第2章 絶対幸福への道
1 心の法則と絶対幸福への道
① 絶対幸福の世界
【絶対幸福に到る道はいろいろある】
【絶対幸福の境地とそのあとの使命】
【絶対幸福に到るまでの人生修行】
② 心の法則
【念いは実現する】
【神様がいるのに、なぜ、戦争が起きるのか】
【宇宙を貫く発展の法則】
③ 人生修行の形
【仏教の世界観】
【智慧を高める方法】
【「戦争と平和」に描かれている様々な対立】
2 トルストイの描いた絶対幸福への道
3 苦しみの底をぶち抜いた人々
霊的覚醒のためのページ
第2章 絶対幸福への道
1 心の法則と絶対幸福への道
① 絶対幸福の世界
【絶対幸福に到る道はいろいろある】
【絶対幸福の境地とそのあとの使命】
【絶対幸福に到るまでの人生修行】
② 心の法則
【念いは実現する】
【神様がいるのに、なぜ、戦争が起きるのか】
【宇宙を貫く発展の法則】
③ 人生修行の形
【仏教の世界観】
【智慧を高める方法】
【「戦争と平和」に描かれている様々な対立】
2 トルストイの描いた絶対幸福への道
3 苦しみの底をぶち抜いた人々
・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。
【「魔笛」と仏教の関係】
・今回は、閑話休題。
・ウソともほんとうともつかない、霊的な世界の話です。
・「『魔笛』の主人公のタミーノは聖徳太子である」という話があります。
・なぜかというと、そもそもタミーノは日本の王子です。
・そして、「魔笛」で描かれている内容は、聖徳太子の「未来記」と同じだという話があるのです。
(私は読んだことがありませんので確証はありません。)
・世の中では、これはあやしげな秘密の話のように語られていますが、フリーメーソンの秘法のもとにエロヒムの教えがあることを考えると、仏教をしっかりと学び、天上界との交流もされていた聖徳太子が、モーツアルト(あるいは「魔笛」の作者)と同じインスピレーションを受けていたとしても何の不思議もありません。
(ちなみに、現在のハリウッド映画の宇宙ものもあの世からインスピレーションをもらっていて、結構ほんとうの情報を提供していると思いますし、古代の中国やエジプトの小説を書いている方も、優秀な方はあの世からほんとうの情報を受け取っていると思います。)
・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。
【人生の目的は魂修行である】
・今回は、「魔笛」が意味しているものを考えます。
・「魔笛」のメインテーマは、もちろんラストの「タミーノとパミーナのオシリス=イシスの密儀参入」です。
・これは「人間が神と一体となること」を現しています。
・一般的には、「フリ―メ―ソンの秘儀を通過すると人間が神と一体となれる」と解釈されています。
・しかし、本論を通して私が言いたいことは、「『魔笛』は人生の真実の姿を伝えている」ということです。
・つまり、私は「タミーノがあった試練は『人生そのもの』を現わしている」と思っています。
・どういうことかというと、「人生の目的は魂修行であり、試練を乗り越えることにより『神と一体となる』ことができる」ということです。
・この考え方は「仏教理論」そのものです。
・また、こう考えると、ザラストロの支配する三つの神殿ー「叡知の神殿」「理性の神殿」「自然の神殿」が、ヘーゲルの説く心の発展段階ー「自己意識」「理性」「宗教」と一致していることも説明ができます。
・そして、「戦争と平和」では、主人公のピエールは、「戦争」という「火と水の試練」のなかをこの段階を踏んで「神と一体となる体験」をする姿が描かれているのです。
・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。
③ モーツアルトの「魔笛」で描かれている人生の真実
・モーツアルトの「魔笛」は、「フリーメーソンの最終目標が表現されている」ということで有名な歌劇です。
・そこで、ここでは「魔笛」を通して、フリーメーソンの秘密、人生の秘密に迫っていきたいと思います。
【「魔笛」のあらすじ】
・まず「魔笛」のあらすじを紹介します。
・「魔笛」は、邪悪な悪魔(実は神様が装っている)ザラストロにさらわれた「夜の女王」の娘パミーナを、王子タミーノが救出に向かうというところからスタートします。
