4 フリーメーソンの真実の姿
・この節では、フリーメーソンの真実の姿を紹介します。
① フリーメーソンの三つの顔
・フリーメーソンというと日本では秘密結社のような話が多いですが、欧米ではどちらかというと慈善団体のようなイメージが強いと思います。
・どちらも事実だと思います。
・「まえがき」でも紹介をしましたが、フリーメーソンには三つの顔があります。
【慈善団体としてのフリーメーソン】
・一つ目は、慈善団体としての顔です。
・フリーメーソンは現在でも、世界に支部を持つ大きな団体です。
・その中心となっているのはアメリカで、アメリカだけでも数百万人の会員がいるとされています。
・病院や福祉施設に多額の寄付をし、会員が相互に親睦を深める慈善団体、相互扶助団体というのが表向きの顔です。
・近代からのフリーメーソンは、孤児、老人、未亡人などの社会弱者のための施設をつくるような慈善団体としての活動をしています。
・「戦争と平和」の主人公のピエールも、フリーメーソンに入った後に一番はじめにしたことは、農奴解放の運動であり、貧しい人々のために施設をつくることでした。
・ただし、これは近代のフリーメーソンの姿で、古代からフリーメ―ソンがあったとすると、慈善団体がフリーメーソンの本質でないことは明らかです。