MSP04c エロヒムの心の教え

【エロヒムの心の教え】

・前回お話をしたように、ヘーゲル哲学では、「人間の心は『自己意識』⇒『理性』⇒『宗教』という段階を経て、最後は『絶対精神』という神の境地にいたる」と考えられています。

・この心の発展段階は、仏教の修行の発展段階と一致しています。
・仏教では、「声聞」(教えを聞く)⇒「阿羅漢」(菩薩の一歩手前)⇒「菩薩」(霊的な目覚め)という段階を経て、最後は仏になります。

「戦争と平和」の主人公のピエールは、フリーメーソンに入って真理知識を得てから、様々な体験を通して霊的に目覚めます。

フリーメーソンでは、目覚めへの過程を「徒弟」⇒「職人」⇒「親方」⇒上位階という位階であらわしています。
・「徒弟」から「親方」まではこの世的な制度と同じもので上位になるほど知性的な認識力が高くなると考えられます。
・上位階は霊的に目覚めた人です。

・このようにトルストイの思想も、ヘーゲルも、仏教も、フリーメーソンも心の発展段階として、「感性」⇒「知性」⇒「知性」レベルの指導者⇒「悟性」⇒「最高の境地」という発展段階を考えています。

・これが心の面でのエロヒムの教えと考えられます。

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