(この一週間の成果、⇒ 予想が外れて、大失敗)

現在の状況

大失敗

・日経平均株価は下落トレンドに入ると予想していましたが、予想ははずれて、上昇トレンドに入りました。
・一応リスクシナリオの範囲内で現時点では、想定内ですので、戦略変更はありませんが、新たな戦術の追加をします。
(想定内の上昇ですが、心境的にはかなり心が揺れました。おかげで、魂修行の方は進んだ感じがします。)

新規まき直し

・日経平均株価が上昇した最大の要因は、「米中の交渉が10月再開される」ということです。
・しかし、実際には、何も変わらないので、結局、また下落すると思います。

・私のメインシナリオは、「景気後退の前の短期的なバブルが起ようとしている」です。
サブシナリオは、「米の景気後退は起きないが、日、中、欧では景気後退が起きる」です。

リスクシナリオは、「景気後退の前のバブルが起きる」です。

・投資戦術としては、順張りの比重を増やします。
(バブルに向かったら、上昇で持ち株を減らしロス・カットをし、暴落に向かったら持ち株を増やして、勝負にでます。)

*投資実績について
・「会員ページ」と「一般ページ」で投資実績を紹介していますが、若干実績値にちがいがあります。
・「会員ページ」では、投資資金100万円に対する成果を示しています。
(成果を利率で示しています。)
・「一般ページ」では、途中の投入資金を含めた現在の総額で成果を示しています。
(初期投資資金は50万円で、毎月1万円程度の資金投入をしています。)

 

SSP05 『太陽の法』実践講座(&報告)⑤ 第4章②

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします
(『太陽の法』の教えの要点は、シリーズSSで紹介したものと同じです。)

・前回から3回に分けて、第4章の「悟りの極致」を学んでいます。

 🙂 『太陽の法』第4章の要点

・『太陽の法』の第4章の要点は、以下の通りです。
(前回、紹介したものを再掲します。)

① 悟りとは何か

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りとは、仏のつくられたこの世界の原理を究明しながらも、自ら自身が仏に近づいてゆくということです。(p185)

② 悟りの功徳

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りの功徳とは、人生のやりなおしがきくというところにあるのです。(p193)

③ 悟りの方法

『太陽の法』では、次のように説かれています。

・悟りの方法とは、結局のところお、仏の境地と、自己の境地とが、融合されていくための手だてなのです。仏の心を心として生きるには、どうしたらよいのかという方法なのです。真理にそった生き方とはなにかを探ることなのです。
 そのために、ひとつには真説・八正道の道があり、いまひとつには、愛の発展段階があるのです。(p195)

・今回は、二番目の「悟りの功徳」ということを学びます。

 🙂 悟りの功徳について

・仏は、「悟りの功徳とは、人生のやり直しがきくということ」と説かれています。

・このお言葉は、言いかえれば、「人生を生きること自体が幸福」ということになります。

・前回もお話をしたように、人生の幸福は結果ではなく、プロセスなのです。
・これを悟ると、どんな環境でも幸福に生きることができます。
(言いかえれば、「どんな環境でも幸福に生きられることが悟り」ということです。)

悟っている人間と悟っていない人間

・悟っている人間と悟っていない人間の違いを示します。

「悟っていない人間」 ⇒ 「苦しみ」がないことが幸福
「悟っている人間」  ⇒ 「真理を実践すれば、『苦しみ』から抜けることができる」という自信がある

「悟っていない人間」 ⇒ よい結果が得られることが幸福
(結果が悪ければ不幸)
「悟っている人間」  ⇒ 真理を実践するプロセスが幸福

「悟っていない人間」 ⇒ 楽しい経験が幸福
(苦しい経験は不幸)
「悟っている人間」  ⇒ 経験すること自体が幸福

私の体験

・いくらプロセスが幸福と言われも、「苦しい体験」をしているときに、それを幸福と思うのは難しいことです。

・私の体験では、以下のようなプロセスで、「プロセスの幸福」を感じることができるようになりました。

① 経済的不安、健康不安をなくす
・実際に病気になったり、お金の不安があったりすると、幸福を感じるのは難しいと思います。
・私は、経済的問題も、健康の問題も、この世的に解決するようにしています。
(経済問題に関しては、欲を減らすことと自分の経済力の兼ね合いが大切です。)
(健康問題に関しては、凡事徹底です。)

