SSP12 『太陽の法』実践講座(&報告)⑫ 第5章⑤ 宗教的な素養を伸ばす

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・⑧から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

 🙂 宗教的素養を伸ばす

・SSP08「『太陽の法』実践講座⑧」で、ムー文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ムー文明】
「特徴」 ⇒ 光文明

私の個性 ⇒ 光を感じる力はある程度あるけれど、それほど発達していない感じもしています。

私の得意なこと ⇒ 宗教的素養のなかで、上求菩提の心は強いと思います。
私の不得意なこと ⇒ 宗教的素養のなかで、下化衆生の心は弱いと思います。

宗教的素養の伸ばし方

・世界は弁証法的に発展します。
・弁証法的発展とは、一見矛盾する二つの性質が「正」⇒「反」⇒「合」の形で統合していくことです。

・宗教的素養には、「上求菩提」と「下化衆生」の矛盾する二つの面があります。

・多くの人間は、この二つの性質のどちらかが得意で、どちらかが不得意であると思います。
(私の場合は、「上求菩提」の方が得意です。)

・しかし、宗教的人格をつくりあげるには、この二つの性質をバランスをとって統合させていく必要があります。

・統合の方法には、次の二つの方法があります。

① 時間的発展
・自分の得意な方を伸ばし、ある程度のレベルに達したら、不得意な部分の修正に専念する。

② 空間的な発展
・自分の不得意な部分を補ってくれる仲間を探し、連携をして成功を目指す。

私の場合

・私は、現在、次の三つの方法で弁証法的発展を目指しています。

① 仲間との統合
・私は、「真理を学ぶ力」がありますので、「仕事能力」のある仲間と仕事をして成功を目指したいと考えています。

② 後世への遺産
・このサイトの記事は、「自分が学んだことを後世に伝えて、主のお役に立ちたい」という思いで書いています。

③ 来世の自分への言葉
・今、考えているのは「来世の自分向けに言葉を遺したい」ということです。

・私の魂の兄弟に成功系の魂がいれば、「今世の私の学びを来世の成功に役立てたい」ということです。

SEB17 『永遠の仏陀』第5章④ 無限の向上を目指す〇

[無限の向上を目指せ]

・本講座の目的は、『永遠の仏陀』のまえがきの「本書を読み、味わい、理解し、勝つ実践して、人生に敗れることはありえない」というお言葉を手がかりにして、人生に勝利するために、『永遠の仏陀』を深読することにあります。

・しかし、『永遠の仏陀』の第5章には、実践することが難しいお言葉が続々とでてきます。このお言葉を探求していきたいと考えています。
・今回は、「一千億年の歴史」の節のなかのお言葉です。

仏言

はるかなる、一千億年の、その昔に、
この宇宙を創らんとし、
その構想を練っていた時に、
我は思った。

すべての者よ、
無限の向上を目指せ。
しかして、すべての者よ、
おまえは、ひよわな存在であってはならぬ。
我は、おまえたちをより優れたる者となすために、
おまえたちには、厳しい試練も与えよう。
砂鉄変じて、鋼となすためには、
厳しい火の試練も、
厳しい水の試練も、
厳しい槌の試練も与えよう。
しかして、強くなれ。
しかして、無限に鍛えられてゆけ。
しかして、無限に美しく、
しかして、無限に善きものとなれ。

 〇  無限の向上を目指すには

・上の仏言も厳しいお言葉です。前回は、「(その性格や能力にしたがって)一人ひとりの中道がある」というお話をしました。

・今回は、その点について、もう少し具体的にお話をしたいと思います。

私の中道

・私の中道に対する考え方は、以下の三点です。

① できないけど目指す
・一点目は、「できないことはわかっているけど目指す」ということです。言いかえれば、「仏になれないことはわかっているけど、仏になることを目指す」ということです。
(本サイトで再三再四お話をしているように、仏弟子の使命は、「正しき心の実践」ではなく、「正しき心の探究」です。「ファイティングポーズは永遠に崩さない」ということです。)

② 逆発想の真理
・二点目としては、今世においては、「どのようにしたら真理を実践できるのか」と探求するのではなく、「なぜ、真理が実践できないのか」を徹底的に探究をし、後世への遺産を残したいと思っています。

(「来世の自分へのメッセージ」を遺し、来世「真理を実現して成功する自分」を目指したいと思っています。以前、「悟りの功徳はやり直しができること」というお話をしましたが、単なるやり直しではなく、「教訓を積みながらやり直したい」ということです。)

③ 一割増しの自分
・三点目に、今世の私の真理の実現として、「一割増しの目標」を掲げようと思っています。「思いが実現する」は、長期の真理であることを確認しています。短期目標としては、一割増の自分を目標にします。

④ 「一日一生」の幸福
・最近の私の感触としては、「『真理に生きる』ということと、『一瞬一瞬の幸福(光)を感じる』ということがかなり近いものである」と感じています。

