・この記事は、シリーズSES「天才教育『黄金の法』講座」の記事です。
🙂 神々の集う国・日本の使命
・今日は、第4章の日本の歴史の2回目です。
・『黄金の法』の第4章は、日本の歴史が説かれています。
・『黄金の法』で説かれている日本の歴史は次の二つの時代です。
① 古代
・日本をつくった古代の神様の話が説かれています。
・要するに、「日本は神様が創った神様中心の国」ということです。
② 飛鳥時代~鎌倉時代
・そのあと、聖徳太子の時代から鎌倉仏教の話が説かれています。
・これを中国や西洋の歴史と比べると面白いことがわかります。
・第2章の西洋の歴史では、500年~1500年の話がほとんど出てきていません。
・第3章の東洋の歴史でも、500年~1300年の話はでてきません。
・それに対して、「日本の歴史に関しては600年~1300年くらいの歴史を中心に説かれている」ということになります。
・この対比は、神の世界計画を考えるうえで面白いものだと思います。
・今回は、「神様中心の考え方」という話をします。
(概要は、前の『黄金の法』講座でも紹介したことがあると思います。)
・次回は、「日本の歴史にどのような種がまかれたのか」というお話をします。
🙂 弁証法的発展
・世界の歴史は弁証法的発展によって発展します。
日本の宗教に見られる弁証法的発展
・『黄金の法』の第4章では、次の三つの弁証法的発展が説かれています。
① 仏教と神道
・第一に、聖徳太子の政治が詳しく説かれています。
・聖徳太子は、神性政治が敷かれている日本に仏教思想を取り入れた方です。
② 平安仏教の弁証法
・聖徳太子の時代に続き、天台の「一条思想」と、法相宗の「三条思想」の対立について説かれています。
③ 鎌倉仏教の弁証法
・さらに、鎌倉仏教では自力論の日蓮と他力論の親鸞について説かれています。
自力思想と他力思想
・これらを概観してわかることは、日本の宗教の歴史は「自力思想と他力思想の対立(あるいは統合)が中心であった」ということです。
・そして、これは、日本の宗教だけではなく、世界の宗教の根本的な問題です。
(参考『心の挑戦』)
・自力思想と他力思想を、私たちの人生に置きなおすと、「信じる力」と「自助努力の精神」ということになります。
・世の中には「信じる力」が強い人と「自助努力の精神」が強い人がいます。
・「信じる力」が強いと他力型になり、「自助努力の精神」が足りなくなります。
・「自助努力の精神」が強いと「信じる力」が弱くなり、自我力になります。
・「信じる力」と「自助努力の精神」を弁証法的に発展させることが、人間完成の道です。