② 人の評価を気にしない
・経済問題と健康問題がなければ、「苦しみ」の原因の大きなものは「人の評価」だけです。
「人の評価」にとらわれないとほんとうに幸福になります。

③ 信仰の価値、真理の価値を心に刻む
・「苦しみがなければ幸福なれる」ような気もしますが、実際は、悟っていないと、「何もやることがない不幸」になってしまいます。

・私の場合は、真理を実践する幸福を満喫しています。

SEB09 『永遠の仏陀』第3章 精進の力③〇

🙂 精進の力をつける

・この記事は、シリーズSEB「『永遠の仏陀』講座」の記事です。

・シリーズSEBでは、『永遠の仏陀』の深読にチャレンジします。
・今回は、前回に引き続いて、第3章「不滅の力」の「精進の力」ついて学んでいます。

三つの要点

・前回、「精進の力」を身につけるための三つの要点を紹介しました。
・再掲します。

① 命をかける
・仏は、「精進は命をかけて行うもの」と説かれています。
・これを、現実の問題として考えられるかどうかがポイントです。

② 当たり前のことをやる
・「命をかける」というのは、私たちにとっては非常に厳しい教えですが、仏にとっては「当たり前のことを当たり前にする」という教えでもあります。

③ 心の弱さと徹底的に戦う
・「命をかける」のが、厳しく感じられるのは、己の心の弱さのせいです。
・心の弱さと戦うのが、仏弟子の使命です。

・今回は、二番目の「当たり前のことをやる」ということを深く考えていきたいと思います。

 🙂 当たり前のことをやる

・仏は、「『命をかける』という生き方」を説かれています。

・しかし、「命をかける」と言っても、別に「物理的な肉体の命を捨てるような生き方をしなさい」ということではありません。
・「この世的な名誉欲や財欲などの欲を捨てなさい」と言っているだけです。

・つまり、「真理の実践を優先しなさい」と言っているだけで、仏弟子にとっては「当たり前のことを当たり前にしなさい」という教えでもあります。

・しかし、この「真理の実践を優先する」ということは、現実論としてははなはだ難しい教えになります。
(「ウソをついてはいけません」とか、「人にやさしくしなさい」という教えは幼稚園の子供でも分かる教えですが、実践するのは難しいです。)

・なぜ、実践が難しいかというと、私たち人間は「弱い存在」だからです。

・心の弱さとの戦いの話は、次回にします。

当たり前の真理を実践するヒント

・今回は、「当たり前の真理を実践する」ためのヒントを三つ紹介しておきます。

① 時間の細分化

・一つは、時間の細分化です。

・どんなつらいことでも、時間が短ければがまんができます。
・人間だれしも、一日ぐらいなら「がんばろう」と思えば、がんばることができます。

・勉強でも、仕事でも、「できる人間」は、この「がんばろう」という思いを持続させることができる人間です。
この思いの差が大きな差になって現れるです。

「できる人間」 ⇒ 「今日一日がんばろう」という考え方をする
「できない人間」⇒ 「今日一日ぐらい遊んでも何とかなるだろう」という考え方をする

・まず、「思う」ことです。
・そして、それを毎日続けることです。

② 習慣化

・大変なこと、難しいことを毎日やり続けることができるようになる最良の方法は、習慣化です。
・何でも習慣化すると楽にできるようになります。

「できる人間」 ⇒ 「努力の習慣化」
「できない人間」⇒ 「怠けることの習慣化」

③ テーマの細分化

・だれでも、「いつも、真理を実践しよう」と思えば、パンクします。
・完全主義は敗北をします。
・「成功の法則」の一つは、「集中の法則」です。
・集中すれば、多くのことは成功します。