SIS206 『太陽の法』と今の経済PartⅡ⑥ 経済発展に必要な進歩と調和の力

🙂 経済の発展の条件と世界経済

・この記事は、シリーズSIS「『太陽の法』と今の経済・PartⅡ』の記事です。
・このシリーズでは、SEG投資法の実績報告をしながら、SEG投資法で実際に成果を上げるために使っている現在の経済情報、投資戦術のお話を、『太陽の法』の各章のテーマと関連させて紹介します。 

・今回は、『太陽の法』の第6章の学びから、世界経済の発展について考えていきます。

経済発展の二つの側面

・幸福の科学の信者さんならよくご存じのことと思いますが、「アベノミクスの三本の矢」は、幸福実現党の政策のパクリです。
・「アベノミクスの三本の矢」とは、「財政政策」「金融政策」「企業の成長戦略」の三つです。

・この「アベノミクスの三本の矢」に見られるように、経済の発展には、「政策支援」と「自由競争による企業の発展」の両方が必要です。

・つまり、自由と秩序のバランスで経済は発展します。

・「貧困の時代」では、自由競争より政策の方が大切ですが、「豊かな時代」に入ったならば、「自由競争」を重視した方が経済は発展しやすくなります。

世界経済の現状

・現在の世界経済を見ると、中国、日本、EUは、政策頼みの経済で、経済的に危機を迎えようとしています。

・政策頼みの経済の問題点は、「経済発展を維持させようとすれば借金がどんどん増える」ことです。
(イタリアの経済がわかりやすい例です。)
(中国には、どれぐらいの不良債権があるのか想像もつきません。中国全体の負債は1京円近くと言われています。)
(日本の財政赤字も危険水域です。)

アメリカは、トランプ大統領の減税政策と旺盛な企業家精神のもとでの自由競争のエネルギーを保っています。
・今のところ、経済指標はそれほど悪化していませんが、米中の貿易戦争のせいで、今後の経済減速が予想されています。
(2019年10月25日現在は、米中貿易戦争は小康状態になっています。)

・自由競争の問題点は、個人の発展だけに目を向けると貧富の格差がどんどん広がっていくことです。

 🙂 理想の経済と真理

・主の願われる理想の経済は、自由競争で発展した人が、騎士道精神をもって弱者を救う世界です。

発展の主役は、国ではなく、発展した個人でなくてはいけません。
(多様性と自由競争です。)

弱者の救済の主役は「血の通わない制度」でなく、「心の通った人間」でなければいけません。
(制度で人を弱者を救済しようとすれば、救済される側のエゴや、その制度を悪用しようとする人間が出てきます。)

・そして、「発展の心」と「調和の心」を統合させることです。

・「発展の心」と「調和の心」を強く持った人同士が連携するのもよいですし、一人の人が「発展の心」と「調和の心」を兼ね備えるのでも構いません。
・発展と調和の統合がほんとうの真理の実践です。

SEG投資法の実践

・SEG投資法では、世の中の経済発展のために投資法を研究しています。
社会に貢献する企業を探して応援します。
・得られた富は、社会への再投資を考えています。

 

🙂 現在の投資実績

・ここまでの、今年の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円  822株  27,524円    1,000,000円
2019年はじめ    1398円  244株  882,080円  1,222,843円
新モデル開始時(8月9日) 1210円  240株  924,871円  1,215,271円
10月25日      962円  1111株  31,312円  1,000,319円

現在の状況とこれからの戦術

・予想に反して、米中貿易交渉が部分合意したので、一旦株価は上昇トレンドに入りました。
・私の予想では、上昇トレンドは短いと思いますが、来年の米大統領選までバブルが続く可能性も出てきました。
・独自の危機管理戦術を継続中です。
(逆張りをしながら損切りをしていきます。)

 

SSP11 『太陽の法』実践講座(&報告)⑪ 第5章④ 慢心と劣等感の修行

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・前々回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・SSP08「『太陽の法』実践講座⑧」で、ラムディア文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ラムディア文明】
「特徴」 ⇒ 芸術の発達した感性文明

私の得意なこと ⇒ 自然の美、調和を感じる力は発達していると思います。
私の不得意なこと ⇒ 芸術的センスはないように思えます。

 🙂 慢心と劣等感の魂修行

・私の緑色的な性質は、荘子様が大好きなことに象徴されています。

・したがって、私にとって、今回の宏洋氏の事件は、まるごと魂修行の材料として考えることができます。

芸術的人間の独善性と慢心・劣等感

・芸術的センスに恵まれている人間は、独特の感覚があるので、どうしても独善的になりやすいところがあります。

・私は、芸術的センスには恵まれていませんが、自分独自の感覚はあります。
(小さいころ、私は、みんなと考えることが違うので、自分を宇宙人と思っていました。あながち、間違えでもなかったようです。)

