SF201 「絶対信仰への道 要点整理① 『太陽の法』第1章」

「絶対信仰への道」の復習

・「絶対信仰への道」の復習の内容は以下の通りです。

① 『太陽の法』第1章の話
・『太陽の法』の第1章には、法全体の要点が含まれていますので、法の概要をつかむために、復習をします。

② 「光」=「理念」=「真理」
・SF001を中心に、法の本質を確認します。

⓷ 霊界に参入する方法
・SF003を中心に、霊的になる方法を確認します。

④ 念いを実現する
・魂の最大の特徴である自由の創造について考えます。

⑤ 信仰心と「正見」
・神様中心の考え方を学びます。

 

🙂『太陽の法』第1章 太陽の昇る時の要点

1 仏法真理の太陽

・『太陽の法』は、人間の常識を仏の常識に変えるための経典です。

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・霊的な目が開けていない人には、この世界は曇りの世界です。
・それは表面意識の世界でもあります。

仏の立場から見ると
・霊的な空には仏法真理の太陽が輝いています。
・真理の太陽が輝く世界は真我の世界です。

・表面意識と真我のズレが苦しみの原因です。

2 仏とは何か

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・霊的な目が開けてない人は、仏の存在が信じられません。

仏の立場からみると
・この宇宙は仏のつくられた世界です。

・信じないと、仏の世界は見えてきません。
・多くの人は<信者さんも>、信じないでわかろうとすることがよくあります。
・そうではなくて、信じるとわかるようになるのです。

3 存在と時間

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・この世の世界は、誕生、生長、衰退、消滅の変化する世界です。

仏の立場からみると
・普遍の世界、永遠に変化しない理念(霊)が本質です。

・ここに発展の秘密があります。
・理念のもとに生々流転をくりかえすと循環的に発展することができます。
・その循環的発展が無限の世界をつくります。

4 有限と無限

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・この世界は有限の世界です。
(時間論 → 第1章・第9,10節、空間論 → 第1章・第5節)

仏の立場からみると
・この宇宙は無限の世界です。
(時間論 → 第7、8節、空間論 → 第6節)
⇒ 第2章 「魂の進化」
⇒ 第3章 与える愛による無限の発展
⇒ 第4章 悟り
⇒ 第6章 「エル・カンターレへの道」
⇒ 弁証法的発展 『黄金の法』第2章
(生々流転の世界での発展の法則は弁証法である)
⇒ 「永遠の旅人」『永遠の法』第3章

・「『太陽の法』の第2章から第6章では、循環的に発展する方法が様々な形で説かれている」と読むこともできます。

5 多次元の宇宙

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・この世の世界は三次元世界しかありません。

仏の立場からみると
・この宇宙は多次元の宇宙です。
⇒ 第2章 人間は仏の一部です。
⇒ 第3章 多次元宇宙の世界は「愛の大河」でもあります。
⇒ 第4章 「一即多の世界」です。
⇒ 第6章 大川隆法総裁先生は仏陀と救世主を合わせたご存在です。
⇒ 『永遠の法』では、ピラミッド構造の世界が説かれています。
(発展の法則は「循環的発展=弁証法的発展」です。)

・低次元世界には光と闇があります。
・光と闇の世界を弁証法的に発展することで魂は進化します。

6 高次元の宇宙

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・霊的な目が開けていない人間には、高次元の宇宙の存在は理解できません。

仏の立場からみると
・高次元の宇宙は仏に近い世界です。

・高次元宇宙は、第3節の理念に近い存在です。
弁証法的発展では、光と闇のように一見矛盾したものを統合していきます。
(一即多の世界でもあります。)
・この矛盾を統合した形が理念です。
(たとえば、現実と理想の矛盾は「努力」で統合できます。)
(一人ひとりの意見の違いの矛盾は「愛の力」で統合できます。)
(男と女から赤ちゃんが生まれます。)
(自由主義と社会主義の論争で法律ができます。)

7,8 生命の誕生

人間の常識では (唯物論、表面意識)
・生命は自然にできたものです。

仏の立場からみると
・生命は仏がつくられたものです。
(弁証法による循環的発展を意図してつくられた→転生輪廻)