・自分でテーマを明確にして、真理の実践の意識づけをするとよいと思います。

「できる人間」 ⇒ 「集中の法則」を実践する
「できない人間」⇒ 完全主義になって、あれもこれもやろうとして、何もできない

私の実践

・現実には、私も、それほど理想的な毎日をおくっているわけではありません。
・毎日、「これでいいのだろうか」という生活の仕方しかできていません。
・「命をかける」という理想と、「体力・気力」の現実との戦いが毎日続いています。

・それに対する、今の私の考え方は、以下の通りです。

① すべては経験と考える
・理想通りいかなかった部分に関しては、「人間の弱さ」を知るモデルとして、研究材料にしています。

・そこから教訓なり、智慧が生まれれば、「無駄ではない」と考えています。

② 結果は、現実として受け入れる
縁起の理法は正確に働きます。
・現実は、自分の実力として受け入れるしかありません。
(家族の不幸も、これで、比較的冷静に受け止めています。)

③ 志と感謝の心
・理想通りにはなりませんが、「すべてをいただいていることへの感謝」と「できるだけのことはしよういう決意」の心はかかさないようにしています。

④ 最低限のことはする
・最低、祈りの時間を持つことと、この「智慧のマーケット」の記事を書くことだけはしています。

 

SIS200 『太陽の法』と今の経済PartⅡ(現在の経済と投資戦術)

 🙂 シリーズSIS「『太陽の法』と今の経済PartⅡ」

・2019年7月より、「会員ページ」では、毎週土曜日に、シリーズSIS「『太陽の法』と経済」を公開しています。
・シリーズSISでは、SEG投資法の投資実績とともに、『太陽の法』の各章に関連する経済的知識を紹介しています。

・先週までにワンクールを終え、来週から新たなクールPartⅡに入ります。
・来週からは、SEG投資法の実績報告をしながら、SEG投資法で実際に成果を上げるために使っている現在の経済情報、投資戦術のお話を、『太陽の法』の各章のテーマと関連させて紹介します。

・その具体的な内容は、以下の通りです。

① 第1章 経済サイクルと株価のトレンド
・『太陽の法』の第1章の重要論点の一つは、「生々流転の法則」です。
・「生々流転の法則」とは、「すべてのものには春夏秋冬のサイクルがある」ということです。

・株価においては、長期の好不況のサイクルの他にも、中期の需給のサイクル短期のヘッジファンドの仕掛けなどがあります。

・これらの分析から、株価の短・中・長期のトレンドを探っていきます。

② 第2章 経済と株価の予想

・『太陽の法』の第2章の重要論点の一つは、地獄的考えから世を救うことです。

・現在の経済の最大の焦点は、中国経済のバブル崩壊ですが、それ以外にも、日、米、EUの景気後退、AI取引による株価の乱高下などの問題を抱えています。
・これらの問題が、いつごろ、どの程度の規模で起きていくかを予想していきます。

③ 第3章 未来を創造する優良企業の発見
・『太陽の法』の第3章のテーマは、「与える愛」です。

・与える愛の実践としての投資を実践するために、未来社会を創造する可能性のある優良企業を探します。

④ 第4章 SEG投資法の投資戦術
・『太陽の法』の第4章のテーマの一つは、霊的能力です。

・天上界と一体となって投資に成功するために、投資戦術を紹介します。

⑤ 第5章 今、必要な力
・『太陽の法』の第5章のテーマの一つは、人間に備わっている様々な力です。

・投資を実践するにあたっても様々な力が必要ですが、その時、その時に、必要な力を紹介します。

⑥ 第6章 エル・カンターレへの道
・エル・カンターレ文明の実現にむけての経済改革を考えます。

🙂 現在の投資実績

・ここまでの、今年の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円  822株  27,524円    1,000,000円
株価最低値(9月 )    995円  851株   53,473円   900,467円
2019年はじめ    1398円  244株  882,080円  1,222,843円
新モデル開始時(8月9日) 1210円  240株  924,871円  1,215,271円
8月30日      1198円  941株  122,085円  1,220,853円
(現在の成果22.0%)
(新モデルの成果、この一週間で、株価は下がっていますが利益は0.5%ほどでました。)