・独自の感覚は、独善的なところ、慢心につながるところは否めないような気がします。

・慢心している人間は、自分が成功しているときは、「自分がすべて正しい」「自分中心に世の中が回っている」と感じます。

・しかし、そんな慢心は長続きしません。
・すぐに、失敗をして、今度は劣等感で落ち込みます。

慢心と劣等感の魂修行

・慢心と劣等感の魂修行は、芸術的人間に限らず、すべての人間に共通している魂修行の課題であるかもしれませんが、調和的な人間の場合は、それが100%心の問題になります。

・ここでは、心の問題としての慢心と劣等感の修行について考えます。

・私が考える「慢心と劣等感の魂修行のポイント」は、次の三つです。

① マイナスの心に気づくことが大切

・慢心と劣等感の問題は、六次元以降の人間ならすべての人が通過しなければいけない魂修行の課題だと思います。

成功をしているときに、大切なことは、「自分はどこかで慢心をしている」と気づくことだと思います。

・また、劣等感で苦しんでいるときには、「それが、人生のふつうの姿である」と知ることが大切です。
・劣等感で苦しんでいるときに、そこでもがけばもがくほど深みにはまることがよくあります。
(劣等感で苦しんでいるときに、「客観的になれ」といっても無理なのですが、それでも、この方向で努力をすることです。)

・つまり、大切なのは、「マイナスの心をなくそう」とするのではなく、マイナスの心に気づくことだと思います。

・なぜなら、この地上修行の課題は、「弱い心との戦い」であり、「弱い心をなくすこと」ではないからです。)
(この弱い心がないと魂修行にならないのです。)

② 弱い心に支配されてはいけない

・心の執着を100%なくすことはできませんが、執着に心を支配されてもいけません。

・私たちにとって大切なのは、執着しすぎないことです。

・具体的には、順境にあるときには、あまりいい気持になって浮かれすぎないことです。
・逆境にあるときには、自分のみじめな姿にとらわれすぎないことです。

・つまり、どんな環境にあっても淡々と努力することです。

・どんな環境でも努力する心は、信仰心から出てきます。
・信仰心があるということは、「感謝と精進の心がある」ということです。

・淡々と努力する心さえあれば、あとは時間の問題です。

③ 祝福の心と許す心

・また、慢心と劣等感を克服する修行として説かれているのが、「祝福の心」です。

・これは、慢心と劣等感を克服した指標としても使えます。

・マイナスの心にとらわれなくなってくると、成功している人に対しては祝福の心、失敗した人に対しては許す心が出てきます。

・なぜかというと、成功している人に対しては、努力をしている姿が見えてくるからです。
失敗した人に対しては、自分と同じ「心の弱さ」が見えてくるからです。

・菩薩への道として、「祝福の心」と「許す心」も、心に刻みつけたいものです。

(「慢心と劣等感は、『太陽の法』実践講座のメインテーマの一つである」と思っています。)
(今後も取り上げていきます。)

SEB16〇 『永遠の仏陀』第5章③ 教えを、深く深く、理解する

 

 

[教えを、深く深く、理解する]

・本講座の目的は、『永遠の仏陀』のまえがきの「本書を読み、味わい、理解し、勝つ実践して、人生に敗れることはありえない」というお言葉を手がかりにして、人生に勝利するために、『永遠の仏陀』を深読することにあります。
・しかし、『永遠の仏陀』の第5章には、実践することが難しいお言葉が続々とでてきます。
・このお言葉を探求していきたいと考えています。
・今回は、前回に引き続き、「仏は法なり、仏は教えなり」の節のお言葉を味わいます。

仏言

くり返し、繰り返し、言う。
仏とは、姿形なきもの。
仏とは、人間を超えたるもの。
しかして、霊を超えたるものである。
仏とは、人間的なる感覚を超越し、
この宇宙を統べるところの、
教えそのものとなっている存在なのだ。

おまえたちは、
その手にしているページの一枚、一枚に、
仏の姿を見ているのである。
仏とは何であるかを知りたくば、
わが説く教えを、深く深く、理解戦とせよ。(p224-225)

 〇 どうすればよいのか

ほんらいの姿と現実の姿

・まさしくこの仏言が私の人生のすべてであるはずです。仏の教えを理解することが、私の人生の目的です。そのために「命をかけたい」という思いがあります。しかし、なぜか、私の毎日は、真理の探究に徹し切れていません。
・今回は、その原因を追究して、「自分のあるべき姿」を考えていきたいと思います。

私の魂が欲しているもの

・「真理の探究」は、私の魂の奥から出ている願いだと思います。私は「真理の探究」が好きです。時間があれば、ふつうに「真理の学習をしたい」と思います。そして、今は、一日二十四時間、自由な時間があります。どう考えても、理想の生活が送れるはずです。
・しかし、なぜか、「命をかける」ほどの熱意が出てきていないのです。

