DHS311d 真理の学びの三つの段階①d 人生の目的と手段

・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。

【人生の目的と手段】

・真理を学ぶ第三の段階は、霊的に目覚める段階です。

・この段階のハードルは高いです。
・宗教の言葉で表現すると「招かれるものは多いが、選ばれるものは少ない」ということになります。

・何が難しいかというと、ものの見方、人生観を180度変えなくてはいけなくなります。

・「どのように変えるか」というと、人生の目的と手段を逆にしなくてはいけないのです。

・真理を学び始める人は、自分の幸福のために真理を学ぶのだと思います。
・自分が偉くなったり、自分の周りの人を幸福にするために真理を学ぶことが多いと思います。

・つまり、自分の幸福が目的で、真理が手段です。

・このときの自分というのは、肉体感覚の自分です。
・ところが、これでは霊的に目覚めることができません。

・霊的に目覚めるとは、真理を実践している自分が「ほんとうの自分」なのです。

・つまり、真理の方が目的で、自分が手段なのです。
(仏教で言えば、出家者は自分の欲を捨て、仏のために生きるのです。)

・具体的に言えば、「愛のために生きる」「真理の探究のために生きる」「世のため人のために生きる」ということになります。

・まさしく聖人の世界です。

・「戦争と平和」では、ピエールとナターシャとクトゥーゾフがこのレベルに達しています。
・そしてアンドレイも死ぬ間際にこの境地に達したと思います。

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