MS213a 仏教の世界観

③ 人生修行の形

【仏教の世界観】

・ここまでにお話してきたことを三つ確認します。

・一つ目は、「絶対幸福に到る道は宗教や学問によって異なる」ということです。
・二つ目は、「人生の目的は魂修行である」ということです。
・三つ目は、「宇宙を貫く発展の法則は弁証法的発展である」ということです。

・この三つの話をあわせると「仏教の世界観」ができあがります。

・それは、「人間は魂修行のためにこの地上に生まれてきて、『苦(四苦八苦)』と出会い、『八正道という反省の秘法』を通じて、『絶対幸福という悟りの世界』にいたることができる」という世界観です。

・もう少し詳しく説明しますと、お釈迦様は「この世は『苦』である」と説きました。
・その苦しみの原因は「お金とか、異性とか、名誉とかに執着している煩悩」です。

・その執着を断つ方法が「八正道」という反省の手法です。

・「八正道」のはじめの道は「正見」といって、ここでお話をしたような世界観を持つことです。
・最後の道は「正定」といって、「正しく定に入る道」です。
・「正定」とは「天上界と交流できるようになる」ということであり、絶対幸福の悟りの境地に到るということです。

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