(「パミーナはタミーノの修行のためにさらわれた」ということです。)
・タミーノには「魔法の笛」と「魔法の鈴」、案内兼守り神の三人の童子と一人のお供が与えられます。
・タミーノの向かう先には、ザラストロの支配する「叡知の神殿」「理性の神殿」「自然の神殿」という三つの神殿があります。
・タミーノはここで試練を受け、パミーナを助けます。
・最後に、タミーナとパミーナは、「魔法の笛」の力を借りることにより最も難しいとされる火と水の試練を切り抜けて「神々に等しいもの」としてオシリス―イシス密儀参入を許されます。
【「人類の至宝」を伝える人々】
・霊的レベルの第三段階は、仏教で言う菩薩のレベルです。
・言うなればプロのレベルです。
・阿羅漢のレベルでは、専門領域で鋭い直感が働くことはあるけれど安定性がありません。
・あるいは知識的な判断の方が優先してしまうレベルです。
・安定的にあるいは、自分の意識で自由にインスピレーションを降ろせるようになれば仏教で言う菩薩レベルになると思います。
(ただし、菩薩のほんとうの判定基準は「実際に人を救済したかどうか」ということです。)
・さらにこの上のランクがあります。
・仏教で言う如来のレベルです。
(キリスト教では大天使とか、預言者と言われる人々です。)
・ある説では、ヘーゲルもトルストイもこのレベルの方だと考えられています。
・フリーメーソンで伝えられている真理はこのレベルの人々を中心に伝えられているのだと思います。
・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。
【あの世と交流できる人びと】
・前回、フリーメーソンの位階制度と仏教の修行の発展段階のお話をしました。
・どちらとも最上位に位置するのは霊的な段階です。
・今回は、この霊的な段階のお話をします。
・霊的な段階というとあの世と交流できるということです。
・あの世との交流には様々な段階があります。
・第一段階は、すべての人です。
・人間はだれでも霊的な能力を持っています。
・「なんとなく感じる」ということは誰にでもあると思います。
・第2段階は、仏教で言う阿羅漢のレベルです。
・守護霊と交流できるレベルです。
(守護霊は自分の魂の兄弟ですので、「心のなかで対話ができる」という感じかもしれません。)
・ただし、守護霊が優秀であれば、このレベルで世の中のリーダーになれると思います。
・この世で優秀なリーダー、卓越した成果を出している人間は(本人が意識しているかどうかは別として)100%あの世との交流ができる人です。
・優秀な人間は、専門領域での直感が働きます。
・瞬間に判断できます。
・このインスピレーションはあの世からくるものです。
・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。
② フリーメーソンの位階制度と仏教の修行の発展段階
・「プロローグ」で、「フリーメーソンの位階制度と仏教やヘーゲルの説く心の発展段階には共通点がある」というお話をしました。
・この節では、これを詳しく紹介します。
【フリーメーソンの位階制度と仏教の心の発展段階】
・フリーメーソンには位階制度があります。
・基本形は、次の通りです。
徒弟 ⇒ 入会するとまず「徒弟」になります。入会条件は信じることと、服従です。
職人 ⇒ ある程度の知識を身に着けると「職人」に昇格します。
親方 ⇒ 親方は、ロッジ(支部のようなもの)の運営の最高責任者で選挙によって選ばれます。
上位階 ⇒ 上位階は表向きには名誉位階の形をとっていますが、ここが秘密の部分で霊的な組織だと考えられます。
・フリーメーソンの上位階は仏教の修行の発展段階と同じような内容です。
・仏教の修行の発展段階を紹介します。
・仏教では、修行の発展段階として次のようなものがあります。
声聞 ⇒ 入信したものは「声聞」の段階に入ります。入信の条件はと三宝帰依(信仰と服従)です。
縁覚 ⇒ 部分的な悟りを得た段階です。
阿羅漢 ⇒ 心の透明感が出てきて天上界と交流できる段階ですが、この世的な面が強く残っている段階でもあります。
菩薩 ⇒ 霊的に目覚めた状態が安定的に持続できる段階です。
・プロローグでお話をした通り「仏教もフリーメーソンの秘法もエロヒムの教えから出てきている」というのが私の考えです。
・この記事は、シリーズDHS「奇跡物語」の記事です。
