・この記事は、シリーズSD「絶対信仰を目指すための『正心法語』の読み方」の記事です。
🙂 次第説法の三つの論点
・『仏説・正心法語』の四つめの経文は、「目覚めの言葉・次第説法」です・
・ここでは、次の三つの論点について説明します。
① あの世がほんらいの世界
・次第説法は、ほんらいの世界である天国に還るための説法です。
② 邪見・我見を知る
・反省の第一の関門が「正見」です。
・その逆が、邪見、我見です。
③ 無我の心、空の心
・無我の心、空の心を持つことができれば、高級霊界に還ることができます。
🙂 あの世がほんらいの世界
・次第説法は、「あの世の世界に目覚めよ」という目的で説かれています。
・これは、単に「あの世の世界がある」ということを知るだでではなく、「あの世の世界がほんらいの世界である」ということを知ってほしいということでもあります。
「この世の世界」と「あの世の世界」
・ここで「この世の世界」と「あの世の世界」について整理します。
① この世の世界
・肉体中心の狭い世界です。
・私たちの「苦しみ」の原因は、この世の世界にとらわれている(しばられている)ことにあります。
② あの世の世界
・あの世の世界は、心の世界です。
・心の世界は無限に広がっている世界です。
・心の世界を生きるときに、私たちは自由の幸福を手にいれることができます。
😐 苦しみの原因は我見・邪見
・つまり、私たちが苦しんでいるのは、「この世の世界がほんとうの世界だ」という間違ったものの見方をしているからです。
・言いかえれば、唯物論が「苦しみ」の原因です。
・しかし、「邪教や我欲の強い人が社会に対して悪影響を与えている」ということは、ピンときても、「まじめな唯物論者が悪である」という考え方にはピンとこない方も数多くいると思います。
・その点を整理しておきます。
① 人間には我欲がある
・人間は弱いものです。
・すべての人間には我欲があります。
② 我欲は苦しみを生む
・失敗すれば、劣等感で苦しみます。
・成功すれば執着が出てきます。慢心します。
(どんな人間でも、健康でも、お金でも、人間関係でも与えらえているものは当たり前と思うようにできています。)
③ いい人、悪い人は、人・時・所によって変わってくる
・具体例としては、民主党で首相になった方を思い描くとわかりやすいと思います。
・偉くなるまえは、まじめで、勉強もできて、「いい人」だったんだと思います。
・しかし、どこかで魔が入ってきました。
④ 悪を修正するには宗教心が必要
・魔の侵入を防ぐには、宗教的素養が必要なのです。
🙂 無我の心、空の心
・魔の侵入を防ぐのが、「無我の心」「空の心」です。
・繰り返しになりますが、人間は失敗しても、成功しても、どうしてもものごとに執着するようになります。
・幸福のもとが「苦しみのもと」になるのです。
・お金がなかったり、人から悪く言われれば、「苦しみ」を感じます。
・しかし、お金や人の評価を手に入れれば、それを失う不安がでてきます。
・お金を失ったときの苦しみは、お金がなかったときより大きくなります。
・私は、スポーツ中継が好きで、よく見ます。
・プロ野球などを見て、いつも不思議に思うのは、「ひいきのチームに大金をつぎ込んで応援をして、負けるとやけ酒を飲んだり、翌日の仕事に差し支えるほどの気分を悪くしている人がたくさんいる」ということです。
(やけ酒を飲む人のことが不思議なのではありません。私もその気持ちはわかります。)
(そうした気持ちになる「心の不思議」のことを言っているのです。)
・執着をしていれば、この世で苦しんで、あの世でも地獄に堕ちます。
・よいことは何もありません。
・それがわかったら、「空の心」「無我の心」を求めて「悟りの道」に入ることです。
具体論
・「空の心」「無我の心」を手に入れる方法は、「八正道」の実践です。
・「八正道は難しい」と考えている方に、実践のヒントを差し上げます。
・それは、「心の習慣化」ということです。
・私たちは、たまには、「この世は仮の世だ」と思うことはできます。
・しかし、いつしか、「この世が実在」という勘違い(邪見)におちいっています。
(「何かに執着をしている」ということです。)
・しかし、毎日毎日、曇りをとって、「この世は仮の世界」と言い聞かせていると、だんだん思えるようになってきます。
・当サイトの提唱は、「真理生活の習慣化」です。