9,10 地球系霊団の歴史

人間の立場から見ると (唯物論、表面意識)
・地上人生は「苦しみ」の地獄のような世界です。

仏の立場からみると
・地球は魂修行の場です。
(光と闇の世界を循環的に発展しているのが地球の歴史)
⇒ 第5章「黄金の時代」
⇒ 『黄金の法』

・「苦しみ」が魂修行の材料であることが心の底かれば理解できて、苦しみが光輝く宝になります。
(これが弁証法的発展です。そのために法が説かれ、質疑応答があります。)
・幸福の科学の奇跡の方程式は、
弟子の失敗 + 教え = 奇跡の実現
です。
・個人で言うと魔との戦いが光の天使の使命です。

SF010(T2010) 全知全能なる存在の一部となる方法

・前回の記事では、「神様の仲間入りをする方法」のお話をしました。
・主は、似たようなテーマで、「神様の一部となる方法」も説かれていますので、今回は、それを紹介します。

 🙂 フォーキャスト

・神様の一部となる方法は、「フォーキャスト」のご法話で説かれています。
・英語のご法話なので、直接聞かれた方は少ないかもしれません。
・フォーキャストは大変言霊の強いご法話で、英語ではありますが、心にくいこんでくるようなご法話です。

・フォーキャストの日本語のサブタイトルは「地球の未来を創造する力とは」です。・フォーキャストが説かれたのは、2010年の2月で、幸福実現党がはじめての選挙で惨敗をして、鳩山政権は迷走をしていて、日本の国家は闇の時代に突入した感じがありました。
・主が海外巡錫を本格的にスタートし、世界教師としてのご法を説かれ始めた時でもあります。

 🙂 フォーキャストの重要論点とその応用

「フォーキャスト」の重要論点は以下の三つだと思います。

① 未来社会は主のお言葉の上に築かれる
・幸福の科学の信者にとっては、当然のようですが、世間の人は絶対に認めないお言葉です。

・この事実は、幸福の科学の信者にとってはネガティブに聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。
(ものごとは、すべて逆発想が可能です。)

・この事実を肯定的にとらえると、「ほんとうの未来社会が見えるのは幸福の科学の信者だけである」ということが言えます。
・私は、これを利用して「投資の天才」になることを思いつきました。

・別に投資でなくても、「未来が見える」というのは大きなアドバンテージです。
・これを利用しない手はないと思います。
(ただし、情報を使えるようになるには智慧が必要です。ただ知っているだけでは宝の持ち腐れになります。)

② 人間は全知全能なる存在の一部となれる
・第二の重要論点が、「人間は、全知全能なる存在の一部となれる」ということです。

・フォーキャストでは、次のように説かれています。

「創造の法」とは、「神の意志」を意味します。
神は、すべてを創造しました。
つまり、この経典の内容を理解し、享受することができれば、
あなたは、神の一部となり、
全知全能なる存在の一部となることができるのです。

・私たちは創造主になることができるのです。
・私たちの心のなかには、創造主と同じ力があるのです。
・創造の力を発揮するには、教えを学び実践するだけでよいのです。

・私は、しょっちゅうこのご法話を読み返し、そのあとに『創造の法』や『智慧の法』『創造的人間の秘密』を読み返しています。
(神様の一部となれると思うと勉強ははかどります。)

③ 「慈悲」が未来のキーワードである
・三番目の重要論点は、「その創造の力は『慈悲の力』でもある」ということです。
・現実的な言葉に翻訳するとすれば、「伝道しようと思ったときに、主と同じ創造の力を手に入れることができる」ということになると思います。

人間の魂とは

・人間の魂は、「光に使命が加わった存在*」であり、「不滅の知性**」であり、「不滅の力**」であり、「創造の自由***」「光の吸収・発散***」の機能を持ち、「愛の実現」「伝道」を使命としています。

*光に使命が加わった存在:「仏説・起死回生経」の経文で説かれています。
**不滅の知性、不滅の力:「真理の言葉・正心法語」の経文で説かれています。
***創造の自由、光の吸収・発散:『太陽の法』で説かれています。

「信仰」「伝道」「創造」「智慧」「慈悲」、「真理」、「光」、「エネルギー」これらの言葉が矛盾なく一つのものとして腑に落ちたときに、私たちは、主の弟子としての使命を果たし、この世の発展も享受できるのだと思います。

 

