SI019 習近平と日銀・日本政府とカントの共通点 - 現在の経済の問題点を考える

・今回は、現在の世界経済の問題点をかんがえます。
・お話をしたいことは、習近平中国国家主席と日銀(&日本政府)とメルケル首相の共通点からくる現代経済の問題点です。

 😉 なぜ、メルケル首相ではなくカントか

・表題をメルケルでなくカントにしたのは、三つの理由があります。
(メルケル首相とカントが同じ魂グループの人間だという前提でのお話です。)

① 異質なものを並べることにより一転語とする
・習近平と日銀とカントを並べる方が違和感があり、印象に残りやすいと考えました。

② 思想的なもの(社会主義的な考え)が原因である
結論を言うと、習近平と日銀とカントの共通点は社会主義的な考え方にあります。
・思想的なものの話をするのであれば、メルケル首相よりカントの方がふさわしい感じがしました。

③ 仏の世界計画やカルマの問題が垣間見える
・違った時代の人間を出すことにより、その裏に隠された仏の世界計画や一人ひとりのカルマの問題が垣間見えると思います。

 😐 人間の悪しき傾向性と魂修行のサイクル

・上に述べたように、三者の共通点は、社会主義的なものの考え方にあります。

・この場合の社会主義的というのは、「自分(たち)の考えで、世の中をコントロールできる」という考え方です。
(アダム・スミスのいう神の手と逆の考え方です。)

・「カントの場合、どこが社会主義的か」というと、自分で考えで体系をつくりたがるところです。
・詳しく説明をするとかえってわけがわからなくなりますので、誤解を生むことを承知で、わかりやすく表現をすると、「神になりたがる」傾向があるのです。
(神の世界を説明する体系をつくったヘーゲルと微妙な差があります。)

・言いかえると、「自分の考えが正しい」と思い込んでしまう面があるのだと思います。

日銀(日本政府)の場合、「自分たちのやり方が一番いいけどみんなにはわからない」と思っているので「平気でうそをつきます」。

・当然のことながら、習近平主席も「自分の考えが正しい」という前提でものごとを進めます。
・自由主義社会では間違っているものは淘汰されますが、社会主義的な社会では、その社会が崩壊するまで、間違っているものが生き続けます。
・したがって、社会主義的な人間がリーダーになると、その組織は崩壊する可能性が高くなります。

「自分の考えが正しい」と思いたがるのは、ほとんど、すべての人間の傾向性です。(自分の愚かさを知るには、ソクラテス並みの知性が必要です。)

・しかし、「自分が正しい」という考え方には、許される範囲があります。
・リーダーになっていく段階で、どこかで限界がきます。
・そこで、「失敗をして反省をする」、これが魂修行のサイクルです。

・今回の世界の動きや、お子様方の動きは、如来や菩薩であろうとも、このサイクルのなかで修行をされていることを明らかにしてくれているのだと思います。
(非常に大きな観点では、「誰が悪い」とか、「誰が正しい」とかいうことではなく、みんな、主のもとに魂修行をしているということだと思います。)

言いたいことを整理すると

・私の言いたいことを整理すると、次のようになります。

① 神の理想の世界は自由主義の世界
・神の理想とする世界は自然淘汰の起きる自由主義の社会です。

② 社会主義のリーダーの間違いの影響力は大きい
・社会主義の社会では、自然淘汰が起きないので、リーダーの間違いは延々と社会に影響を及ぼします。

⓷ 習近平、日銀(日本政府)、メルケルの政策は経済危機を招いている

 😐 経済危機とその対応

・現代経済の具体的な話をします。

中国の2018年の負債総額は(公表されている数字で)約28兆ドルです。
・GDP比200%以上です。
・単純計算で、5%の利子なら、GDPの10%以上は利子の返済にあてなくてはいけません。
(1%でも毎年20兆円以上の利子です。)
(確認しますが、利子だけです、元本の返済は入っていません。)

日本の国債もGDP200%以上です。
(収入があがらず金利をあげたらいっぺんでつぶれるレベルです。)

・要するに、中国も日銀(&日本政府)も間違いを修正することなく崩壊寸前になっています。

人類の課題

・上に述べたことは、決して、習近平国家主席や日銀の単独の問題ではなく、人類の傾向性の問題です。

・多くの人間は、確かな教育を受けていないと社会主義的な発想をするようになります。
・社会主義的な人間には、次のような特徴があります。

① 問題を直視しない
・目の前に問題が現れてくるまで、問題を見ようとしません。
これから経済危機が起きる可能性はかなり高いと思います。
・ほとんどの人は、そのことを考えていません。

② 人のせいにする
・問題が起きたときに、必ず、問題を人のせい、環境のせいにします。
経済危機が起きたときに、それを自分の責任と考えられる人は少ないと思います。

③ 問題解決の先送りをする
・夏休みの宿題を思い出してもらえばよいと思います。
・現代の経済の問題点は、借金が借金を呼ぶバブルの形成です。

・社会主義的(唯物論的)観点と逆の観点が、自由主義的観点です。
・しかし、現在の自由主義には自我の思いが強く入っていて、自由主義市場は、マネーゲームの場になっています。

・ある程度の経済的停滞(危機?)は、これから起きると思います。
・しかし、主のお言葉と、トランプ大統領主導の動きで世の中が変わっていくことも期待できます。
・当サイトでは、危機にしっかり直面をし、霊的観点からみた経済の見方の啓蒙をしていきたいと考えています。

🙂 今週の投資実績と反省

・今週の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円 822株  27,524円    1,000,000円
株価最低値(9月)   995円  851株   53,473円  900,467円
2019年はじめ    1398円 244株  882,080円  1,222,843円
3月1日         1172円 855株   86,161円  1,088,514円
3月8日        1239円 760株  201,385円  1,142,978円

はじめからのリターン       約14,2%
今年のリターン          約-6,5%
3月のリターン          約5,0%

・戦術変更を検討しなくてはいけないギリギリのところで日経平均が大幅に下落しました。

現状分析

・先週まで悪い経済指標に反応しないで、中央銀行の金融緩和期待の株価の上昇が続きましたが、今週は、ECBが金融緩和姿勢を打ち出しにも関わらず株価が下落しました。

・考えられる下落の理由は以下の通りです。

① 売り方が動き出した
・3月8日が日本のSQ日でした。
・これをきっかけに売り方が売りを始めたと考えられます。
(つまり「悪い経済指標に反応するようになった」ということです。)

② 悪い経済指標
日本の景気動向指数が景気後退局面に入ったことを示しています。
・中国の貿易統計も悪い数字のままです。
・ECBのEUの経済成長の見通しは、大幅に下方修正されました。

⓷ 政治マターの楽観的観測の織り込みがすんだ
・これまでの、株価の上昇の理由は、各国中央銀行の金融緩和と米中通商交渉の楽観視ですが、これはすでに織り込まれたと考えられます。
・これからは、悪い経済指標が出ても、良い経済指標が出ても(金融緩和の後退になる)株価が下がるフェーズに入ったと考えられます。

④ アノマリー
・アノマリーというのは、「理由ははっきりしないけれど、毎年(毎月)そのような傾向がある」という傾向です。
・私が、結構信頼している投資顧問の松川さんは「アノマリーの可能性の方が高い」と言っています。
・理由は、経済悪化は、12月の下げですでに織り込み済みということだそうです。

・市場全体は(景気後退に入ったかどうかは)、五分五分と見ている感じです。

テクニカル指標

・日経平均は、25日の移動平均線を下回っています。
(50日線よりは上にあります。)
・これは調整局面に入った可能性が高いことを示していると思います。

 

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