SG000 『黄金の法』第1章~第3章の要点

・この記事は、シリーズSG「『黄金の法』講座」のまとめの記事です。
・『黄金の法』の各章の要点をまとめて示します。

第1章 一日一生

結論

実践論として大切な時間論の教えが「一日一生」の教えです。

・「一日一生」の教えは、キリスト教でも、仏教でも説かれています。
・それだけ普遍的な教えだということです。

要点

・「一日一生」の教えのポイントは、以下の三点です。

① 今を生きる
・人生で大切なことは「今を生きる」ということです。
(取り越し苦労、持越し苦労をやめることです。)

『黄金の法』では、次のように説かれています。

あなたがたの手のなかにあるのは、現在だけであり、だれもが平等に、「一日」という、自分の「現在」と直面しているのです。
人生とは、一日の連続体だと言えます。一昨日があり、昨日があって、今日がある。そして、今日があり、明日があり。ということは、より良き人生を生きたいとするならば、一日一日を着実に生きてゆくしかないのです。黄金の人生を創ってゆくためには、一日一日を黄金に変えてゆくしかないのです。そして、一日一日が、すべて黄金に変わってゆけば、人生全体も、必ず金色の光を放つものとなるはずです。(p15)

② 進化の幸福
・「今を生きる」ときに大切なのは、結果の幸福ではなく、進歩の幸福を感じることです。

『太陽の法』には、次のように説かれています。

仏がさまざまなのレベルの意識・魂をつくられて、それぞれの進化、発展を願っておられるのは、その進化してゆくということ自体によろこびをともなうからなのです。つまり、大宇宙の創造、そして、各生命体の創造は、進化ということをめざすことによって、仏のよろこびの表現となり、幸福の源となっているのです。(p97)

③ 絶対時間を生きる
・魂の進化に貢献をするのは、真理を実践している時間(=絶対時間)だけです。

『若き日のエル・カンターレ』では、次のように説かれています。

絶対的時間は、「仏の心に添うことに、どれだけ時間を注いだか」という観点から計られるのです。
この絶対的時間という観点から計ったときに、各人の人生は、そうとう違ったものとなってきます。同じく七十年の人生を生きたとしても、絶対的時間のなかにおいて、その時間数を稼いだ人と、相対的時間の中に生きていた人、この両者はまったく違った時間体系のなかに生きていたことになり、人生の決算は相当違ってくるということです。

第2章 弁証法的発展

結論

世界の歴史は弁証法的に発展しています。

要点

・「エル・カンターレ文明は、西洋文明と東洋文明が弁証法的に発展して生まれる」と考えられます。
・その内容は次のようなものです。

① 合理主義と神秘主義の統合
・科学文明が発達すると、合理主義になり唯物論に傾きがちになります。
・一方、神秘主義になると、科学の発達が遅れ、進歩が止まります。

エル・カンターレ文明は、合理主義と神秘主義を統合した文明です。
・当サイトでは、魔法と量子論の統合を探求しています。

② 個人主義と全体主義・利他主義の統合
・個人主義がすぎると自我の世界になります。
・全体のことを優先しすぎると、独裁的な全体主義か、「貧乏の平等」の社会主義が生まれます。

・エル・カンターレ文明は、利自即利他の文明です。

③ 進歩と調和
・進歩を強調すると、都会的競争のストレス社会になります。
・調和を強調すると、発展が止まった停滞した社会になります。

・エル・カンターレ文明は、時間の循環論による(春夏秋冬)の発展を目指します。

④ レプタリアン型とプレアデス型
・どちらかというと、西洋文明はレプタリアン型の面が強く出ているような感じがします。
プレアデス型の人も、個人的には、西洋文明で活躍してきたのかもしれません。

・一方、中国の三国志を見ると、いかにも、個人の魂修行の場という感じがしますし、日本の政治を見ていると、全体のなかの役割を考える場になっているような気がします。

・エル・カンターレ文明は、過去の修行の成果を実現する場だと思います。

第3章 仏教思想

要点

・『黄金の法』に説かれている仏教思想の柱は、次の五点です。

① 実相世界と地上世界との関り
あの世がほんらいの世界であり、地上世界が「苦」の世界であることが説かれています。

② 縁起の理法
・この現象世界、実在世界を貫く法則は、原因と結果の法則です。

③ 八正道
悟りの王道は反省です。
・「苦」から抜け出す反省の方法を説いたのが八正道です。

④ 六波羅蜜多
・釈迦の教えは、自分を磨いて、人々に愛を与える利自即利他の教えです。
・ほんらいの叡智あふれる姿になるために六波羅蜜多の教えがあります。

⑤ 空の思想
・光、真理、愛など目に見えないものこそが実在です。
・「空の思想」は、目に見えるこの世的なものへの執着を断つための教えでもあり、ほんらいの姿を説いた教えでもあります。

結論

仏法真理の教えに中核にあるのは、仏教の思想です。

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