SF009 神様の仲間入りする方法 - 生命の大樹

 🙂 神様の仲間入りをする方法

・2003年総本山・正心館で説かれた「信仰を深めるために」のご法話で、主は、「神様の仲間入りする方法」を教えてくださいました。

・主は、「私たちの魂が魂の親からの系統樹でみんなつながっていることがわかったら、神様の仲間入りなのです。」という内容のお話をされました。

・要するに、生命の大樹を実感できたら神様の仲間入りができるということだと思います。

主の教え

・まず、真理知識として、生命の大樹の教えを確認したいと思います。

魂と呼んでいる各人の生命体は、はるか高次元の根本仏が、下位レベルで発言したものであることが明瞭となります。つまり、根本仏とは、あなたがた以外の別のところにある他者ではなく、あなたがたを存在せしめているところのひとつの高次元の意識体なのです。ですから、あなたがた自身も、仏の意識体の一部であり、仏の自己表現のあらわれの一部だということができます。(『太陽の法』p71)

・大前提として、「私たちは仏の一部である」ということです。

私たち人間の存在は、ミクロの目、小さな目で見たら、それぞれ独立しているように見えるかもしれませんが、大きなマクロの目、巨視的な目で見たときに、そこにあるものは巨大な一本の大木なのです。(『人生の王道を語る』p182)
まず、「真の使命において、みずからが益されることはない」と考えていただきたいのです。それはちょうど樹の根っこが、水分・養分を吸い上げて、そして押し上げていくように、一時期、私たちのなかにとどまっているようには見えるけれども、そのように見えるだけであって、それはより高次なもののために奉仕していくものなのだという考えです。(p186)

・仏の一部である私たちの幸福は「使命の実現にある」ということです。

魂的に縁のある人々は、“同期生”として、転生輪廻のたびに、だいたい同時代に生まれます。(『生命の法』p235)
魂は、個人として独立していると同時に、実は、大きな大きな「生命の大樹」ともつながっています。
 そういう仕組みのなかで、転生輪廻を、繰り返し何度も行っているのが、人間の姿なのです。

私たちの使命は、永遠の生命のなかでの、霊系団としての使命でもあります。

 😉 生命の大樹を実感する方法

・それでは、「生命の大樹」を実感するにはどうしたらよいでしょうか。

『沈黙の仏陀』では、修行の課題として三つの智慧を教えていただいています。

① 聞慧
・第一段階は、聞慧です。
・「知識として知る」ということです。

② 思慧
・第二段階は、思慧です。
・「思索することにより自分のものとする」ということです。
・「生命の大樹」について、いろいろな面から考えて理解するようにすれば、第二段階はクリアーです。

③ 修慧
・第三段階が、修慧です。
・繰り返し、繰り返し禅定していくと、智慧が習慣化します。
(「魂に刻まれ、いつもその前提でものごとを考えている状態になる」ということです。)

・この段階にいたると神様の仲間入りができるのだと思います。

 

 

SF008 天上界のエネルギーと一体となる

・前の記事(⇒SE001「絶対信仰を目指すための『永遠の法』の学び方」)で、「天上界のエネルギーを感得することがユートピア建設の鍵となる」と書きました。
・今回は、そのことについて詳しくお話をします。

 😉 天上界のエネルギーとは何か

・エネルギーという言葉は、わかったようでわからない非常に難しい言葉です。
・なぜなら、一人ひとりは、それを感じることはできるのですが、言葉にして伝えることが難しいからです。

・逆に言えば、一人ひとりがそれを感得するしかないのだと思います。

「祈りの原理」のご法話では、次のようなお言葉があります。

この永遠の時間のなかで神が考えられた真理を、その心を、そのエネルギーのほとばしりを、みなさん一人ひとりにお伝えしたいのであります。(『ユートピアの原理』p176)
私のことばの波動とエネルギーと光が、一体いかなる世界から出ているか、あなたがたにはおわかりでしょうか。それは、二千年の昔にイエスが語ったと同じく、あなたがたが認識し得る世界のなかで最も権威を持つ世界から出ているエネルギーなのであります。そして、このエネルギーは、みんさんがたとえ地上を去ったとしても、直接に触れることはできないのです。(p177)
祈りの世界に入ってゆくためには、主語は不要なのです。我と彼、人間と神こうした主語が不要となってゆきます。そこに必要なものは、全宇宙を貫き流れているエネルギーと一体となることです。(p184)

主が説かれるエネルギーとは、宇宙の本質です。
・真理や光とほぼ同じ意味で使われていると思います。

・『真理の言葉・正心法語』にしたがえば、霊とは、不滅の力です。
・私たちの本質は目に見えないエネルギーなのです。
・そして、それは宇宙を貫くエネルギーでもあるのです。

