SEB09 『永遠の仏陀』第3章 精進の力③〇

🙂 精進の力をつける

・この記事は、シリーズSEB「『永遠の仏陀』講座」の記事です。

・シリーズSEBでは、『永遠の仏陀』の深読にチャレンジします。
・今回は、前回に引き続いて、第3章「不滅の力」の「精進の力」ついて学んでいます。

三つの要点

・前回、「精進の力」を身につけるための三つの要点を紹介しました。
・再掲します。

① 命をかける
・仏は、「精進は命をかけて行うもの」と説かれています。
・これを、現実の問題として考えられるかどうかがポイントです。

② 当たり前のことをやる
・「命をかける」というのは、私たちにとっては非常に厳しい教えですが、仏にとっては「当たり前のことを当たり前にする」という教えでもあります。

③ 心の弱さと徹底的に戦う
・「命をかける」のが、厳しく感じられるのは、己の心の弱さのせいです。
・心の弱さと戦うのが、仏弟子の使命です。

・今回は、二番目の「当たり前のことをやる」ということを深く考えていきたいと思います。

 🙂 当たり前のことをやる

・仏は、「『命をかける』という生き方」を説かれています。

・しかし、「命をかける」と言っても、別に「物理的な肉体の命を捨てるような生き方をしなさい」ということではありません。
・「この世的な名誉欲や財欲などの欲を捨てなさい」と言っているだけです。

・つまり、「真理の実践を優先しなさい」と言っているだけで、仏弟子にとっては「当たり前のことを当たり前にしなさい」という教えでもあります。

・しかし、この「真理の実践を優先する」ということは、現実論としてははなはだ難しい教えになります。
(「ウソをついてはいけません」とか、「人にやさしくしなさい」という教えは幼稚園の子供でも分かる教えですが、実践するのは難しいです。)

・なぜ、実践が難しいかというと、私たち人間は「弱い存在」だからです。

・心の弱さとの戦いの話は、次回にします。

当たり前の真理を実践するヒント

・今回は、「当たり前の真理を実践する」ためのヒントを三つ紹介しておきます。

① 時間の細分化

・一つは、時間の細分化です。

・どんなつらいことでも、時間が短ければがまんができます。
・人間だれしも、一日ぐらいなら「がんばろう」と思えば、がんばることができます。

・勉強でも、仕事でも、「できる人間」は、この「がんばろう」という思いを持続させることができる人間です。
この思いの差が大きな差になって現れるです。

「できる人間」 ⇒ 「今日一日がんばろう」という考え方をする
「できない人間」⇒ 「今日一日ぐらい遊んでも何とかなるだろう」という考え方をする

・まず、「思う」ことです。
・そして、それを毎日続けることです。

② 習慣化

・大変なこと、難しいことを毎日やり続けることができるようになる最良の方法は、習慣化です。
・何でも習慣化すると楽にできるようになります。

「できる人間」 ⇒ 「努力の習慣化」
「できない人間」⇒ 「怠けることの習慣化」

③ テーマの細分化

・だれでも、「いつも、真理を実践しよう」と思えば、パンクします。
・完全主義は敗北をします。
・「成功の法則」の一つは、「集中の法則」です。
・集中すれば、多くのことは成功します。

・自分でテーマを明確にして、真理の実践の意識づけをするとよいと思います。

「できる人間」 ⇒ 「集中の法則」を実践する
「できない人間」⇒ 完全主義になって、あれもこれもやろうとして、何もできない

私の実践

・現実には、私も、それほど理想的な毎日をおくっているわけではありません。
・毎日、「これでいいのだろうか」という生活の仕方しかできていません。
・「命をかける」という理想と、「体力・気力」の現実との戦いが毎日続いています。

・それに対する、今の私の考え方は、以下の通りです。

① すべては経験と考える
・理想通りいかなかった部分に関しては、「人間の弱さ」を知るモデルとして、研究材料にしています。

・そこから教訓なり、智慧が生まれれば、「無駄ではない」と考えています。

② 結果は、現実として受け入れる
縁起の理法は正確に働きます。
・現実は、自分の実力として受け入れるしかありません。
(家族の不幸も、これで、比較的冷静に受け止めています。)

③ 志と感謝の心
・理想通りにはなりませんが、「すべてをいただいていることへの感謝」と「できるだけのことはしよういう決意」の心はかかさないようにしています。

④ 最低限のことはする
・最低、祈りの時間を持つことと、この「智慧のマーケット」の記事を書くことだけはしています。

 

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