マイナスの要因

・その理由は、肉体中心の考え方がでてきて、生きやすく生きたいという思いに負けているような気がします。「気がする」だけで、断言できないのは次のような理由があるからです。私の魂には、まじめなお坊さん的要素と、楽が好きな仙人的要素があります。
・この仙人的な要素が、「命をかける」ほどの努力を否定しているような気がしています。

縁起の理法と努力精進の心

・それでは、「仙人的考え方を100%否定すべきか」というと、そうとも思えません。仏は、発展を求めてあらゆる種類の人間をつくったのですから、まじめなお坊さん的な生き方だけが、仏の願われている生き方ではないような気がします。
・一つの例として、仏教的には、「縁起の理法」、「努力精進」が絶対の法則ですが、この考えを否定するような事実もないわけではありません。たとえば、スポーツの世界などでは、無理をしすぎて、体をこわして選手生命を絶たれた人間は後を断ちません。あるいは、「子供のころから努力ひと筋でがんばったのに、(才能がなくて)プロになれなかった野球選手」というような話もよく聞きます。
(ちなみに、「縁起の理法」は、絶対に正確に働くので、無理をしすぎて失敗をした人も、来世も含めて考えれば、努力は無駄になっていないはずです。次に生まれてくるときには、才能のある子どもに生まれてくる可能性が高いです。逆に言うと、「努力をしても成功できないのは、前世の努力が足りなかったから」ということだと思います。)

一人ひとりの中道

・つまり、やみくもに努力をするのがよいのではなく、「(その性格や能力にしたがった)一人ひとりの中道がある」ということだと思います。私自身は、今、その中道を探しているところです。そして、その中道は、来世・来来世までを考えた中道です。

 

 

SIS205 『太陽の法』と今の経済PartⅡ⑤ 心を使ったSEG投資法の実際

🙂 SEG投資法の投資の実際

・この記事は、シリーズSIS「『太陽の法』と今の経済・PartⅡ』の記事です。
・このシリーズでは、SEG投資法の実績報告をしながら、SEG投資法で実際に成果を上げるために使っている現在の経済情報、投資戦術のお話を、『太陽の法』の各章のテーマと関連させて紹介します。

今回のテーマ 

・今回は、『太陽の法』の第5章の学びから投資法を考えていきたいと思っています。
・『太陽の法』の第5章のテーマの一つは、心の力です。

・そこで、今回は、「実際の投資法」を心の力との関係のお話をしながら紹介します。

SEG投資法の戦略

・SEG投資法の戦略は以下の通りです。

① 長期戦略
・長期では、積立を基本としています。
・毎月、毎年、買い増ししていきます。

・長期では、逆張り戦略をとります。
(市場が暴落をする時期に株式投資をはじめます。)

② 中期戦略
・中期では、順張り戦略をとります。
(株価が上昇しているときに買い増しをしていきます。)

③ 短期戦略
・短期では、逆張り戦略をとります。
(株価が下がったら買い、

長期投資

・SEG投資法のそれぞれの戦略と心の力の関係は以下の通りです。

① 長期戦略 - 逆張り
・SEG投資法の長期戦略は、暴落時に買う逆張り戦略です。

・これには二つの問題点があります。

・一つは、「暴落の時期が来るまで動けない」ということです。
・時期を待つ忍耐の力が必要です。
(SEG投資法では、リスクヘッジ用の株で、モデルづくりをしながら、暴落に備えています。)

・もう一つは、暴落時に買ったとしても、さらに暴落する可能性があることです。

・この場合の対処としては、「さらに株を買います」という方法と、「一旦買ったら、あとは上がるまでじっと待つ」という方法があります。
(どちらの方法をとるにしても、事前に決めておくことが必要です。)
(株式売買の鉄則は、自分でルールを決めて、それにしたがうことです。)

株の買い増しの仕方
・SEG投資法では、株の値段と、時間の両方の指標で株を買い増しすることにしています。
(株の値段の上がり下がりで売買する逆張り法と、毎月1~2万円程度株を買います積み立て方式の両方の方法です。)

② 長期投資の心構え

・長期投資の基本は、未来の創造に貢献する優良企業の支援です。
「愛の心」です。

優良企業の探し方
・優良企業を探すのも、「愛の心」で、」「波長同通の法則」を使って探します。

中期投資

・現実的に、利益を生み出す部分は、中期投資の部分が大きいです。

① 中期戦略 - 順張り
・中期戦略は、株価が上がり始めたときに買い増しをする順張りです。

・前に、「中期トレンドの指標としては25日移動平均線を使う」というお話をしました。
・現在のリスクヘッジ用の株の取引きで実際に使っているのは、6週間の移動平均線です。

