SEB10 『永遠の仏陀』第3章 精進の力④〇

 

[精進の力④]

〇 心の弱さと徹底的に戦う

・「精進の力」の話の続きです。「命をかける」のが、厳しく感じられるのは、己の心の弱さのせいです。心の弱さと戦うのが、仏弟子の使命です。『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

おまえたちは、
相手と闘っているような気持ちでいるかもしれない。
しかし、ほんとうは、そうではない。
自分自身と闘っているのだ。
自分自身の恥ずかしさと闘っているのだ。
自分自身の羞恥心と闘っているのだ。
己の怠け心と闘っているのだ。
己の世間体と闘っているのだ。
つまらぬプライドと闘っているのだ。
このような、自分の弱さと象徴するものと、
徹底的に戦うことだ。(p136)

・人間は弱い存在です。自分に甘くできています。特に、今世は、私たちは、とてもとても恵まれた生活をしています。飢え死にするようなことはめったにありません。命がけで戦わなくても、生活していけます。特別の修行をしなくても、主の教えを聴けます。これだけ、恵まれた状況で己に厳しくすることは、逆に、非常に難しいと言えます。
・しかし、自分さえその気になればどんな修行もすることができます。「自らの運命を自分で切り開く」のか、「世の中に流されて生きる」のかを決めるのは自分自身の心一つです。

今回の結論

意志の力がすべてである。
自分の心をコントロールして、自分なりの修行をすること。

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