MS222c 極限の苦しみを幸福に変えたピエールの体験

・前回は、ピエールの「正義が実現できない苦しみ」についてのお話をしました。
・今回は、その続きです・

【極限の苦しみを幸福に変えたピエールの体験】

・ピエールが悟りを得るための最大の試練が捕虜収容所での苦しみでした。

・ここでピエールは二つの試練にあいます。

・一つは、飢えと寒さという極悪の環境です。
・もう一つは、死の恐怖です。
・ピエールは死刑の直前にまでいき「死を覚悟した」その時に助けられます。

・「戦争と平和」では、ピエールだけでなく、多くの人々の「飢えと寒さの厳しさ」、「病気の悲惨さ」、「死の恐怖」の場面がでてきます。

・フリーメーソンの秘法にしたがえば、これは神様が人類に与えられた「火と水の試練」ということになります。
(ただし、神様はこうした「厳しい環境下でなくても人間が成長できる道もひらいてくださっています。それは第4章で紹介をします。)

・実際に、このあとピエールは悟りを得て大きな幸福を手にします。

・ピエールは、幸福をえたあとに「苦しみ」をこうふりかえります。

不幸だ、苦痛だ、と皆は言いますが」とピエールは言った。「もし人がいま私にむかって、捕虜になる前までのままでいたいか、それとももう一度はじめからあんなことを残らずやりなおしたいかときいたら、私はどうかもう一度捕虜になりたい、馬の肉を食べたいと言うでしょう。私たちは踏み慣れた生活の軌道から放り出されると、もう万事休すと思ってしまいます。ところが、実際はそこに初めて新しいものがはじまるのです。命のあるあいだは幸福があります。

・ピエールの他にも、愛を悟ったアンドレイは戦争で大きな傷を負いますが、安らかな心であの世に旅立ちます。

・一方、欲望にほんろうされた人々は、死の恐怖、貧乏の恐怖、病気の恐怖で苦しみ続けることになります。

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