下降トレンドの判定基準
・日経平均株価が、6週の移動平均線より下回り、かつ、前週の値段より下回った時に中期トレンドは下降トレンドに入ったと判定しています。

② 中期戦略の心構え
・順張り投資では、基本的に、買うときは全力投入です。
・また、失敗したと思ったら、「損切り」と言って、いさぎよく売ります。

・ということで、順張りの売買は、結構勇気がいります。
(もちろん智慧も必要です。)
(自分の判断にある程度自信がないとできません。)

短期投資

① 短期投資の意味

・短期投資は、投資というより投機です。
(ギャンブルです。)
・真理的には、あまりほめられないかもしれませんが、この世の戦いに強くなる度胸と知恵はつくと思います。
(トライする回数が多いので、勉強―反省には便利です。)
(欲を出しても、弱気でも、失敗しますので、自分の心を見つめるチャンスにもなります。)

② 短期投資の実際

・現在は、株価が10円動くと80株程度の売買をしています。
(10円動けば800円の儲けということです。)
(50万円の資金の場合の計算値です。)
(株価は、毎日10円ぐらい動きます。大きいときは30円~100円ぐらい動きます。)

 

 

🙂 現在の投資実績

・ここまでの、今年の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円  822株  27,524円    1,000,000円
株価最低値(9月 )    995円  851株   53,473円   900,467円
2019年はじめ    1398円  244株  882,080円  1,222,843円
新モデル開始時(8月9日) 1210円  240株  924,871円  1,215,271円
10月18日      988円  1061株  30,117円  1,028,613円

現在の状況とこれからの戦術

・予想に反して、米中貿易交渉が部分合意したので、一旦株価は上昇トレンドに入ります。
・私の予想では、上昇トレンドは短いと思いますが、来年の米大統領選までバブルが続く可能性も出てきました。
・独自の危機管理の戦術に変更です。
(逆張りをしながら損切りをしていきます。)

SEG19117 緊急特別記事 台風19号を経験して - 天変地異をどう考えるか 

・この記事は、「一般ページ」と「会員ページ」で、共通の記事です。

 🙂 台風19号の被害にあって

・台風19号が、東日本に大災害をもたらしました。

・仏弟子としては、「天変地異を自分の問題として受け止めなければいけない」と思いますので、今回は、そのお話をします。

自己責任の考え方

・私たちにとって、難しいのは、「天変地異のときに、自己責任の問題をどう考えるか」ということです。

・自己責任の問題は、自分の問題と、被災者の問題の二つに分けて考えられます。

① 自分の自己責任
・まず、「自分の自己責任の問題」を考えます。

・自分の能力を考えれば、自分が天変地異の責任を負うほど力がないのは明らかです。
・そうかといって、仏弟子として、「天変地異は自分には関係ない」と言ってすまされる問題ではないのも確かです。
(この記事を書く前に、私は、「会員ページ」で公開している「『永遠の仏陀』講座」の記事を書いていました。そこで、紹介したのは、第5章の「滅亡するか否かはおまえたちの選択にかかっている」という仏の言葉でした。)

・私たちは、天変地異(天の警告)に対して、なすべきことを見つける努力をしなければいけないと思います。

② 被災者の自己責任
・次に、被災者の自己責任です。

・被災された方に対して、「自己責任です」言って突き放すのは、宗教者の姿勢として明らかにおかしいと思います。
・しかし、縁起の理法は正確に働いています。
・被災された方が、単なる不運ではなくて、縁起の理法のもとに被災されたのも真実です。
・「ただ、やみくもに、目に見える形の救済をすればよい」というわけでもないと思います。
(実際に、目に見える形の救済には限度があります。)

・私たちには、被災者に対してどのように向き合えばよいのでしょうか。

 🙂 私たちは何をすべきか

神様中心の考え方

・何事が起きても、私たちが考えるべきことは、神様の御心です。
・今回の場合は、「神様は、天変地異をどう考えているか」ということです。

・そうすると、はっきりしていることがいくつか出てきます。

① 今、起きていることは幸福の源
・手っ取り早い話は、聖書のヨブの話を思い出せばよいと思います。

・「神様は、私たちの幸福のためにこの宇宙を創られ、神様の創られた法のもとに、天変地異が起きている」ということです。

② 人生の目的は魂修行である
・そして、私たちの幸福とは、悟りであり、ユートピア建設です。

・つまり、天変地異は、「悟りとユートピア実現の材料である」ということです。

具体的にどう考えるか

・上の考え方は、頭では理解できたとしても、実践には結びつかないことが多いと思います。

・実際に、被害に会えば「苦しいものは苦しい」でしょうし、被害にあっていなければ、他人事で過ぎ去ってしまうことが多いと思います。

・そこで、どのように真理を実践するかを考えてみます。

・これも、仏弟子としての立場と、被災者に対しての立場と二つに分けて考えたいと思います。

① 仏弟子として
・上に書いた通り、仏弟子には、天変地異の責任があります。
(主は「わが町100人の信者をつくれば、天変地異は止めて見せる」と説かれました。)

