GE005 「天才君」(基礎編)⑤(正命)

🙂 成功したとき

・前に、「失敗した時」の話をしました。
・今回は、「成功した時」の話をします。

「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」

・「テストで良い成績をとったとき」に、「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」は次のような行動をとります。

凡人君 ⇒ 成績に関係なく遊ぶ。
失敗する秀才君 ⇒ 満足して遊ぶ。
成功する天才君 ⇒ 喜んで、次の勉強を始める。

・今回は、「凡人君」と「失敗する秀才君」は同じ動きをします。

・「凡人君」にとっても、「失敗する秀才君」にとっても勉強はイヤなことなので、良い成績をとったら遊びます。

・しかし、ほんとうは「良い成績をとった時」こそ勉強するチャンスなのです。

成功しているときに前に進む

・理由は二つあります。

① 心に光が入っている
・良い成績をとると心に光が入ります。
(「心に光が入っている」というのは、元気な時です。明るい感じがするときです。)

光が入っている時と言うのはやる気が出るときです。
・勉強や仕事がはかどる時なのです。

② 自分の好きにできる
・良い成績をとると、先生も親も何にも言わなくなります。
・「これをやらなくてはいけない」ということもなくなります。

・前回、「好きなことをやると勉強の効果が上がる」という話をしました。
・良い成績をとった時は、好きなことをやるチャンスなのです。

心の光

・勉強のできない人は(親も、子供も)、(成績をあげるために)だいたい勉強の方法を聞きたがります。

・しかし、勉強の方法よりも大切なのはやる気なのです。

・やる気のある子は、だいたい何でもできるようになります。
・やる気のない子は、できるようになりません。

・やる気を出すもとは「心の光」です。

・心に光を入れる方法がわかると、勉強ができるようになります。
・次回以降も、心に光を入れる方法のお話をします。

GE004 「天才君」(基礎編)④(正業)

 🙂 遊んでいるように見えて「できる人」の秘訣

・世の中には、「遊んでいるように見えて勉強ができる人」と「一生懸命勉強をして成績が悪い人」がいるものです。

・今回は「遊びながら仕事ができる人間になる秘訣」を紹介します。

「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」

・「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」の勉強の方法を紹介しします。

凡人君 ⇒ 勉強をしない。
失敗する秀才君 ⇒ 無理に勉強をする。
成功する天才君 ⇒ 好きなことを勉強に変えてしまう。

・人間は好きなことには熱中できます。
・ほんとうに仕事ができるようになるには、好きなことに熱中すればよいのです。
・好きなことの勉強なら、だれでも進んでやります。

好きなことを勉強にする方法

・好きなことを勉強に変える方法は二つあります。

① 得意科目をつくる
・一つは「得意科目をつくること」です。

・「オール1の落ちこぼれから教師になった宮本延春先生」は、中学時代の成績はオール1でした。
・しかし、アインシュタインの話をテレビで見て物理に興味を持ち、物理の勉強をはじめたのがきっかけで、名古屋大学に入れるほどに勉強ができるようになりました。

② 好きなことを使って勉強をする
・二つ目は、自分の好きなことを使って勉強する方法です。

・名前は忘れてしまいましたが、どこかの有名進学塾の英語の先生が「私は映画を見て英語ができるようになった」という話をしていました。
(ゲームを使ったり、小説を読んだり、街を歩いたりしながら勉強をすることもできます。)

③ 自分の好きなことを使って勉強法を考える
・三つ目は、自分の好きなこと、得意なことを使って勉強法や仕事をかんがえることです。

・聞くのが得意な人、書くのが得意な人、絵を描くのが好きな人、計画を立てるのが得意な人、先生ごっこが面白い人、など自分の好きなことを勉強法に取り入れるのです。

GE003 「天才君」(基礎編)③(正語)

 🙂 失敗をしたときに・パート2

・前回は、「天才君」は、「失敗を糧にする」という話をしました。

・失敗した時に、もう一つした方がよいことがあります。

「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」

・テストで悪い点をとったときの「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」の違いは何でしょうか。

・「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」は、それぞれ次のような行動をします。

凡人君 ⇒ 悪い点をとったことを忘れる。
失敗する秀才君 ⇒ 悪い点をとったことを隠す。
成功する天才君 ⇒ 悪い点をとったことを正直に人に話す。

・悪い点をとったことは、だれでも隠したくなるものですし、親に言っても悲しませたり、怒られたりするだけでよいことはないような気がします。

・しかし、そんなことはありません。

・世の中は、お互いに助け合うことによってできているのです。
・困った人がいれば、必ず助けてくれる人が出てくるのです。
・自分の失敗はできるだけ、正直に話せるようになることが成功の秘訣です。

