・「会員ページ」では、今週は、復習シリーズを公開していますので、シリーズSI「投資の天才への道」は、現在の実績と、今後の展望のみの紹介にします。
🙂 現在の投資実績
・現在の投資実績は以下のとおりです。
(個人情報ですので、実際の数字ではなく、100万円投資をしたときの割合で示しています。)
持ち株数 株価 持ち株数 残高 総計
はじめ(2018年) 1183円 822株 27,524円 1,000,000円
株価最低値(9月) 995円 851株 53,473円 900,467円
2019年はじめ 1398円 244株 882,080円 1,222,843円
3月1日 1172円 855株 86,161円 1,088,514円
3月20日 1169円 841株 105,725円 1,087,464円
はじめからのリターン 約8,7%
今年のリターン 約-11,0%
3月のリターン 約±0%
現状と先行きの見通し
・3月20日FRBの会合が行われ現状と先行きが少しわかりやすくなってきました。
・現状と先行きの見通しは以下の通りです。
① 世界経済は減速に入った
・日・中・欧はかなり厳しい経済の減速(場合によっては景気後退)期に入っています。
(景気減速というのは成長のスピードが落ちていること、景気後退というのはマイナス成長を意味します。)
② 各国中央銀行の金融緩和や財政政策を市場は織り込んだ
・景気回復のためにFRBもECBも金融緩和の方に向いています。
・しかし、市場はすでにその前提で動いています。
⓷ 米中貿易戦争は長期化
・米中貿易戦争は長期化します。
(個人的には、わかっていたことです。市場の織り込みはこれからです。)
④ 為替は円高
・全体のリスクオフムードとに米通商交渉(おそらく4月から)で為替は円高方向に向かうと思います。
⑤ 下落トレンド
・以上の理由から、全体的に、悪いニュースに反応しやすい相場になっていくと思います。
⑥ 3月の末から4月にかけての需給は上昇方向
・短期的に株価を決める大きな要因は需給です。
(需給とは、株を買いたいというニーズがあるか、売りたいというニーズがあるかということです。)
・3月は米の税金の還付があり、4月は新しい投資信託の設定や配当の権利の獲得などがあり株価が上昇しやすい時期ではあります。
⑦ 大型連休前に下落か
・以上の理由から、大型連休前に下落が予想されます。
・ただし、株価はいつも未来を先取りしますので、その前に下落することも考えられます。
現在市場で何が起きているのかの説明
・景気サイクルを説明すると以下のようになります。
(SI005「実体経済の株価の関係」でお話をした内容です。)
金融緩和 ⇒ 好景気 ⇒ 金融引き締め ⇒ 不況
・上のサイクルは、次のように言いかえることができます。
金融相場 ⇒ 業績相場 ⇒ (金融引き締め) ⇒ 金融不況 ⇒ 業績不況
年末からの相場
・今の相場が、通常と違うのは、年末に業績がよかった時点で、金融不況を予測して、株価が下がったことです。
・そこで、金融引き締めを行うべきFRBが、金融緩和の方向を打ち出しました。
・その結果、1月、2月に金融相場がきました。
今後の相場予想
・ふつうは金融緩和のあとは企業業績が上昇しますが、今回は、企業業績が落ちる前に金融緩和になっているので、企業業績が上がることは期待できません。
・したがって、金融相場のあとの業績相場は来ないと思います。
・よって、米経済はだらだら景気減速になることが予想されます。
・日・中・欧は景気減速が進み、景気後退に入っていくと考えるのが一番常識的と思われます。