・したがって、天変地異が起きた以上、修行が不十分であり、伝道ができなかった自分の反省は必要です。
・ただし、今、必要なのは、「過去に伝道できなかった」という反省や、「未来への伝道への決意」ではなく、「現在の自分の心境と行動に対する反省」だと思います。
(過去の反省は、自分の弱さを責めることが多くなります。未来への決意は、自分の弱さを無視することが多くなります。)

・言葉を変えれば、「心弱き自分を責めても」、「心弱き自分を無視しても」いけないということです。

・私たちは、修行が不十分なのです。

・私自身を振り返っても、現在ただいまを見れば、何もしていない愛のない怠惰な自分がいます。
・みなさまのなかには、愛の気持ちはあっても、何をしてよいかわからない智慧のない自分を発見される方もいるかもしれません。
(実際は、智慧がないのではなく、必死に考えてないことが多いと思います。)
(あるいは、「祈りの力を信じていない」ということかもしれません。)

・その現実を受け入れて、強くなるために歩み始めるしかないと考えています。

② 被災者に対して
・被災者に対しては、どのような態度で臨めばよいのでしょうか。

・私たちが心弱き人間であるならば、真理を知らない人々が心弱き存在であるのは当然のことです。

・しかし、一人ひとりの心のなかには、無限の可能性があります。
・「神様は、その人が背負えない問題は与えない」と言われています。

・だれでも、立ち直ることは絶対にできます。

・神様は、人類が立ち上がるのをジッと見守っておられます。
(内容は深く理解できていませんが、今月の月刊誌の「心の指針」や、映画には人類復活の主の御心が込められているのだと思います。)
(残念ながら、「危機を避けることはできなかった」というのが、私たちの実力です。)

ブレイブブロッサムの快挙

・台風19号が日本に甚大な被害をもたらしているなかで、ラグビーのワールドカップは行われ、「日本代表であるブレイブブロッサムが、スコットランドに勝ってベスト8入りをする」という快挙をなしとげました。

・これは、偶然ではないと思います。

・ブレイブブロッサムの奇跡は、「努力の力と自分を信じる力があれば、不可能が可能になる」ことを私たちに教えてくれました。

今回の結論

・私たちは、「一人ひとりの人が力強く立ち直れることを信じて、自分の立場でできることを考え、実践していくべき」だと思います。
(逆に言えば、できることは、一人ひとりによって、支部によっても違ってくると思います。)
(しかし、確かに言えることは、自分たちで考えないといけないと思います。)

・いつもお話をしていることを繰り返します。
・神の御心は、私たちが「真理を実現すること」ではなく、「真理を実践しようとすること」にあります。
「真理の実現」ではなく「真理の探究」です。

 

 

SEB15 『永遠の仏陀』第5章② 仏は法なり、仏は教えなり〇

 

[仏は法であり、教えである]

・本講座の目的は、『永遠の仏陀』のまえがきの「本書を読み、味わい、理解し、勝つ実践して、人生に敗れることはありえない」というお言葉を手がかりにして、人生に勝利するために、『永遠の仏陀』を深読することにあります。しかし、『永遠の仏陀』の第5章には、実践することが難しいお言葉が続々とでてきます。このお言葉を探求していきたいと考えています。

・少し長いですが、仏言を味わいます。

仏言

このわが教えは、
単に、おまえたちの心を救うがためにのみ、
説かれているのではない。
この教えを本として、全宇宙は統べられているのだ。
この教えを実現すべく、
人類の過去、現在、未来があり、
人類の過去・現在・未来があり、
人類なき過去にも、
この教えは厳然としてあり、
人類なき未来にも、
また、あるであろうということを、
私は明言しておく。(p219)

教えとは、姿を変えたる仏そのものであるということを、
おまえたちは知らなくてはならない。(p220)

仏とは、法であり、
仏とは、教えであるのだ。
わが説く、この法こそが、
わが説く、この教えこそが、
仏の実体の本質であるのだ。
わが教えを学ぶ時、
おまえたちは仏の姿を見たのである。
わが教えを聴くとき、
おまえたちは仏の声を聴いたのである。
わが教えを理解する時、
おまえたちは仏の心を理解したのである。(p222)

〇  私がチャレンジしようとしていること

結論

・「仏の教えが、私たちの存在を超えた存在である」ということは、「私たちは、仏の教えを完全に理解することはできない」ということです。しかし、それでも、仏は私たちに向かって、「仏の教えを理解せよ」と説かれています。したがって、仏の教えを理解するように努力することが仏弟子の道だと思います。

〇 実践の内容

・私が実践しようとしていることは、以下の通りです。

① 法身を感じようとする
・仏には、「応身」(地上の仏陀)「報身」(天上界の仏)「法身」(法としての仏)の三相があります。私は、「法身」を感じようと努力をしています。

