・この記事は、シリーズSD[絶対信仰を目指すための『正心法語』の読み方」の記事です。
🙂 神様中心の考え方
・絶対信仰を目指すのに一番大切な考え方は、神様中心の考え方です。
・私たちは、ふつうは、自分中心の考え方をしています。
(非常に優秀な方は、相手中心の考え方ができるかもしれませんが、きわめてまれだと思います。)
・絶対信仰、絶対幸福への道に入るためには、この自分中心の考え方を神様中心の考え方に変える必要があります。
目的と手段を逆転させる
・自分中心の考え方を神様中心に変える実践的な方法は、人生の目的と手段を逆にすることです。
・多くの方は、幸福になるために「真理の勉強をしたり」、「信仰心を強くしたり、仕事を一生懸命したり」していると思います。
・これを逆転させるのです。
・つまり、「信仰」や、「愛の実践」、「勉強」、「反省の実践」を幸福の手段ではなく、「人生の目的」にするのです。
・こうすると二つのよいことがあります。
① 毎日が幸福
・一つは、人生の幸福に対する考え方です。
・人生の幸福は、過去や未来にあるのではなく、現在ただいまにあります。
・人生とは、結果ではなくプロセスなのです。
・『幸福の法』には、次のように説かれています。
人類は、「愛」と「悟り」という二つの武器を持って、この地上をユートピアにしていく必要があります。それは物質的なユートピアではありません。(p309)
私たちが求めているユートピアは、目に見える姿でのユートピアでは必ずしもありません。
人々が変化するもののなかにあって、変化しない方向性を知り、向かうべき方向を知り、その高みを知ること、そして、この地上世界を、菩薩や如来の世界、天使の世界に近づけていくことが大切なのです。(p310)
・私たちは、仏になることは永遠にできません。しかし、仏に近づいていくことは、だれでも、いつでも、どこでもできます。
・毎日、毎日、仏に近づいていくことがほんとうの幸福です。
② 霊的世界への参入
・もう一つは、「霊的世界に参入する」ということです。
・この世の世界と霊的世界では、多くのものが逆転をしています。
・自分中心の考え方というのは、この世的な考え方です。
・これを逆転させると幸福になります。
・実践的に説明をします。
・今日の話の目的は、「三宝帰依の精神」の説明です。
・仏教では、三宝帰依が説かれています。
・帰依というのは、絶対の服従です。
・服従と言われると、この世的には、いちばん不自由で嫌な感じがします。
・しかし、悟った人間にとっては、三宝帰依の精神は喜びそのものになります。
・三宝帰依をすると、この世的な束縛から逃れることができ、霊的には自由になります。
・たとえば、
悟っている人間には、『正心法語』を読誦することが喜びです。
(なぜなら、『正心法語』を読誦することは、「光が入ること」であり、「自分のなすべきことがわかること」であり、一切の不安がなくなることだからです。)
悟っていない人間は、義務感で「菩提心の言葉・修行の誓い」を読誦します。
(修行の手段だからです。)