SEB07 『永遠の仏陀』第3章 精進の力①〇

 [精進の力]

・今回は、第3章「不滅の力」について学んでいます。

今回の要点と結論

・第3章の不滅の力で、最初に出てくる論点は、「努力精進」の話です。精進の力は、仏教の根本です。今回の要点は、次の三つです。

① 苦しいときに光を与えてくる言葉
・「人生は苦」です。
・「苦しみ」を突破するには「努力精進の力」が必要です。
・主のお言葉は、「苦しみ」のなかにあるときに、「光」を与えてくれます。

② 宇宙を貫く理法と魂の生地
・「縁起の理法」は、宇宙を貫く理法です。
魂の生地が純粋であれば、「精進の教え」に魂が反応します。

③ 努力精進のよろこび
・努力精進の心が長続きさせるためには、「努力即幸福」の境地を目指すことです。

 〇 精進の力

主の光の言葉

・苦しいときに光を与えてくれる主のお言葉を紹介します。『永遠の仏陀』では、次のように説かれています。

諸々の比丘、比丘尼たちよ
私は、あまりにも多くのことを、
おまえたちに期待しているかもしれぬ。
おまえたちは、その期待の重さに、
胸つぶれる思いがしているかもしれぬ。
また、無限の努力・精進を重ねてゆかねばならぬことに、
さて、一体、どこまでこの意志を貫くことができるかと、
いぶかっているかもしれぬ。

されど、私はおまえたちに言おう。
おまえたちの本来の力は、
かくのごとき弱いものではないということを。
おまえたちは、偉大な偉大な力をもっているのだ。(P108)

おまえたちには、不滅の力が与えられている。
その不滅の力は、
第一は、おまえたちが仏の子であるという事実に起因し、
第二は、過去幾十転生、幾百転生、幾千、幾万転生を、仏の弟子として生き、
学んできたという事実に起因するのだ。(p153)

 

[宇宙を貫く法と魂の生地]

・「縁起の理法」は、宇宙を貫く根本法則です。仏教の根本的な教えの一つです。人間は、努力をしたら努力をした分だけ幸福になれます。

・私たちは、「仏の子」ですから、私たちの魂は、この法則を知っています。私たちは「精進の教え」に対して、心の奥底で魂をふるわせる部分があります。魂の生地が純粋な人は、努力精進の教えが好きです。『凡事徹底』の教えに反応します。「真実の下に、ただひたすら歩め」という教えに、魂をふるわせます。
・「努力精進の教え」に魂をふるわせる人間は、過去世で修行をしてきた人間です。不滅の力が宿っています。この世的な価値観に流されずに、真理を学び、実践し続ければ、不滅の力が出てくるはずです。

〇 「努力精進のよろこび」を手に入れるために

・魂の生地が純粋な人は、「努力精進」を喜びと感じるようになります。逆に言えば、努力が苦痛なのは、魂が汚れているからです。したがって、怠け心がある人は反省が必要です。しかし、怠け心がある人は反省ができません。これが、心に地獄ができる理由です。
(あるいは、あの世で地獄に堕ちる理由です。)
・霊的な自己が50%を超えると、光の循環、善の循環が始まります。逆に、肉体的な自己が50%を超えると、闇の循環、悪の循環が始まります。

今回の結論

・苦しいときにこそ、がんばって、霊的な自己が50%を超えるように努力精進すべきです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です