② 仏光物理学の三つのテーゼ
・私は、仏光物理学の三つのテーゼを中心に、「法身」を感じようとしています。特に意識をしているのが、「縁起の理法」「念いは実現する」「波長同通の法則」です。世の中に起きていることは、すべて、「縁起の理法」にしたがって起きています。私たちの心で念ったことは実現します。私たちの思いは、波長同通であの世の世界に通じます。
・この三つを、いつも感じながら、人生をより良き方向に進めようとしています。

③ 朝の瞑想と『正心法語』
・具体的な方法としては、朝に瞑想をしているときに、「この宇宙に光(=法=仏)が遍満していること」を感じようとしています。『真理の言葉・正心法語』を読誦する時も、そのイメージを持っています。

〇 私が実感していること

・私は哲学が好きで、理系の研究者でもありますので、抽象的な言葉を感じる力は鍛えてきたと思います。(たとえば、数学の得意な人間は、運動を表す数式を見て物が動く姿を想像できます。)哲学的な言葉も、死んだ理論ではなく、「生きた運動法則」であると考えると理解できることが多くあります。
・抽象概念が運動している姿を感じようとする習慣をつけていると、少しづつ、見えないものが見えるような感じがしてきます。
・朝の瞑想、『正心法語』の読誦、真理の実践を重ねることによって、少しづつ見えないものが見えてくるようになるのではないかと思っています。

 

SIS204 『太陽の法』と今の経済PartⅡ④ SEG投資法の投資戦術

 

🙂 SEG投資法の投資戦術

・この記事は、シリーズSIS「『太陽の法』と今の経済・PartⅡ』の記事です。
・このシリーズでは、SEG投資法の実績報告をしながら、SEG投資法で実際に成果を上げるために使っている現在の経済情報、投資戦術のお話を『太陽の法』の各章のテーマと関連させて紹介します。

今回のテーマ 

・今回は、『太陽の法』の第4章の学びから投資法を考えていきたいと思っています。
・『太陽の法』のテーマの一つは、霊的能力です。

・そこで、今回は、天上界と一体となって投資に成功するために、投資戦術を紹介します。

SEG投資法の投資戦術

・SEG投資法の投資戦術の概要は、以前、「一般ページ」でも紹介をしたことがあります。
・それに、少し加筆したものを紹介します。

① 基本戦略
・これから、日本株は下落トレンドに入ると考えています。
・暴落した時点で、優良企業の株を買い、長期投資をするのが基本戦略です。

② モデルづくり
・下落トレンドの間は、モデルづくりのために、リスクヘッジ用の株の運用をします。

リスクヘッジ用の株:日経平均株価が下がると値上がりする(もうかる)株です。

③ モデルの投資法
・投資法としては、中期トレンドに対しては順張り、短期トレンドに対しては逆張りで臨みます。

順張り:株価が上がりだしたと思ったら買い、下がりだしたと思ったら売る方法です。
(プロ好みの方法です。上昇トレンド、下落トレンドを見極める力量が必要です。)
逆張り:株価が下がった時に買い、上がったら売る方法です。
(しろうと好みの方法です。)

具体的な売買法

現在買っている株
・現在取引をしている株は、日経ダブルインバース(証券コード1357)という株です。
・上に書いてあるように、日経平均株価が上がると株価が下がり、下がると上がる株です。

資金の運用方法
・資金は、順張り用と、逆張り用と、だいたい半々にしています。

売買のタイミング
・長期で日経平均株価が下落トレンドに入ったら、原則、毎日、株を購入します。
(長期の順張り)
・短期(毎日でも)で株価が上がったら売り、下がったら買います。
(短期の逆張り)
・日経平均株価の大暴落があったときには、大量に売ります。
(順張りで勝った株の利益確定)
・日経平均株価が上昇トレンドに入ったと思ったときは、順張りで買った株を処分します。
(順張りのロスカット)

🙂 現在の投資実績

・ここまでの、今年の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)

持ち株数     株価  持ち株数 残高    総計
はじめ(2018年)  1183円  822株  27,524円    1,000,000円
株価最低値(9月 )    995円  851株   53,473円   900,467円
2019年はじめ    1398円  244株  882,080円  1,222,843円
新モデル開始時(8月9日) 1210円  240株  924,871円  1,215,271円
10月11日      1057円  1040株  5,476円  1,100,649円

現在の状況とこれからの戦術

・予想に反して、米中貿易交渉が部分合意したので、一旦株価は上昇トレンドに入ります。
・私の予想では、上昇トレンドは短いと思いますが、一応リスク回避的に一部損切りをする予定です。

 