絶対信仰の目指す先は、この目に見えない宇宙の本質、エネルギーと一体となることです。

 🙂 天上界のエネルギーと一体となる方法

・それでは、この天上界のエネルギーと一体となるにはどうしたらよいでしょうか。

・今回は、三つの点を確認したいと思います。

① 心に光を蓄える
・心に光を蓄える方法として、三つのことを教えていただいています。

・一つは、「『心を曇らせはしない』という決意をする」ということです。
・何度もお話をしていますが、私たちには、光はピンとこなくても闇はわかります。
・光で満たすためにには、闇を払う決意が一番実践的です。

② 自家発電をする
・以前、質疑応答で、職員が「部下のやる気を出させるためにはどうすればよいか」という質問をしたところ、先生から、「『部下のやる気』という人ほど、駄目なのです。」という厳しい叱責を受けたことがありました。
・やる気を出すのは方法論ではありません。
自家発電しかありません。

③ 『真理の言葉・正心法語』の読誦
私たちに与えられた最大・最高・最強の光の武器は『真理の言葉・正心法語』です。
・『正心法語』の五種法師行は、一番光を強くしてくれる道だと考えられます。

・ちなみに「祈りの原理」では、「祈りによる新生」ということが説かれています。

この祈りということが、私たち地上人にとっては一つの「死」であるということを知っていただきたい。死であってまた誕生であるということを、生まれ変わるという行為であるということを。
真実の祈りは生まれ変わりを意味します。そうです。実相の世界を垣間見た瞬間、人間は新たに誕生せざるを得ないのです。

・この世的なる私たちが、祈りによって天上界と一体となったとき、この地上は、仏の理想に一歩近づくということだと思います。

 

SF007 絶対信仰と奇跡

 😐 絶対信仰と奇跡

・当サイトでは、「絶対信仰への道」を歩みつつ、この世でも奇跡を実現したいと思っています。

・しかし、そもそも「絶対信仰」とは、「信仰さえあれば幸福」という何も求めない気持ちです。
・それでは、絶対信仰と奇跡はどのような関係にあるのでしょうか。

・この記事では、絶対信仰と奇跡の関係を考えていきたいと思います。

一番大切なこと

・まず、一番大切なことを確認します。
・それは、「信仰が主であり、奇跡は従である」ということです。

・実践的に話すと、「ほんとうの信仰心を持てば奇跡が起きる」ということです。
・この真実は、いくつかのことを示唆しています。

① 奇跡を第一の目的にしてはならない
・第一に、「奇跡を第一の目的にしてはいけない」ということが言えます。
・奇跡を目的にすれば欲が主になります。
・欲が主になれば、よくて何も起きない、悪ければ「邪悪なるものが寄ってくる」ということになります。

 🙂 四正道の実践

⓶ 愛を実現するための奇跡である
・それでは、何のための奇跡なのでしょうか。
・それは、「愛の実現のための奇跡」です。

・わかりやすく言えば、人のために「奇跡を起こす」ということです。
・ただし、「人のために」ということは、「自分のことを考えてはいけない」ということではありません。
・たとえば、「人のお役に立てるようになるために自分の病気を治す奇跡を願う」という気持ちは間違えではありません。

(当サイトの「投資の天才への道」も経済革命を目指した投資の実践です。)

③ 愛を実現するには智慧もいる
「愛を実現する」には、智慧がいります。
・いくら信仰心が強くても、それだけでは人のお役に立てません。

・人のお役に立つには智慧が必要です。

『創造の法』では、次のように説かれています。

本業の研究や仕事などで一生懸命に努力し、勉強し、精進している人が、リラックスしているようなときに、インスピレーションは降りてきます。(p143)
生活態度を正し、正当な努力・精進の習慣を確立することは、インスピレーションを受ける前提として非常に大事である(p161)

④ 「愛は執着に転ずるものである」ことを知る
・智慧が高まり、インスピレーションをもらえば、仕事の成果がでるようになってきます。

・そこで、考えなくてはいけないのが、「愛は執着に転じやすい」ということです。
・純粋な気持ちではじめたつもりの「愛の行為」でも、成功していくうちにいつしか、自我の思いがでてきて、執着になっていることが多くあります。

『青銅の法』では、次のように説かれています。

(自己実現をしていくとき)自我我欲を増大させないのは、極めて難しいことだと思います。
 どこかで、その自我我欲の部分を少し抑え、「自分が他人様のためにできることはないか」と考えていくような方向にいかなければなりません。
 ただ、これは、けっこう難しいことです。とても難しいのです。宗教修行としても、おそらく、最後の最後まで残るものだろうとは思います。

