SS006 『太陽の法』第5章 - 新文明創造の鍵

・この記事は、シリーズSS「『太陽の法』講座」の記事でで

今回の要点

・私の印象としては、『太陽の法』の第5章を深く学んでいる方は少ないのではないかと思います。

・しかし、第5章には、文明の興亡の原因が説かれており、新しい文明を創造するうえで、非常に大切な教えだと思います。

・今回の要点は、二つあります。

① 過去の文明の特徴を学ぶ
・過去の文明には、地球文明の発展に対してそれぞれの意味があったと考えられます。

② 過去の文明の教訓を新文明の創造に生かす
・過去の文明に生きたのは私たちに他なりません。
・過去の失敗のカルマも、成功体験も、私たちの心の中に残っています。

・過去の経験を未来に生かすために、主は、この教えを説かれたのだと思います。

 😐 文明の滅亡の原因と心に刻むべき教訓

・まず、第5章にでてくる各文明の特徴、滅亡の原因と、そこから導き出せる教訓を確認します。

① ガーナ文明、ミュートラム文明
・ガーナ文明の特徴は、超能力文明です。
・ミュートラム文明の特徴は、研究熱心な知的な文明であったと想像されます。

両文明に共通する問題点は、目に見える世界を重視し、本来の心の世界、霊的世界を軽視したことです。

・そのために天変地異が起きて、文明が沈んでいます。

私たちがこの地上に生まれてきているのは、霊的な目覚めのためです。
・地上に生まれてきて、目に見える世界にとらわれてしまうのは、当然のようにも思えます。
・しかし、この迷いを断ち切り、霊的に目覚めることがほんとうの幸福への道です。

『太陽の法』には、次のように説かれています。

この三次元の物質世界のルールの中で生活して、一体どれだけ四次元以降のルールを悟れるか。仏の力を悟れるか。仏の力が働いている世界であることを悟れるか。それが徹底的に試されるのであり、この試験にパスしてはじめて、人間は、もといた世界以上の高次元世界へと還るってゆけるのです。(p191)

目をひらくとは、自らの霊性に気づき、四次元以降の実在界の存在に対して心をひらくということなのです。(p297)

② ラムディア文明
・ラムディア文明の特徴は感性でした。
・ラムディア文明の滅亡の原因は、慢心をし、芸術に酔いしれたことにあります。

・その証拠に生き残ったのは、植民地の人々でした。

文明が発達した時には、いつも、力を持つものの慢心(傲慢さ)と格差が問題になると思います。
・現代においても、欧米と、かつての植民地であったアジア・アフリカの諸国の問題は完全には解決されていないまま残っています。

③ ムー文明、アトランティス文明
・ムー文明とアトランティス文明は、科学技術の発達した現代文明に近い文明と考えられます。

・文明の滅亡の原因は、「多様性からくる争いのなかに魔が入ってきた」ということだと思います。

・この争いは現代文明にも引き継がれているものです。

 🙂 文明の興亡の共通点と新しい文明の創造

・『太陽の法』の第5章の最大の重要論点は、最終節に説かれている文明の共通点です。
・そこには、文明の栄枯盛衰の意味が説かれています。
・その意味とは、「新しい文明は、古い文明の流れをひきつきながらも異なった価値尺度を求める」ということです。

・そして、「現在は、ムー文明、アトランティス文明のおわりのころに似ている」と説かれています。

・以上の点をまとめると、次のことが言えます。

① 新しい文明にも科学文明はひきつぐべきである
・現代の特徴は、知性・理性の発達した科学文明の時代です。
・「この流れは次の時代にもひきつぐべきである」ということです。

② 新しい時代は霊性の時代である
・新しい時代が霊性の時代であることは、幸福の科学の信者にとっては当然のことです。

③ 新文明は宗教と科学を統合した文明である
・したがって、「新文明は宗教と科学を統合した文明である」ということになります。
・これも、幸福の科学の信者にとっては当然に聞こえる内容ですが、ぞの実践には結構大きな壁が立ちはだかっています。

それをいかに突破していくかについては、シリーズSI「投資の天才への道」で考えていきたいと思っています。

・今日の話を実践論的にまとめると、「文明の滅亡の原因は、主の御心からはずれた人間の考え方にある。その最大の要因は、自我と慢心からくる愚かさである」ということです。

謙虚に主の教えを学んでいきたいと思います。

 

 

 

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