ごまかす人間は成長しない

・前回、「『天才君』になるには、復習(反省)をしないといけない」という話をしました。

「凡人君」は、(失敗をすると)反省をしないで、ウソをついたりごまかそうとします。
・これが、成長できない理由です。

・渡部昇一さんが、「将棋で、強くなる子は『まった』をしない」という話をしていました。
・多くの人は、試験や仕事で失敗をすれば、「もとに戻ってやり直したい」と考えると思います。

・しかし、「元に戻ってやりなおすより」その失敗を認めた方が成長できるのです。

知的正直

・頭がよくなるための大切なポイントは、「知的正直」ということです。
・わからないことを隠すよりは、正直にうちあける人の方が頭がよくなるのです。

・人間とは、愚かな生き物です。
・知らないことが悪いのではなく、「知らないことを知ること(無知の知)」が天才君への道です。

 

GE002 「天才君」②(正見)

🙂 失敗した時にどうするか

・第2回のチェックは、「失敗した時にどうするか」です。

・人生で大切なのは「失敗しないこと」ではなく、「失敗した後にどうするか」なのです。

・世の中の人は、「『成功する天才君』は試験でよい点をとり、『凡人君』は悪い点をとり、『失敗する秀才君』の成績はその中間ぐらい」だと思っていると思います。

・しかし、だれでも、良い成績をとる時もあれば悪い成績をとることもあります。
(成功する時もあれば、失敗するときもあります。)

・実は、「成功する天才君」とその他の人たちの違いは、「テストで悪い点を取ったときにどうするか」ということにあります。

「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」

・テストで悪い点をとったときの「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」の違いは何でしょうか。

・「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」は、それぞれ次のように考えます。

凡人君 ⇒ 答案用紙を捨てて考えないようにする。
失敗する秀才君 ⇒ 悪い点をとったことを気にする。
成功する天才君 ⇒ 間違ったところを見直す。

・上の話を聞いて「なーんだ、当たり前だ」と思うと、凡人君コースまっしぐらです。
・「分かるけど、それだけか」と思ったら、秀才君コースです。
「そうか」と思った人は、天才君コースに入っている人です。

 🙂 天才のものの見方

・天才とは(逆説的ですが)、自分のできが悪いことを知っている人なのです。

① ソクラテス
・ソクラテスは、「無知の知」を説きました。
・「自分が知らないこと」を知っていたのです。

② シーザー
・シーザーは、「見たくない現実を見る」人でした。
・凡人は、「自分のみたいものしか見ません。
(要するに反省ができません。)

③ 経営の神様
・経営の神様たちは、「クレームは宝だ」と言います。
・凡人経営者は、クレームをいやがります。

反省ということ

仏教の教えの中心に反省があります。

・人間とは誤りをおかす生き物です。
・間違えを起こすのが悪いのではなく、間違えを修正するのが天才君への道です。

 

GE001 「成功する天才君」(基礎編)①(正思)

 🙂 念いは実現する

・第1回は、受験に成功する人、失敗する人を例に「思いの力」を考えます。

「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」

・受験のときの「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」の違いは何でしょうか。
・「凡人君」「失敗する秀才君」「成功する天才君」は、次のように考えます。

凡人君 ⇒ 難関校に受験しようとは思わない
秀才君 ⇒ 難関校を受験して、「合格できる」「合格できる」と心に言い聞かせるが落ちる。
(この場合、潜在意識は「落ちる」をイメージしている。)
天才君 ⇒ 難関校で勉強している姿をイメージして合格する。

まず、思うこと

・ものごとに成功するには、まず、思わないとだめです。
・思わない人間が成功することは滅多にありません。

・だから、凡人君が成功することはありません。

潜在意識の力

・しかし、念っても成功することと、失敗することがあります。

・「失敗する秀才君」は、「合格する」と思ったのに、落ちてしまったのでしょうか。

・「念いが実現する」のは、潜在意識の力が働くからです。

潜在意識の二つの考え方

・表面意識では「合格したい」と思っても、潜在意識の方では、二種類のまったく違った考え方をすることができます。
・それが、「失敗する秀才君」と「成功する天才君」の違いです。
・二人の考え方は、どのように違うのでしょうか。

「成功する天才君」は、「受かりたい」と思っています。

・ところが「失敗する秀才君」は、落ちたくない」と思っています。

潜在式の働き

・この二つは、表面意識では、まったく同じように見えますが、
「潜在意識」は、まったく逆の働きをするのです。

・「成功する天才君」は、心のなかで、「成功する姿」を想像しています。
・「落ちたくない」と思っている「失敗する秀才君」は、心のなかで、「失敗する姿」を想像しているのです。

・つまり、潜在意識の力とはイメージの力なのです。
・イメージできたことが実現するのです。

・これが「念いが実現する」ということです。