・だから、日々の反省が必要になってきます。

SF006 執着をとる方法(保存版) - 心の中の宇宙の発見

・この記事は、シリーズSF「絶対信仰への道」の記事です。

・今回のテーマは「執着を捨てる方法」です。

 😐 苦しみの原因

人生が苦しいのは、執着を捨てらないからです。
・「お金がない不安」「病気の苦しみ」「人の批判」等々。

・このうち健康と経済に関しては、ある程度この世的なケアーも必要かもしれませんが、人の評価の苦しみに関しては百パーセント「心の問題」です。

『青銅の法』で、主は、次のように説かれています。

「あなたがたが菩薩であるかどうか」ということは、
あなたがたのなしたこと、
「人を生かす心と行動」、
「人を許す心と行動」、
これにかかっているのです。
許しがたきを許しなさい。
あなたがたを迫害し、差別し、白眼視する人をも許しなさい。
それが、あなたがたに課せられた、大きな大きな力なのです。
あなたがたは、今、力を授かっています。
それは「天上の力」です。
「神の力」です。
「地球神の力」です。

・菩薩を目指すならば、人の批判に強くなるだけではなく、自分を迫害するものも許す力が必要なのです。
・しかし、ありがたいことに、その力は天上界から与えられることになっているのです。

 😐 執着を捨てる方法

・しかし、私たちが何度も経験しているように、実践の場にいくと、なかなか理屈どおりにはことは運びません。

・今回は、真理を実践する手順を丁寧に説明します。

・執着を捨てる手順は以下の通りです。

① この世的な執着を捨てようとする
・第一歩は、まず、「思うこと」です。

⓶ 奇跡の時代を感じようとする
・次に、光を入れることです。
・光の入れ方は、一人ひとりあると思いますが、私の場合は、「奇跡を感じよう」としています。

③ 光が入れば、理想実現の自信がでてくる
・逆に言えば、プラス思考になるまで光を入れることです。

④ 光が入ると、成果がでそうになってくる(成果がでる)
・成果がでないのであれば、努力の問題かもしれません。
(六次元の修行が必要です。)

⑤ 成果がでそうになると、焦りの思いがでてくる(人の評価が欲しくなる)
・ここが勝負どころです。
・光を入れていたつもりが、いつの間にか、この世的になっているのです。

⑥ 成果が出なくて(人の評価が得られなくて)心が揺れる
・心が揺れたときに、「成果がでないこと」を反省するのではなく、「心が揺れること」を反省するのです。
・仕事で成果が出ないのは、実務能力の問題よりも、「愛の問題」の方が大きいことがよくあります。
(この辺の見極めができないので、多くの人は混乱しています。)

⑦ 心の揺れを反省する
・これができるようになると第一関門を超えることができるようになります。

⑧ ①~⑦を繰り返す
・①~⑦の繰り返しで光の器が大きくなります。

⑨ 人に理解される必要のないことがわかる
・だんだん、人に理解をしてもらう必要がないことに目覚めていきます。

⑩ 仏と一対一の世界に入れる
・人に理解される必要がないことがわかると、仏の姿が大きくなってきます。

⑪ 心の中の宇宙が大きくなってくる
・仏の姿が大きくなると、心のなかに仏の創られた宇宙が存在することが見えてきます。

 

 

SF005 帰依の姿勢 - 弟子としての道

・この記事は、シリーズSF「絶対信仰への道」の記事です。

 😐 主の教えに触れる資格

・「一般ページ」の記事で、「1991年の当時、私には、『永遠の仏陀』や「信仰の勝利」のご法話の価値がわからなかった」という話をしました。

・しかし、今、現在も「主の教えの価値を理解しているか」と問われれば、「わからない」と答えざるをえません。

主の教え

・それでは、どうすればよいのでしょうか。

・実際に、主は、「仏陀再誕」(1990年の講演会でのご法話)で、次のように説かれています。

今、数多くの者が我が書を手にしているであろうが、そのなかにおいて、我が説くところの仏説に触れる資格のある者は幾人あるか。
あなた方のうちのほとんどは、
その資格なく、今、この書を手にとっている。

後の世の人びとは、あなたがたに問いかけるであろう。
どのような悟りをもって、
あなた方は我が声を聴いたかを。
『悟りの極致とは何か』p120)

