SES018 天才教育『黄金の法』講座 第3章⑥ 中国の思想と「一即多」の世界

🙂 『黄金の法』の第3章の要点

・この記事は、シリーズSES「天才教育『黄金の法』講座」の記事です。

・今回も引き続き第3章を学びます。
・第3章の中心テーマは以下の通りです。

① 空の思想と八正道
・空は大乗仏教の中心的な考え方です。
・空の境地に至るには八正道の実践が必要です。

② 縁起の理法
・空は霊的に理解するしかありませんが、この世的には、努力論、幸福論として縁起の理法の方が理解しやすい内容だと思います。

③ 菩薩への道としての六波羅蜜多
・救済する側の人間の修行方法のとして六波羅蜜多があります。

④ 儒教の思想
・主は、「孔子の儒教がなければ、中国の歴史の半分ぐらいはなくなる」と説かれています。
・中国の歴史は、世界仏国土建設に向けて大切な視点です。

⑤ 諸子百家の思想
・自由主義と多様性の統合が未来社会の一つのテーマです。
・中国の諸子百家の思想から学ぶべきところも多いと思います。

・今回は、4番目と5番目の中国の思想について考えます。

 🙂 中国の思想と「一即多」の世界

進歩と調和の世界

人間の幸福は進歩と調和から成り立っています。

・進歩は、多様性(「自由主義」)から生まれます。
・「自由」が行き過ぎると、悪が大きくなります。
(悪は自由と自由の相克で生まれます。)

・調和は、「一」なる方向性の秩序から生まれます。
・秩序を重視しすぎると、全体主義になります。

・自由と秩序のバランスを考えることが人間の幸福を考えるための大切な視点です。

人生修行における中国の意味

・中国は広い国です。
・人口の多い国です。
・多様性が生まれます。

・中国の多様性は、発展の切磋琢磨の土壌を生みます。
(多くの人々は、戦国時代や三国志の時代に中国に生まれ魂修行をしていると思います。)

儒教の教えの弁証法的発展

中国の代表的な思想は儒教です。

・儒教は、九次元の世界から降ろされている普遍性の高い教えの一つです。
(ただし、後で示すように「老荘思想」という対立の思想がありますので、完全な普遍の教えではありません。)

・儒教の教えの流れを引いたのが朱子です。
・「理一分殊」という「一」と「多」の世界をあらわす思想を説きました。

・朱子学と対立したのがしたのが、陸象山で「心即理」という「一即多」の思想を説きました。
(ここで弁証法的な発展が起きています。)

・陸象山の思想は、王陽明に「陽明学」として引き継がれ、実践的な学問になりました。

・陽明学は、日本に引き継がれ明治維新の力になりました。

発展を生む諸子百家の思想

・『黄金の法』で儒教とともに説かれているのが、諸子百家の思想です。

・諸子百家の思想は、多様性を生み発展の本になっています。

・諸子百家の思想のなかでも重要だと思われるのが、老荘思想です。
・老荘思想は、儒教に対立する思想で、中国の発展のもととなっています。

幸福の科学でも、大川隆法総裁先生の長男として荘子様の魂の兄弟が生まれられています。
(レプタリアンとともに、過去世に普遍的な教えを学んできたお坊さん系との対立を生む要素としての使命があるような気がします。)

 

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