SSP10 『太陽の法』実践講座(&報告)⑩ 第5章③ 文転の秘法

・この記事は、シリーズSSP「『太陽の法』実践講座」の記事です。
・シリーズSSPでは、『太陽の法』の教えの要点と、その実践内容の紹介をします

・前々回から、第5章の「黄金の時代」の教えを実践的に考えています。

・第5章「黄金の時代」では、いろいろな特徴(価値観)を持った過去の文明が説かれています。
・私たちは、そうしたいろいろな特徴を持つ時代に生まれて、いろいろな修行をして、心を向上させてきました。
・その結果、得意不得意が生まれ、いろいろな個性をかたちづくったり、カルマをつくったりしています。

・SSP07「『太陽の法』実践講座⑦」で、ミュートラム文明の特徴と、そこから生まれてきた私の個性を次のように紹介しました。

【ミュートラム文明】
「特徴」 ⇒ 研究力のある唯物的文明

私の得意なこと ⇒ 物事の分析能力はあると思います。
私の不得意なこと ⇒ 肉体的な感性が発達していません。
(五感の感覚は悪いと思います。)

・今回は、ここからでてきた具体的な今世の魂修行の内容を考えていきます。

 🙂 理系人間と魂修行

理系人間の問題点

・今回のテーマは、「理系人間と魂修行」です。

・ミュートラム文明では、分析的な唯物論的な文明が発達しました。

感性的な能力と理系的な能力の両方を持ち合わせた人間が活躍した時代だと思います。

・唯物論的な文明の最大の欠点は、心の存在がわからないことです。

・心の存在がわからないと、人間を論理や規則で動かそうとして失敗します。

・1990年代の幸福の科学では、職員に理系人間が多く、支部長と婦人部の意見がかみあわず大きな問題になりました。
(職員にはパソコン相手に仕事をすることが得意な人間が多く、そうしたタイプの人間は、頭で考えた真理で信者さんを動かそうとします。)
(婦人部は、自分たちの気持ちを理解しない支部長にいら立ちを覚えます。)

*私の結論を先に言っておきますと、分析的な理系人間も、心重視の文系人間も、結果重視のレプタリアン系人間*も、共通の弱点は、本質論がわからないことです。
(本質論を理解するには、おそらく、深い洞察力か、心の深いところに響くような体験が必要だと思います。)

「文転の秘法」のポイント

・主からは、「理系人間が人間相手の仕事ができるように」と、「文転の秘法」を授かりました。

・私も、本部からは理系人間の代表のように見られていて、特別に、修行をする機会を与えられました。
(後に、志願をして、「文転の秘法」の研修講師をするようにもなりました。)

・研修ですので、「文転の秘法」の内容を開示することはできませんので、ここでは、私がつかんだ「文転の秘法」のポイントを紹介したいと思います。

① 人間は、心で動く
・上に述べたように、理系人間は、「人間は論理や規則で動く」と勘違いをしています。
(頭で理解できたことを「わかっていること」と思っています。)
(たとえば、「与える愛が大切です」と頭で考えれば、「与える愛の実践ができる」と思っています。自分は「『与える愛』がわかっている」と思っています。)

(実は、心中心の人間でも、人に説教をするときや、人を批判するときは、頭で理解した真理を使って人を批判していることが多くあります。)

・しかし、現実には、人は論理では動きません。
(身もふたもない言い方をしますと、ほとんどの人は、「自分の利益*」でしか動きません。)
*自分の利益:この場合の「自分の利益」という言葉は非常に大きな意味での「自分の利益」です。

② ものごとの前提は変化する
・理系人間はルールがしっかりしているところ、前提が明確であるところで、物事を考えるのが得意です。

・一方で、場外乱闘をしたり、人間心のように移り変わるものを相手にしたりすることは苦手です。

・しかし、現実の世界は、ルールのなかで戦うことよりも、場外乱闘の方が多く見えますので、文系人間の方が出世しやすいのです。

・しかし、しかしです。
・仏の法を理解し、宇宙の次元構造や弁証法的発展を理解すると、宇宙は縁起の理法のもとに動いていることがわかります。
(つまり、文系と理系の考え方を統合できないとほんとうの悟りには至らないと思います。)

③ ものごとの結論には多様性がある
・私たちは、「正しさ」という言葉を〇×のような形で捉えたがりますが、世の中には客観的な「正しさ」というものは存在しません。

・世の中には、さまざまな人がいて、それぞれの価値観を持っています。
・「誰が正しい」ということは言えません。

・「正しさ」があるとすると、人・時・所での「正しさ」しかありません。
・言いかえれば、「正しさ」には多様性と無限のレベルがあります。
(真理的には、「正しさ」は「仏の御心」にありますが、「仏の御心」に至る階梯は無限です。)

④ 矛盾の統合
・矛盾する「正しさ」が対立した時の解決法が弁証法的発展です。

真理は、一見矛盾したものを統合します。

現実と理想のギャップは、「努力」により統合できます。
人と人との対立は、「愛」によって統合できます。
「許す愛」によって、善導できます。

今回の結論

発展には、心の本質を理解する文系的能力と、世の中のできごとを分析する理系的能力の両方が必要である。