 😐 弟子としての道

・私たちは、どのような悟りをもって、主の教えを聴けばよいのでしょうか。

・私たちが、主の教えの全容を理解することはできません。
・だからと言って、ただ、「主の教えはすごいすごい」と言ってすまさせるものではないと思います。

『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

帰依とは、
教えを受けるために、
弟子としての道を知ることだ。
弟子としての態度を確立することだ。
師に対する態度を示し、弟子の道を行ずることだ。
これを帰依という。(p39)

日々、最善を尽くそうとする

・主の教えの偉大さに比べると、私たちは、どうしても自分に甘くなります。
・怠惰になります。
・責任を果たせていません。

・これに対する、私の現在の答えは、「日々、最善を尽くそう」と努力をすることだと思います。
・そして、日々、反省をし、日々決意をしていくことです。

主の教え

・日々の決意、新生の教えは教団の発足当初よりたくさんいただいています。

「日々、新生す」-これは実に平凡な教えです。しかし、この平凡な教えを実践していくことが、みなさんを非凡の高みに押し上げていくことになるのです。
毎日、「きょうは新しい自分に生まれ変わるぞ。きょうこそ、きのうまでの自分と決別し、まったく違った自分、まったく新しい自分になるぞ」と思いつづけてください。(月刊誌1990年七月号)

・また、最近の法シリーズでは、毎年、日々の努力の積み重ねの大切さについて説かれています。

仕事としては、一個一個、一つひとつ積み上げていくことが大事なのです。
そのように、(私は)普通にはありえないほどの生産性を持っていますが、すべてが、一つひとつ、一歩一歩の積み重ねであり、何か大きなものをドンと出そうとして行っているわけではありません。私としては、本当に、毎回毎回、一回一回の積み重ねで行っているのです。(『青銅の法』p26)

六十歳前後の人であれば、二万日はとうに消化しているので、あと一万日あるかどうかということになってきます。そのように一日一日というものは、毎日毎日、砂時計の砂粒が一粒一粒落ちていくような感じなのです。(『信仰の法』p134)

「この一日一日で何をするか」ということは、たいへん重要なことです。今日一日を無駄にしないことは、非常に大事なことなのです。『伝道の法』p54)

この人(アーノルド・ベネット)は、「一日二十四時間を、いかに生きるか」ということを言っていますが、それは、「一日の過ごし方で決まる」ということです。
私も、この人の考えをそうとう参考にしている部分はあるのですが、その主張を一点で言えば、「とにかく、一日九十分をつくり出せ」ということです。(『智慧の法』P63 )

・『凡事徹底』の教えも人気があるようですが、そういうことなのではないかなと思います。

SF004 絶対信仰を目指すための真理の学び方

・この記事は、シリーズSF「絶対信仰への道」の記事です。
・今回は、絶対信仰を目指すための真理の学び方についてのお話をします。

「絶対信仰」を目指すための要諦は、自分中心ではなく、真理中心の生き方をすることです。

・そのためには、真理をしっかりと学ばなくてはいけません。

 🙂 主のお言葉

・真理の学び方に関して、「多次元宇宙の秘密」のなかで次のように説かれています。

小さな例からあげるならば、みなさん方は真理の書籍を読まれているでしょうが、その読む姿勢そのものでも違いがあります。
何とか学ばねばならない、勉強せねばならないと思い、この「ねばならない」に基づいて学んでいる方。神理を知るということがいかによろこびをもたらすものかを知って学んでおられる方。学びは即行為につながると思って読んでおられる方。書籍のなかには、自分がなさねばならないことが買いてあると思い、それを吸収し、実践することが魂のよろこびであるとして読んでいる方。

・このお言葉の意味は、おそらく、「次の三つの段階に分けることができる」ということだと思います。

① 「ねばならない」で学んでいる
・苦しみが入っている感じです。
・苦しみの原因は偽我です。

② よろこびで学んでいる
・喜びはあるが、与える愛にはいっていません。

③ 学び即行為になっている
・「愛と知の両立ができている」ということだと思います。

「真理を実践する自分」が、自分そのものであるような学び方が、理想の学び方です。

 🙂 具体的な方法

・実践に結びつけるための私の学び方を紹介します。

① 文章の語尾を大切にする
・まず、主の一つ一つのお言葉を大切にします。

・実践に結びつけるためには、文章の最後のお言葉を大切にします。
・たとえば、「大切です。」というお言葉には、ほとんど線を引きます。
(自分が「大切」と思うものではなく、主が「大切」と思うものを「大切にしよう」と思います。)