【秘法を伝える使命を持つフリーメーソン】
・フリーメーソンの三つ目の顔は、「人類創造以来の秘法を伝える秘密結社」としての顔です。
・結論を言えば、私は「これがフリーメーソンの本質だ」と思っています。
・ただし、フリーメーソンが伝えているのはほんとうは秘法ではなく、シンプルな真理です。
・真理を理解できる人間は多くはありません。
・理解できる人間から理解できる人間へと真理を伝えていくのがフリーメーソンの使命だと考えられます。
・その真理は聖書にもあらわされていますし、仏典にも、プラトンやヘーゲルの哲学にもあらわされている真理だと思います。
(ただし、真理を文字だけでは完全な形であらわすことは不可能です。)
・前回「人類の遺産を遺している偉人がフリーメーソンに深く関係をしていた」というお話をしました。
・つまり偉人たちの遺した人類の遺産は「フリーメ―ソンの伝える真理」の一部であると思われます。
・この記事は、シリーズGE「成功する天才君(応用編)」の記事です。
・今回のテーマは「リズムをつくる」です。
・学者でも、芸術家でも「若き天才が不遇の晩年をむかえる」というイメージは結構あります。
・その原因は、かんたんに言えば努力の不足です。
・「縁起の理法」は正確に働きますので「努力をしている人間が成功できない」ということはありません。
(そのように見える人がいれば、努力の内容が悪いだけです。)
・勉強においても「頭がよさそうに見える人間の成績がよくない」ということはよくあります。
・その原因は、だれが見ても努力不足です。
・それでは努力を続けるにはどうすればよいのでしょうか。
・結論を先に言いますと「リズムをつくる」ことです。
・世の中には「収穫逓減の法則」という法則があります。
・「収穫逓減の法則」とは、「同じことを続けていると成果がでにくくなる」という法則です。
・したがって、成果をあげようとすれば、違うことをやった方が効果があがります。
・具体例で紹介をします。
・受験勉強をするときであれば、社会のように「記憶が大切な学科」と数学のように「考えるのが大切な学科」を交互にやっていれば飽きがきません。
・勉強のできない子供は、「勉強をする学科数が少ないほど一つの学科の勉強時間が増えて勉強ができるようになる」と思っていると思いますが、それは勘違いです。
・いろいろな勉強をしていた方が、いろいろな能力が伸びて、最終的には頭はよくなるのです。
① やるべきことの一覧をつくり分類する
分類の種類の例
・蓄積と放出
(読む、聞く、見る、考える、書く、話す、想像する)
・仕事の種類の分類
(個人の仕事と他人と協力をしてする仕事)
(理系的論理的分析的仕事と文系的感性的統合的仕事)
・時間の分類(短期、長期、朝、昼、夜)
・空間の分類(仕事をする場所や仕事のスタイル)
② 仕事の習慣化を考える
・「リズムができるような計画を立てる」ということです。
・この記事は、シリーズMS「奇跡物語」の記事です。
【秘密結社(政治団体)としてのフリーメーソン】
・フリーメーソンの二つ目の顔は、「秘密結社(政治団体)」としての顔です。
・フリーメーソンは、アメリカ社会においては秘密結社ではなく、表舞台でも中心的な役割を持つ政治団体であったと考えられます。
・そもそもアメリカの独立戦争の基盤となったのがフリーメーソンであり、自由の女神にはフリーメーソンのシンボルマークが刻まれています。
・ジョージワシントンやベンジャミン・フランクリンはフリーメーソンの会員であることで有名です。
・1940年代のアメリカでも、州知事の半数以上はフリーメーソンの会員だったようです。
・ダン・ブラウンの「ロスト・シンボル」では、現在でもアメリカの中枢部にいる人はフリーメーソンの会員であるとされていますが、その可能性は高いような気がします。
・近代のヨーロッパにおいても、ヘーゲル、トルストイ、ニュートン、ジョン・ロック、ゲーテ、スウェーデンボルグ、シェイクスピア―、モーツアルトなど人類の遺産を遺した人間がフリーメーソンと深い関係を持っています。
・これらの事実は、フリーメーソンが神の世界計画と深い関係をっていることの証左ではないかと思います。
・なお、あやしげなことをする秘密結社のイメージは、神の世界計画を邪魔する魔の活動からでてきたものであると思われます。
(話がややこしくなるので、本論では深入りを避けます。)