現在の状況

・先週金曜日に中国が対米関税を発表し、米中貿易戦争が激化したことを受け、NYダウは大きく下落しました。
・これが下落トレンドの始まりと予想しましたが、日経平均株価はその後上昇しました。
・短中期の予想は外れましたが、超短期の予想はあたったので、この一週間で0,5%の利益は得ました。
・短中期に関しては、これから予想のし直しします。
(一応、9月は暴落含みで、逆張りの売買を中心にする予定です。)

*投資実績について
・「会員ページ」と「一般ページ」で投資実績を紹介していますが、若干実績値にちがいがあります。
・「会員ページ」では、投資資金100万円に対する成果を示しています。
(成果を利率で示しています。)
・「一般ページ」では、途中の投入資金を含めた現在の総額で成果を示しています。
(初期投資資金は50万円で、毎月1万円程度の資金投入をしています。)

SSP04 『太陽の法』実践講座(&報告)④ 第4章①

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします
(『太陽の法』の教えの要点は、シリーズSSで紹介したものと同じです。)

・今回から、3回に分けて、第4章の「悟りの極致」を学びます。

 🙂 『太陽の法』第4章の要点

・『太陽の法』の第4章の要点は、以下の通りです。

① 悟りとは何か

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りとは、仏のつくられたこの世界の原理を究明しながらも、自ら自身が仏に近づいてゆくということです。(p185)

② 悟りの功徳

『太陽の法』では、次のように説かれています。

悟りの功徳とは、人生のやりなおしがきくというところにあるのです。(p193)

③ 悟りの方法

『太陽の法』では、次のように説かれています。

・悟りの方法とは、結局のところ、仏の境地と、自己の境地とが、融合されていくための手だてなのです。仏の心を心として生きるには、どうしたらよいのかという方法なのです。真理にそった生き方とはなにかを探ることなのです。
 そのために、ひとつには真説・八正道の道があり、いまひとつには、愛の発展段階があるのです。(p195)

・今回は、一番目の「悟りとはなにか」ということを考えます。

 🙂 悟りとは何か

「悟り」のイメージ

・「悟りとは何か」という問いに対して、多くの方は、ぼんやりとしたイメージしか持っていないのではないかと思います。

・その理由は、「悟り」という言葉には、「何か難しいことがわかる」というイメージがあるからだと思います。

・しかし、私の考えでは、悟っていなくても、「悟り」のイメージは持てると思います。

・なぜかというと、「悟り」とは、「仏に向かっていくこと」であるからです。
・「悟り」とは結果ではなく、プロセスです。

仏の教え

・仏の教えは、基本的に、「仏に向かう」ことを説いています。

・たとえば、当初、幸福の科学の会員の条件は、「正しき心の探究でした。
・「正しき心を持っていること」でも、「正しき教えを実践していること」でもありませんでした。
・「探求すること」が大切なのです。

・あるいは、『真理の言葉・正心法語』では、「我ら 光の菩薩」と説かれています。
・その説明として、仏は、「菩薩を目指している人を、菩薩と言っている」と説かれています。

・また、幸福の科学の教えでは、北極星のたとえがよく出てきます。
・たとえば、『仏陀再誕』では、次のように説かれています。

諸々の比丘比丘尼たちよ。
我が言葉をよく聞きなさい。
私は、常づねあなたがたに言っていたはずだ。
「あなた方は、常に心の指針を持ちなさい」と。
「心は、常に右に揺れ、左に揺れするが、
あの北極星を目指すがごとく、心の指針を持ちなさい」と、(p51)

・仏は、「心を揺らすのがいけない」とは説かれていないのです。
・「心を揺らしても、北極星のごとく目指す先を確認して、そちらに向かって歩みを進めろ」と説かれているのです。

私の実践

「仏になることが幸福」なのではなく「仏に向かうことが幸福」という考え方は、私のなかでは、しっかりと意識できている内容です。

今回の結論

・この地上世界に生きていると、私たちは、とかく目に見えるものを大切にし、結果主義になりがちです。
・しかし、仏は、「仏に向かう」というプロセスを大切にしているのです。

「迷いやすい考え」 ⇒ 真理の実現(結果)を幸福と考える
「正しい考え」   ⇒ 「真理を実践しようとする」ことが幸福
(プロセスを大切にする考え方)