・そして、「それが、なぜ大切なのか」、「それを実践するにはどうするのか」を考えます。

・あるいは、公案でも、最後のお言葉の通りに考えます。
・「知ること」と言われれば、「知っておこう」とします。
・「じっくり考えよ」と言われれば、じっくり考えます。
・「瞑想せよ」と言われれば、瞑想します。

・とにかく、主のお言葉に忠実に考えようとします。

⓶ 「わからないこと」「できていないこと」を考える
・第二に、主のお言葉のなかで、「わからないこと」「できていないこと」はチェックします。
(ただし、初めて読むときは知識を得るために読むので、こういう読み方はしません。)

おそらく、この「わからないこと」「できていないこと」をチェックするという読み方は、真理を学ぶ秘訣だと思います。

・私が見るところ、勉強が進まない方というのは、自分がわかることを中心に人の話を聞きます。
・自分ができていることを中心に話を聞きます。
(そして、人のできていないこと、知らないことを心にとめておきます。)
(これは、あまり進歩のない勉強のしかたです。)
(ふつうの勉強でも、できる子は、テストの間違ったところに注目します。できない子は、テストのできたところを見たがります。)

・一般ページの「頭がよくするために知っておいた方がよいこと」という記事で紹介をしたことがありますが、進歩する人間は、基本的に「知らないこと」「できないこと」に注目するのです。
・あるいは、「天才はチャレンジすることが好きである」という話も紹介しました。
(ですから頭のよしあしの差は、地頭の問題ではなく、精神性の問題だと思います。)

具体例

・具体例を紹介します。
・私は、先日『青銅の法』の「自己犠牲の精神」を読みました。
・冒頭に、「最近の若い方々を見ていると、『どうも自己犠牲の精神のようなものが分からないのではないか』と思うことがよくあります。」という文章が出ていました。

・私は、さっそく、この言葉にひっかかりました。
「自己犠牲の精神」とは、どのようなものか。
「自己犠牲の精神がわからない」とはどのようなことか。
「なぜ、若者が」わからないのか。

・すると(長くなるので途中経過は省きますが)、「人間の自己防衛の心理」、「現在の風潮とその原因」、「自己犠牲の精神のある人の奥深い心』などが見えるようになってきました。
・これだけ考えるには、基礎的な学力(真理知識)、体験、思索経験などが必要だとは思いますが、こうした読み方をすると、一行の真理から多くの真理を見出すことができるようになります。
(そのあとの主のお言葉も深く心に刻むことができるようになります。)

 🙂 結論

・今日の話の結論を一言で言いますと、「真理を学ぶときは、一つひとつのお言葉をおろそかにしない」ということです。
・そのためには、基礎的な力をつける必要もあります。

 

SF003 霊界に参入する四つの方法

・本記事では、主の魂の御兄弟の教えにしたがって、「霊界に参入する四つの方法」を考えます。

  😐 心の曇りをとる

・一つ目は、「心の曇りをとる」という方法です。
・仏教的な教えで、私たちになじみやすい方法だと思います。

・具体的には、八正道の「正思」が中心になると思います。

・「自分が、自分が」の思いを捨てて、無我の境地を目指すことです。

  😉 純粋な心を発見する

・二つめは、「純粋な心を発見する」という方法です。
・ヘルメス神的な教えで、参考資料は『ユートピア価値革命』の「未来型人間とは」です。
・『永遠の仏陀』の「真実の人となれ」や、イエス様系統の「真実の人生とは」も参考になります。

・むずかしければ、「誠実に生きる」という考え方でもよいと思います。

・純粋な心を探求し続けると、「透明感のある無限の世界」が見えてくると思います。

 😉 霊的な認識力をあげる

・三つめは、「霊的な認識力をあげる」という方法です。
・トス神的な教えかなと思っています。
(リエント・クラウドの教えの「循環宇宙論」もここに入ります。)
・参考文献は『トス神降臨インタビュー』です。

・難しいですが、当サイトの目的の一つはここにあります。

・具体的方法は、「光」「時間」「空間」に対する認識力をあげることです。
・12月中の今週のテーマや『太陽の法』講座、『黄金の法』講座、『永遠の法』講座で勉強をしていきます。

・『太陽の法』で、一つの中心は、第1章の「存在と時間」にでてくる「生々流転の法則」と理念のところです。
(これまでも、弁証法のお話はたびたびしてきました。)

