【「『戦争と平和』が聖書である」ことの発見】
・前回は「エロヒムは人類の創造主である」というお話をしました。
・さらに、
「トルストイはエロヒムより啓示を受けた預言者であり、「戦争と平和」は聖書である」
というのが私が発見した「人類の秘密」です。
・その根拠の一部は「まえがき」でお話をしましたが、ここでは「正法」の見分け方という視点でお話をしておきます。
・宗教の教えが正しい(「正法」である)ことを証明するためには、三つの証拠が求められます。
・その三つの証拠とは「文証」「理証」「現証」です。
「戦争と平和」は、次のような「文証」「理証」「現証」で、「正法」であることを証明しています。
・文証 - 言葉に書いた教えです。
(「戦争と平和」は教えが文字としてあらわれています。)
・理証 - 科学的に因果関係を含んだ法則を説明できることです。
(トルストイはエピローグで、自分の考え方が従来の歴史学や科学的分析よりすぐれていることをロジカルに解説しています。)
(また、本論では、「戦争と平和」に書かれている悟りの内容が「仏教の教え」やヘーゲルの「精神現象学」の内容と一致していることを説明しています。)
・現証 - 霊現象、奇跡を伴っているということです。
(「戦争と平和」に描かれている霊的体験は、私の霊的体験と一致していて真実のものであると断定できます。)
(トルストイが「戦争と平和」を書き始めたのは30代前半です。30代前半の人間が(神の御心について)これだけの内容を書けたこと自体も奇跡であり「正法」の証明になっていると思います。)
・つまり、「戦争と平和」で描かれているピエールの悟りの内容は、論理的にも経験からも、霊的にも正しいと確かめられるということです。