:-|ほんとうの信仰心を持つ

・四つめは、「ほんとうの信仰心を持つ」という方法です。
・教えとしては、『ラ・ムーの本心』が参考になると思います。

・ポイントは、とにかく「神様中心に考えようとする」ことです。

・ほうっておくと、私たちは、信仰心を自分の幸福のための手段に使おうとします。
・そうではなくて、「信仰に生きること」を目的とすることです。
・この考え方を魂に薫習させることができれば、私たちの魂は自然に青銅の扉のなかに入っていると思います。

自分にあった方法を探す

・どれを主にして、どれを従にするかは人によって変わってくると思います。
・自分にあった方法、チャレンジしてみたい方法を考えておいてください。

・それぞれの方法については、今後の記事で詳しく紹介をしていく予定です。

・それぞれの教えの利点と難点は以下の通りです。

① 心の曇りをとる
・利点 - 教学をしている方にはなじみやすい考え方です。
・難点 - 自分勝手にやると、自我の思いで反省をしているのでうまくいきません。

⓶ 純粋な心
・利点 - 本来の純粋な心を(魂の浅いところに)もたれている方はかなり数多くいると思います。
・難点 - 都会的な競争社会のなかで純粋な心を発見するのには時間と空間が必要です。

③ 霊的な認識力をあげる
・利点 - 個人的には、非常に有効な方法に見えます。
・難点 - 抽象思考ができることと、反省の心が必要です。
(感性に傾きすぎても、知性に傾きすぎても、自分勝手な信仰になります。)

④ ほんとうの信仰心と持つ
・だれにでもできるけれど、難しいです。

 

 

 

 

SF002 「すべてを与えられていること(仏の愛)」に気づく

・この記事は、シリーズSF「絶対信仰への道」の記事です。

 🙂 仏の愛を感じる

絶対信仰への道とは、「神仏に愛されていることを感じとること」ということです。
・「生かされている自分」を発見するということです。

『太陽の法』には、次のように説かれています。

根本仏は、宇宙を与えられたのです。人間の魂も、人間の肉体も、仏から与えられたのです。仏は、太陽も、空気も、水も、そして、大地も、海も、動物も、植物も、鉱物も、いっさいがっさいを与えきりました。しかし、仏は、なんの報酬も求めてはいないのです。
 このように、「与えきり」の世界のなかに生きておりながら、人間は、なにゆに奪うことばかりを考えるのでしょうか。(p299)

・仏は、すべてを与えて下さっています。
・この愛に気づくことは最大の幸福であり、絶対幸福そのものです。

それでは、どうすれば、仏の愛に気づくことができるでしょうか。

私の体験

・私の体験を紹介します。
(私は、まだ「絶対幸福」の境地にいたっているわけではありませんが、仏の愛を感じることはしばしばあります。)

・仏の愛を感じられるようになった三つの体験を紹介します。

① 捨てること
・体験的には、人からの評価を気にすることが少なくなってから、仏の愛を感じることが多くなったような気がします。

・一つは、「捨てることにより、心の透明感が増し、仏の光を感じられるようになった」のだと思います。

・仏の愛を感じるのを邪魔するのは自我の心です。
・「自分が、自分が」の思いです。
・そうした自我の思いを捨てることにより、光がとおりやすくなった感じがあります。

⓶ 仏と一対一になる
・もう一つは、仏(神)と一対一で相対座する姿勢です。

・人の評価を気にしなくなると、心は仏の方に向きます。
(心の揺れを止めようと思ったり、愛の実践を考えたりして、仏と相対座することも増えました。)

・仏と向き合う時間が増えれば、仏の愛を感じることができるようになります。
「心の中の宇宙が大きくなる」という体験です。)

③ 信じること
『青銅の法』の第5章「愛をひろげる力」では、次のように説かれています。

私は、そんなあなたも愛しています。
あなたがた一人ひとりを愛しています。(p288)
「自分は『神が下さった愛』が宿って生きている存在である」ということを知ってください。
すでに与えられています。
すべてのものは、すでに与えられています。(p289)
あなたがたは、今、力を授かっています。
それは「天上の力」です。
「神の力」です。
「地球神の力」です。(p303)

・こうしたお言葉を読むと、神の愛が心に注ぎ込み、力がみなぎってくるのを感じます。

・以上をまとめると、「『信仰』と『与える愛』、『自我の思いを取り去る反省』は一体のもの」という感覚は循環により発展するのだと思います。

・この三つの体験については、今後の記事でさらに詳しくお話をします。